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今日の"結" 2024年5月8日(水)

本日は、TEN-SHIPアソシエーション代表理事の戸所さんと理事の左京さんをゲストに迎え「ささはたのまちで縁をつなぐ、TEN-SHIPアソシエーションが目指す地域共生のまちづくり」と題して、結・しぶや講座&交流会#5を開催しました。

戸所さんは、渋谷区の地域包括支援センター勤務を経て、2015年に笹塚・幡ヶ谷の近隣住民のみなさんとともにコミュニティカフェ「ささはたカフェ」をスタート、その後「認知症カフェ運営支援」や「ささはたまちのお手伝いマネージャー事業」など地域の縁をつなぐ活動を多岐にわたって取り組まれ、2024年2月には「笹塚十号のいえ」を新たにオープンするなど精力的な活動を展開していらっしゃいます。

福祉はこれまで、対象者を明確にして対象者にむけた支援をしてきました。しかし、「行政の様々なサービスがある中で網の目からもれてしまう、例えば8050問題など高齢者とひきこもりなど複合的な課題を抱える世帯に対して、相談に来ないと気づかない、対応できないのではなく、こちらから訪問をして困っていることがないか話を聴き寄り添う。もう一人の家族としての信頼関係を築くことで、課題解決の糸口を探すことが大事」と戸所さんは話されます。

草刈りや電球の交換、エアコンの掃除など頼みやすお困りごとを福祉の専門家がお手伝いすることで課題がみつかり、困っている人との関係を築く仕組み「まちのお手伝いマネージャー事業」では、最初から全部をお手伝いするのではなく「20cm」から始めるそうです。テーブルの上の整理も引き出しの掃除も20cmから。お手伝いが必要な人の中には支援を快くうけいれることが難しい人もいます。適度な距離感をたもちながら無理に踏み込まないけど、諦めないで少しずつお手伝いを続け、距離を縮めながら信頼を得ていく、そんなお話を伺いました。

右の扉、左の扉、右の引き出し、左の引き出しの順に
毎回少しづつ棚の掃除のお手伝いの訪問をされたそうです

本日の講座の戸所さんのお話は、後日、結・しぶやのnoteでレポートをご報告いたします。そちらもぜひご覧ください。

[コミュニティマネージャー 西野(認定NPO法人サービスグラント)]