5月の全短歌③あーぷん

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信号がもうすぐ青に変わるからそれまでわたし夕陽に染まる

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プログラムされた心が誤作動を呼んでる君の太陽フレア

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心には心以外のものがいて、ここはわたし、と場所取りテープが

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ほんとうのふるさとからの便りだろう風の香りに母の面影

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あーぷんはあーぷんとしか言わなくてなのにぜんぶをわかってくれる

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境目を超えてないから入ってと37.4℃の嘘を

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朝日より先に起きてる三歳がわれの背中で布団となりて

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夕方のラッシュアワーが吐き出したほとんど化石の雲が流る

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ママ譲り長いまつ毛が揺れているパパと言うとき破裂するから

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ぼくたちの憲法一条定めます「死ぬときまでは死んではいけない」

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