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#160 効率的に一直線も大事だけど、遠回りをした先に綺麗な風景があったりする。

最近本が読めなくなってきた。
本を開くと、得たい情報のほかに歴史的背景や豆知識などの直接関係ない情報がたくさん出てくるからだ。

なんだかそういった一見遠回りに思える情報を読むことが苦痛になってきたのだ。
昔はそんなことなかった。無駄に思えても、関係なくても読んでやろうという熱意を持てた。

今は効率化の時代だ。
検索すれば無駄を省いた情報が1発で手に入るし、最新で流行りの音楽は勝手におすすめしてくれる。しかも自分のお気に入りも把握している。

だからかわからないが、反対に無駄な知識を極端に避けてしまってる。
でも面白さや、ワクワクは遠回りした先にこそあるのだ。

遠回りした先に綺麗な絶景がある

旅をしていても、おすすめしてくれる場所ではなくて、思いがけず入ったレストランが美味しかったりすることがある。

こういう時っていいしれぬ喜びを感じるだろう。
自分だけしか知らない秘密基地を見つけた気持ちになる。

食べログでおすすめしてくれた店は間違いは少ないだろう。
でもそれは最初から想定していたことだ。
美味しいかも知れないが、それ以上の驚きはない。

予定調和からは、ワクワクは生まれない。

ただ失敗しないようにという不安が生まれる。

効率的に進むのをやめて、立ち止まったり、遠回りすること

効率化は大事だ。
効率を考えることで目標地点に早く、少ない労力で行ける。
結果を出すためには効率化が大事だ。

でもそれはそれとして、自分の直感を大事にして遠回りすることも大事だと思う。

効率化したルートは、みんながたどる道だ。みんなが効率化を求めているのだから、みんな同じ道を結果的に歩むことになるだろう。
でもそれだと、面白みがない。面白みがないことを人は続けられるのだろうか。

ワクワクする道、遠回りした道は、自分だけのルートだ。もしかしたら、自分にしか知らない絶景が広がっていたり、ひっそりと咲く綺麗な花に出会えるかも知れない。

ワクワクや感動は、何かを生み出すための原動力になる。

だからこそ、無駄を積極的にとりにいこう。効率化と同じくらいに、遠回りもしよう。

本を読むことは最大の無駄であり、最大の喜びなのだ。

立ち止まる勇気を、遠回りする勇気を。

効率化の時代だからこそ大切にしたい。

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