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ピリオドでなくカンマみたいな

最近のビッグモヤモヤ、Bさんと話をした。なんと2日にわたる攻防。攻防?他人と本気で向き合う時ってなんでこんなにもエネルギーを使うのか。2日目は電話だったけど、幾度となく電話をぶん投げようとした。でもぶん投げたら私の携帯壊れるしと思ってやめる。そういう感じ。

話があるとだけしか伝えてないとはいえ、別れ話ではないと前置きしておいたのに、まあ呑気なBさん。で、相談て何?と言われて、いつ私が相談したいと言ったボケ!と言いそうになる。ほんとに解釈がおかしい。

※私は他の女性陣の多くがやっている会話の文字起こし的なことができないため、以下、結構読みにくいと思われます。そして長い。

***

私「このまま関係続けていきたい感じ?」
B「よく質問の意図がわからないけど、俺は現状になんの不満もないよ」
なんの不満もない…?え?マジで?嘘でしょ?の意味を持った絶句。びっくりである。

私「はっきり言って申し訳ないけど、私話してて会話が噛み合わないと思ってる。私が言ったこと正しく解釈されないし、あなたが言ったことも理解できないし。そう思わない?」
B「それって俺と話すとストレスってこと?楽しくないってこと?」
私、その通りだから黙る。全面肯定も否定もできないとき人はどうすべきなのか。
私「部分的には楽しくないかも」となけなしの回答。
B「部分的ってことは楽しいと思うこともあるんでしょ?具体的に教えて」
私、しまった。そんなものはない。そもそも感覚派の私に具体例は一番難しい質問である。

、、、ていうのの繰り返し。何かを言えば、その発言を深掘りされ、背景を説明するように言われ、具体例を問われ、本人にも言ったが完全なる尋問であった。だいぶ不愉快で終始「ウザいんですけど」と口の中で転がす。なお、この辺りからお互い酔ってきて攻防が激しくなる。

B「今話したそれって俺を否定してるってことじゃん。俺と話してて楽しくない、言ってることが分からないし、分かってもらえないって言われて否定された」
私「え、私否定してた?そっか、そう受け取られるってことね」はいはい、私がわるうございやしたよ。

こんな感じが続き。

B「俺は執着とか一切ないから、別れたいと言われて『別れないでほしい』って泣きついたりはしないよ」
私「え、それ一切求めてないけど」

重要なポイントとして、勝手に解釈シリーズと共感求められるシリーズについても説明。私が言ったこと正しく解釈されてない、「~じゃん」「~でしょ」と言われたときのほとんどの場合共感できないけど全否定するのは申し訳ないと思い「そうなんだ、へぇ」としか返せないこと。具体例を求めらるため具体例を挙げつつ。

私「たぶんあなたは何も変わってない。環境の変化とか色々あって私の方が変わったんだと思う」

話している中で認識したことの一つが、私自身、特に仕事において大きな変化にさらされ続けているため、例えば国が変わったときに、関わる人も変わり、その変化に応じて私は自分を微調整する適応するための微調整。しかもそれが一度や二度ではなく継続的に起こっている。だから私自身に変化があったのは事実なのだと思う。

そしたらよ、

B「環境変わったら自分も変わってしまい、同じ関係は続けられないってずるいよ。超ズルい」

と言われて、ん?となった。え、人間関係ってそういうものではないのか?どんなことがあっても変化があっても続けていける関係性なんて、そんな普遍的なものなんてあるのかいな。それを私に求めてるんなら先に言えや。

この辺から酔いがすごい。ビール350缶を3本ずつ、赤ワイン1本空いていた。

B「そんなに合わないと思われてるんなら別れるしかないのかね。悲しいよね」
ちょっと前に「俺は執着しない」宣言しとったやないか。
B「俺は続けていきたいけどな」

酔いピークとなった私。限界となりベッドに倒れ込む。そして予想通りBも来る。不思議なもので、争い中の交わりというのは良い。感情がぶつかる分、身体もぶつかるからなのか。だいぶ酔ってたのによかったと記憶してるのはそういうことだろう。

