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通訳の仕事を引き受ける?

 アメリカ人のおじさん(日本在住)から、通訳をやってほしい、いくらでやってくれますか? と聞かれました。

 英語の通訳は向いてないしやりたくないし自信ないので、rate=値段(時給)が決められないと答えました。なんてひどい回答(笑) なんかぼんやりした返事でごめんね、どうしようか悩んでるのよ、と付け加えて。

 そうしたら会って話し合ってどうにかしましょうと提案されました。自信なし小者のために、そこまでしてくれるなんて!

 通訳は十代のころから機会があれば挑戦してきていて、誰か英語しゃべれる人いませんか? というお声には片っ端から応じてきました。

 でも通訳の能力に自信があるわけでもなく、ただ外国人と英語で交流する機会がほしかったので、時給いくらで通訳します、と自分から言ったことは一度もありません。

 アメリカおじさんは、それだけ英語が喋れるならば通訳はできる! と言います。でも、私は相手の期待に応えるのは苦手で、だいたい通訳の現場に行くと、聞いていた話とちがう。しかも聞いていた以上のことを要求されます。そして聞いていた以上の通訳スキルを要求される。でもお客さんも来ているからやるしかなく、文句を言っている場合ではなくなる。

 という話をアメリカおじさんにはすべて打ち明けることができるので、この点ではこれまでの案件とはちがうような気もしてきました。

 こういうことが不安なんだ、と本音を言える相手なら安心。でもそういう相手ばかりではない。だからアメリカおじさんはとても珍しいし有り難い存在。そんなことないからぜひ通訳やってよ! と説得することにエネルギーを割こうとしてくれる存在。

 水原一平くんが登場したとき、こんなにすごい人がいるのか……と一瞬にして英語への意欲が消えました。こんな人がいるのならば
迷わず私はもう二度と通訳をしないぞ、っていうか英語もぜんぶやめよう通訳は才能のある人に任せようと思いました。すごすぎる人がいると一気に我に返るというか、もういいやと思う癖があります。

 でも一平くんの違法賭博が発覚してから、もう一度我に返りました。二度と通訳をしないなんて思わなくていいのでは? と、ぼんやりと思いました。

 また通訳をする機会があるならばやってみようかなと、ちょっとだけ思うようになりました。少なくとも、「安ければ誰でもいい」じゃなくて、「『あなた』にぜひやってもらいたい」と言ってくれる人がいるならば、できる限りがんばろうと思います。贅沢な話だけども(笑)

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