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【読了】5冊目のオースター

毎朝、少しづつ読み進めていた5冊目のオースターを、もう最後まで読んでしまおうという気持ちになり、夜に 一気に。

帯にある通り、今までになくハートフルな内容だなぁと感じいりながら読んでいたからか、自分の事もふと顧みてしまう。

奇跡と幸福が詰まっている1冊

これは疎遠になっていた血縁者と、偶然にも再会するところから、するすると呼ばれるように、1人また1人と縁のある者達へとつながっていく物語。

ところどころに、スペイン語やフランス語が散りばめられているところは、他の作品にもあるけれど、目次になっているのは初めてかな?

「逆襲」の前まで読み終わった感想を、おやつに合わせてみたり。

大人ビターでココナッツの香りが甘いクリスピーブラウニー カフェモカ

ミルクに合うこの味は、子供には嘘をついてはいけない、という ちょっとした戒め?のように笑。あくまでも自己解釈だけど。

私自身は、家族は近くにいて兄弟とも交流がある。驚かれる事も多いけど、仲の良い後輩も、割とそんな感じだから、良かった。

在宅で父の介護をしていた時には、兄弟がいて良かったと思う事は、本当に多々あったし。

母と私では、力の入らない男性1人を動かすなんて、到底できない。近くに兄弟が住んでいてくれて、助けてもらわないと、ままならなかった日は思い出せないくらい。

2月の終わり頃には、父が急に動けなくなり、弟や甥に手を貸してもらったものの、ずっと付き添ってくれる訳では、もちろん無く。

だんだんと熱が出て来て、余計に身体が動かない。ベッドに上げるにも、母と2人がかりで1時間はかかっただろうか。

実は2月初めの検診で、今度肺に何かあったら、すぐに救急車を呼んで、と医者に言われていたのだと聞く。

先に言ってよ。じゃあ、もう呼ぼうよ。...こういう時の母は、急に優柔不断になる。弟に相談してから、って同じ事だと思うけど?...ほら、やっぱり同じ事を言われたじゃない。

土日の出来事だった為、月曜日にいつも検診に行っている先生に相談する、となり。幸い往診してもらい、即入院。肺炎を起こしていたそうだ。

元からほぼ歩けない状態から、更に歩く、より立つのも困難になってしまったから、在宅での介護はもう、難しい。

ケアプランナーさんにも相談しつつ、兄が職員をしている施設へと入所を進める。こちらとしては、すぐにでもと希望。でも、病院は大丈夫、が施設側の判断が慎重になり、結局 2週間弱入院した後となった。

送迎の為には介護タクシーが必要だったところが、兄が休みを取って対応してくれたので、これは本当にありがたいと感じた。もちろん、普段から慣れているだけある、ので助かった事はこれだけではないのだけど。

入院費も最初は個室しか空いていなくて、その後 大部屋に移っていたと聞いた。説明ないんだね、と金額は全然違うから、いいけど。と、言っても退院時は結構な額だった💦

私も手伝ってはいたものの特に母は、週3回リハビリに行っている間以外は、世話に追われていたから、入所後の手続きやら、何やらが落ち着くまで、溜まっていた疲れが一気に出ている様子が、約1か月を過ぎて落ち着いて来たみたい。

こんな経験からか、介護について漫画化されたものが目について、つい見てしまう。その状況は本当に人、それぞれに大変なんだよね。と、実感もあったり。

だからという訳でなないけれど、実の親御さんに家をプレゼントしたのか、固定資産税にびっくり!とか、いちいち病いと向き合いながらとか、自分への言い訳をしているような、有名な人のニュースには正直、ムカつく。

アンタだけが、可哀想じゃないんだよ?世の中は。私がそういう「自分」アピールの輩が嫌いだって理解できない?

と、いけない いけない。つい私情を込め過ぎてしまった。読了した本の影響を受け過ぎたかな。

ちょいイラ💢には、花を愛でるといいね

この本につい、入れ込んでしまったのは、登場人物にハンドメイドアクセサリーの作家が出て来たからというのもあり。アクセサリーを制作して沢山で無くても置いてくれる店があるなんて理想的だよなぁ。なんて。

ハンドメイドのイベントへの出店も考えよう、とそんな時に限ってこんな風に、家族の事でバタバタする、が続いてしまい、どうしよう..と考え過ぎてしまった。

何かこじんまりとしていてもいいから、良いイベントを探しながら、今イメージしているアクセサリーの続きを作っていこう。次に読む本も、決めながら。

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