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「いい写真は誰でも撮れる」に参加した。

いい写真は誰でも撮れる。
6月の終わりの晴れた日、写真家の幡野広志さんのワークショップに参加した。気がつけば1ヶ月経とうとしてる。あっという間だった。参加した後すぐ書こう書こうと思っていたのに結局、今に至る。書くのをやめようとも思ったけど、大事な体験をしたからやっぱり振り返って書くことにした。

このワークショップはいい写真を撮るために大切なことを、たった1日もかからないで教わることができる。そして写真をどんどん撮りたくなる。
圧倒的にこれまでよりカメラを持ち歩いて、写真をたくさん撮っている。


写真を撮る楽しさと、カメラを構えた時の少しの恥ずかしさと、今目の前にあることをちゃんと味わうこと。忙しくて楽しい。
あと、写真を撮ることはそうなのだけど
「現像」が奥が深すぎて困っている。
1ヶ月経った今のもどかしい悩みだ。


いつも持ってるモノを持ち歩いて撮るといいらしい。

写真を撮る上で大切なことを、ワークショップで教わることができたから、自然と撮りたいものや撮った写真を見せたい人が浮かんでくる。マナーを守っていい写真をたくさん撮りたい。いい写真は、きっといいコミュニケーションの連鎖を生むと思う。

僕は美容師をしている。髪を切っている。
伸びたぶんを切り取って新しいカタチをお客様の頭に残している。
写真も「切り取って」「残す」という部分においては似ていると思った。写真は僕の生業と相性が良くてなんだか嬉しい。

写真をはじめたい人にこのワークショップを心からおすすめする。

僕は熟読はしないまでも説明書をさらっと読むタイプだと思う。
何かを始める時、「適切な始め方」があるのなら知りたいし、「もっといい写真を」と思った時に頼りになるのは正しい知識や情報源から体得した基本だと思う。これは美容師という職業続けてきて経験済みなことなのでほぼ確実に間違いない。
たぶん。

幡野さんは、
いい写真を撮りたいと思った人に、
キャリアと人生そのものから抽出された、知識と経験を良い塩梅に伝えてくれる。
膨大な知識や経験のうちほんの一部かもしれないけど、入り口を丁寧に案内してくれる人だと思った。


レディとトランプを思いだした。

会場の代々木上原のand recipeの空間が、ワークショップ全体の空気をさらに良くしていたと思った。秘密基地みたいなところだった。
小池さんの野菜を刻む包丁の音が幡野さんの口調とあいまってなんとも小気味いいBGMになっていた。
そういえば、最前列に座っていたから、実はきざまれる玉ねぎに涙腺をやられていた。涙を堪えながら真剣に話を聞いていた。それもいい思い出になった。

外に写真を撮りに行ってる間に、その玉ねぎはお昼ごはんのカレーになっていた。ほっとする、とても美味しいカレーだった。


あの日家に帰って、
撮った写真を見せながら1日の出来事を妻に話したら「楽しかったみたいで良かったね」と喜んでいて、それも嬉しかった。

妻にも写真を撮ってみてほしくなった。

人気すぎて2回目は少し気がひけるけど、また参加したい。


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