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『職場がうまくいかないときの心理学100』座談会④
本記事は、2024年2月に開催した著者による座談会の文字起こしです。
前回:座談会③ (初回:座談会①)
最近の研究上の興味・関心――ここからは本書に載っていないこととして、本書に関連して先生方が最近お考えになっていることなども伺えればと思います。
渡辺 本が出てから読者から言われたことが2つあります。
1つ目は、「私が職場で一番困っていることは、定時が過ぎて、上司から『もう帰っていいよ~』
『職場がうまくいかないときの心理学100』座談会③
本記事は、2024年に開催した著者による座談会の文字起こしです。
前回:座談会② (初回:座談会①)
執筆で心がけたこと――執筆時の思い出なども伺えればと思います。
渡辺 私は1つのトピックの分量が多くなってしまって、編集部からスリム化を何度も頼まれたのが印象に残っています(笑)。本ですから文字数が決まってるというなかで、わかりやすく、皆さんにご興味を持っていただけるようなことを伝えるというこ
『職場がうまくいかないときの心理学100』座談会②
本記事は、2024年に開催した著者による座談会の文字起こしです。
前回:座談会①
本書の「使い方」――本書冒頭のワークシートも目を引きますね。
芦高 経緯としては、100項目が出揃ってから、このワークシートを思いつきました。たくさんの素晴らしい内容が揃っていたので、もう読めば読むほど、頭からところてんのように抜けていくような感じで、このまま読んでいたら多分何も残らないのだろう、読み終わってもど
『職場がうまくいかないときの心理学100』座談会①
2023年12月発売の『職場がうまくいかないときの心理学100』の刊行を記念して、著者による座談会を開催しました(収録は2024年2月)。
「○○学」といった教科書の出版社というイメージを持たれる有斐閣が、そういった枠から抜け出して、もっと現場の人々に届けよう、現場に寄り添う学問の姿を示そうという思いから始動したのが本企画。
そうした「変わり種」企画を編集部から提案された当初の思い出や、完成に
電気通信普及財団賞(テレコム人文学・社会科学賞)受賞記念:『「政治の話」とデモクラシー――規範的効果の実証分析』著者インタビュー
人々の間で日々行われる「政治の話」は、人々の政治態度や政治行動にどのような影響を与え、またそれは民主主義を機能させるうえでいかなる効果を持つのか。これらの問いを、世論調査データを用いた統計分析や、サーベイ実験によって明らかにした『「政治の話」とデモクラシー――規範的効果の実証分析』が、第39回電気通信普及財団賞(テレコム人文学・社会科学賞)を受賞しました。主権者教育や民主主義のあり方に関して1つの
もっとみる『アートプレイスとパブリック・リレーションズ』学会賞ダブル受賞記念インタビュー
こんにちは、有斐閣書籍編集第二部です。
『アートプレイスとパブリック・リレーションズ――芸術支援から何を得るのか』により、著者の川北眞紀子先生、薗部靖史先生が、第18回(2023年度)日本広報学会賞(優秀研究奨励賞)と2023年日本広告学会賞(学術著書部門学会賞)を受賞しました。
今回はこれを記念して著者へのインタビューの模様をお届けします。
受賞を振り返って———『アートプレイスとパブリ
『記憶を語る,歴史を書く』刊行記念:「オーラルヒストリーの入口で」①
本連載は、2023年4月26日にジュンク堂書店池袋本店の主催で行なわれた、著者による刊行イベント「オーラルヒストリーの入口で」の内容を元に構成し、加筆しています(聞き手は編集部・四竈佑介)。抜粋版は有斐閣のPR誌『書斎の窓』でもご覧いただけます。
執筆の動機四竈 三月に『記憶を語る、歴史を書く』が刊行されました。執筆された動機から聞かせてください。
朴沙羅 そもそもは、オーラルヒストリーの方法