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1次元、2次元は不便すぎる。3次元との違いを考察

 日常生活を送る上で、1次元や2次元の世界を考えることはまずありませんが、その世界を紐解いていくと、とても過酷なことがわかります。

1次元の世界

 1次元の世界は「点」です。点の集まりが「線」であり、1次元では直線にしか進めないので、1次元人には上下や左右がわかりません。というか、そういう概念がありません。
 ですから、ChatGPTの画像生成機能で1次元の世界を再現しようにも、点しか映りません。3次元に住む人類にとってはとても苦痛です。

2次元の世界

 2次元になると、「平面」になり、上下左右に移動することが可能になります。1次元と比較するとかなり住みやすくなります。
 しかし、2次元は数学で言うxy平面なのでz軸がありません。例えば人間は物を触るときに「厚み」を感じます。しかし、2次元人にはそれを感じることはできません。さらに、視覚の面でも問題が出てきます。

 目の前でビー玉を転がしたとしましょう。人間にはどの方向に進んだか認識することができます。しかし、2次元人は上下左右に動いているようにしか見えません。しかも、2次元人は「球」を「円」でしか認識できません。だからビー玉に限らず、サッカーボールやサイコロのような立体を理解するのは難しいでしょう。

 2次元人は例えば球体が近づいてくると、円がめちゃくちゃ大きくなり、逆に遠ざかると小さくなったように感じます。超常現象に見えるかもしれません。

 2次元人には3次元の写真がどう映るのか、ChatGPTに頼んで画像を生成してもらいました。

これは、2 次元の世界が 3 次元の写真をどのように解釈するかを示すコンセプチュアル アート作品です。この画像では、平らな風景の上にさまざまなオブジェクトが単純な幾何学的形状として表現されており、奥行きや遠近感の欠如が強調されています。

 もっと深堀りすると、2次元人には致命的な弱点というか、生活する上で死活的な問題が発生します。それは「食事」です。
 人間は口から肛門までさまざまな臓器でつながっていますが、2次元の世界でそれを再現しようとすると、体が真っ二つになってしまいます。ホースを消化管と見なすとわかりやすいと思います。

 そのため、2次元人は飲む、食べるといった生理的欲求を満たすことができません。そんな状態でどうやって生き長らえるのかという疑問が発生します。以下は ChatGPT(GPT‐4)による改善案です。


1. **吸収と排出が同じ場所で行われる**: 口が食物を取り込み、未消化のものを同じ場所から排出する。

2. **表面吸収**: 体の外側の表面全体が栄養を吸収し、排泄物を排出する。

3. **断片化**: 食物を小さな部分に分け、その各部分を完全に消化して何も残さない。

これらの方法は、2次元の生物が生存するために進化的に開発される可能な適応です。もちろん、これはあくまで想像上の話であり、実際の2次元生物が存在するわけではありませんが、物理的な制約と生物学的機能の関係を考える上で興味深い思考実験となります。

 思考実験とはいえ、1は想像しただけでゾッとします。精神的に耐えられない。3が一番マシかな?
 

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