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聖フランシスコの平和の祈り

大学がキリスト教系(プロテスタント)の学校だったので、チャペルがあり、聖歌隊がありました。

私は歌が好きでしたが、仲のよい友達が一人も聖歌隊には入らなかったので、私も入りませんでした。
それに我が大学の聖歌隊には、あまり興味を感じませんでした。
知らない歌ばかり歌うので。

でも、その中でひとつだけ気に入った歌がありました。
「聖フランシスコの平和の祈り」という歌です。
カトリック信者の髙田三郎が作曲したものだと聞きました。
歌詞はアシジの聖フランシスコが作った祈りと言われているものです。
さまざまなバージョンがありますが、大筋はどの歌詞も同じ内容です。
下にYouTubeを貼り付けました。

この歌は本当に美しく、素晴らしいものだと思います。
カトリック教会の中でどれくらい評価されているものかは知りませんが、私は好きです。
学生時代、聖歌隊のみんなが歌うのを何度も聴きました。
それで大好きになりました。
お暇な方はぜひ一度聴いていってください。
きれいなアカペラです(この歌はアカペラで歌うようになっています)。

聖フランシスコの祈りのような人生は、誰でもは歩めないものです。
神よ、私をあなたの平和の道具としてお使いください、という生き方です。
憎しみのあるところに愛を、絶望のあるところに希望を、悲しみのあるところに喜びをもたらすものとしてください、という生き方です。
私には無理です。
でも、ほんの少しでもできたらいいなと思うこともあります。

イエス様は私たちにそんな風に生きるよう招いておられます。
無茶というものです。
無茶だけど、励めとおっしゃっています。
イエス様の掟はたったひとつだけ。
「互いに愛し合いなさい」

私は人を愛さず、私の中に愛はなく、憎しみや苦しみのことばかり考えています。
人を嫌い、人を妬み、人を陥れようとします。
そんな私のために主イエス様は十字架の死と復活を成し遂げてくださいました。
それを信じると言う限り、私は主の道具にならねばなりません。

頭でっかちな形だけの信仰は、何の役にも立ちません。
アシジの聖フランシスコのびっくりするような信仰にあやかり、私も自分にできる一歩から始めたいと感じるこの頃です。