食事/荒木経惟 12 うつせみヤceramist 2024年5月9日 15:34 アラーキーの愛称で知られる、写真家の荒木経惟さん著『食事』今日お昼ごはんに長崎の鯵を焼いて頂いたお皿に残った骨と頭を眺めていたらこの写真集を思い出し本棚から取り出した本の中はアラーキーさんの奥さま、陽子さんが退院後、作られたお料理の接写接写接写これでもかの、接写接写食い入るような吸い込まれるような超接写の、連続途中数ページある活字表記では何を食べたか、だけひたすらに羅列すがすがしくいさぎよい加えて1ページだけアラーキーさんの筆跡「食事は死への情事だった」と、記されているご存知の方も居られると思いますが、アラーキーさんはかつてはトラブルからニュースになったりしているし世間一般的にはなんというか異色ゆえ色眼鏡で見られることもあったかもだけど、わたしは彼の本が好き女性の裸体もあんなこんな撮りまくるけどどれも土偶に見えるおとしめる「以下」もおおげさな「以上」もない、土偶どんな過激っぽい写真でもかわいたあたたかさが街の雑踏やベランダの花や空や猫へ向けられるのと等しく対象を包んでいるかのよう(荒木経惟写真集全集20『センチメンタルな5月』)生きてるって、時にざらついてる生々しく匂いと温度と何かがある食べものみたいだからいいきっと、異物を噛み砕き噛み締め味わえるようにできている毎日くり返しくり返し ダウンロード copy #写真 #食事 #本紹介 #写真集 #荒木経惟 #アラーキー #荒木陽子 #センチメンタルな5月 12 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート