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①豊かな住まいの間取りのヒント(PART1)

 家づくりのポイントがたくさんあるなかで、間取りのヒントとしてポイントをご紹介していきます。今回はそのPART1。わたしが住宅設計を始めた最初の頃から意識している、また満足度の高いポイントをまず3つご紹介します。

①:回遊性(くるくる、まわれるところを計画する)

 平面図のなかにどこかグルリと回れる部分をつくることで、合理的、機能的な効果だけでなく、生活の豊かさや、子供やペットが走り回れる楽しさもそこにはあるような気がします。例えば、洗面脱衣所がキッチンからも、廊下からも入口があることで奥様の家事動線が良くなったり、風通しもよかったりします。部屋でなくてもリビングとダイニングの間に柱があっても、この柱の周りを子供やペットがこのまわりをくるくる走ったりして回遊性を生み出します。一見邪魔な柱(構造上抜けなかったりすることもあります)が生活の拠り所となたり、子供の成長の記録する大黒柱になったりしますよね。

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②:見渡せる部分をつくる

 これは特に小さな住宅において(もちろん大きな住宅でも)効果的な方法です。細切れの部屋がつながるだけではどこか息苦しく、生活としての豊かさが欠けるような気がします。リビングやダイニング、リビングにつながる畳のお部屋など、どこかに見渡せる計画をすることでより広く感じさせることができます。また家族がどこにいてもなんとなくつながるような生活にもつながります。引き戸などで仕切れるようにしておくと、例えばリビング横に計画された和室は、普段は子供の遊び場やちょっと横になるスペースとして、来客時には引き戸で仕切って客間になったり多用途に部屋を使えておまけに広がりも感じれます。

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 写真はリビングからダイニングを廊下を通して見通す。その向こうに和室の扉がありさらに見通せます。このように見通せることで奥行きを感じさせ、広がりを感じます。そこに窓からの景色をうまく計画することもできます(これは別の機会にポイントして紹介します)。

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 対角で広がりを感じさせることも見渡せる計画であり、広がりを感じさせます。

③:外とのつながり

 日々の暮らしの中で自然の美しさや快適さを感じ、生活が自然の豊かさとともにあることが 理想です。自然を感じられる家にするためには庭の存在が欠かせません。「家庭」という言葉が家と庭でできており、その2つは人の生活にとって重要な関係です。これからはますますおうち時間をより豊かに過ごすことが見直されてきます。

下の写真のようにカーテンをできるだけ使わず、外部からの目線も注意しながら家づくりすることも大切です、住宅をはじめとする建築は敷地環境を十分理解することからはじめましょう。


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        自然と一体感のある窓と外部空間計画

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 プラン(間取り)は敷地条件や環境、またコンセプトや生活スタイルなどにより様々です、今回の3つのポイントやこれから紹介する予定のポイントやヒントは全て盛り込む必要があるわけでは無いです。トレードオフも時には必要です、参考にして頂けると幸いです。きっと豊かな生活を実現できます。

↓「豊かな住まいの間取りのヒント(PART2)では光と開口のポイントについてお伝えしています。家づくりにおいて非常に需要なポイントです↓


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出来次第お送りいたします、また役立つ情報を発信していきますので楽しみにしてくださいね。

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