***

翌日。疲れ切っていて話す気も起きず、そうこうしていたら用があるBさんは帰って行った。そして夜、電話がかかってきた。再び尋問にあう。

B「で、俺に何を求めてるの?何をしてほしいの?どうしたいのか分からない」
私「何も求めてないし、何もしてほしくない。そんなこと一言も言ってない」
B「じゃあ何を悩んでるの?どうやったら解決できるの?」
私「だから悩んでないし。解決策とか分からないし。思ってることを伝えただけ。このまま続けていくのは難しいって思ってるから」
B「え、悩んでるから解決してほしいってことじゃないの?」
私「だから悩んでない(だいぶキレ気味)なんで私が解決策を提案しなくちゃいけないわけ?私が何か言ったらそれをまた勝手に解釈して対応して、それを私が違うって言ったら『言ったことと違う』ってなると思うけど」

私、スイッチが入ったままぶっ壊れているため攻撃の手を緩めない。

私「なんでそうやって上から目線になるわけ?解決してあげるとか、悩んでて俺に相談してきてるって勝手に思い込んで。私はそんなこと一言も言ってない」

私「解決策なんてわかるわけない(なんなら絶望的だからよ)。解決策を求めて話してるなんて一言も言ってない。私が現状をなんとかしたいって思ってるから話した。言わないと分からないと思ったから話した。思ってること話さないと変わらないから。それだけなのになんで私が尋問受けなきゃいけないわけ?私が言ったことをオウム返しされて、それってどういう意味?具体例は?とか聞かれるこっちの気持ちも考えてほしい」

思い返せば完全にキレている。笑っちゃうくらいキレている。その後Bさんに色々と説明されたけど覚えてない。とにかく私はキレてた。

長ーーーーーーい沈黙の後(15分くらい)、

B「これだけ合わないならもう別れるしかないと思った。今まで俺も不満があったりムカつくことがあったけど、嫌われたくないから言えなかった。でも、人と表面的にしか付き合えなくて自分を出せない俺が、yucapokiさんとだったら自分を出せるようになるかもしれない。だからこのまま続けたいと思った」

あんまり筋は通ってないと思うけど、これだけボロクソに言われて(言ったのは私だが)それでも続けたいということに対して、私はいよいよ例の提案をした。

私「現状に不満がないとか、話が合わないと一度も思ったことがないとか、衝撃しかなかったけど、つまり昨日話したこともまったく想像してなかったことだと思うから、これで一方的に私が別れたいと言って別れるのはちょっと違うと思ってる。まずは色々と認識してもらいたかっただけだし。それで、もしかしたら生理的に受けつけない提案かもしれないけど、私はそもそも愛情がなくてもセックスできるし、愛とセックスはイコールではない。だから恋人ごっこみたいな世間的に言うデートはしないで、二人だけで会うのは問題ないと思ってる。外にデートをしに行くのはしばらく誰ともしたくない」

B「それって言葉悪いけどセフレってことだよね?」
珍しく伝わった!!!(感動ポイントがおかしい)

私「私は利害関係が一致していればセフレという関係に問題ないと思ってる」
B「…うん(長めの検討)。その提案通りでお願いしたい。でも条件として他の相手と同時並行はやめてほしい。誰かいい人がいたらその時点で言って終わらしてほしい」
私「それは理解してるし、その点での相手へのリスペクトは持ってるつもりだから約束する。私はこの話し合いを経て、やっぱり続けるのは難しいと思ってるけど、関係性の形を変えてみたらうまくいくようになるかもしれないし、ならないかもしれない。やってみないと分からないから」

ここにて一件落着。色々と行動レベルの要望を伝えておいたけど、それは伝えるだけ伝えただけ。要望だけど、相手には守る義務はない。

終わらせるのは簡単だったけど、一応利害は一致したので我々は晴れて恋人ではなくセフレとなった。Bさんはかなりダメージを受けた模様だが、私は言いたいことを言えたし、ある意味想定していた着地点に持っていけたので満足である。Bさんとの関係が好転する可能性は低いと思うけど、私には新たに出会いを探す権利が与えられた。それは私にとって大きな一歩。

ていう話。ピリオド打たずして、カンマで関係を続けてみる。

振り返ってみて、私は自分が思っていた何倍もBさんに不満を持っていて、だいぶイライラしていたのだ。そりゃあモヤモヤするさ。そして話してみて、似てないし合わないと思う部分と同時に、ごくまれに同じ部分がやっぱりある。きっとそこにお互い最初は惹かれたんだろうなと。今は私が変わってしまったけど、でも何かの拍子にまた変わるかもしれないし。そんなのは分からないから考えない。

モヤモヤが晴れて謎の爽快感。今日こそ熟睡。

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