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Haiku club/オートコード

何か具体的なきっかけがあったわけではないのですが、なんか不調です。気分が塞がってるって感じですかね。鬱っぽいというほどハードに落ちているわけではないと思います。一応こうして日記も書けるわけですし。でも、なんていうんでしょうねえ。わりと鉛色って感じでしょうか。気分が。

そんな時にこのアルバム聞くのは、自分的にどうなんだろうという気もちょっとしたのですが。いえ、別にこのアルバムがよくないって言いたいんじゃないです。素敵なアルバムだと思いますよ。ただなんというか、あくまでも個人的な体験と感想なんですが。こないだ聞いてた時に、ちょっと気持ちが内に入り込むような感じになりましてね。多分、CDとは関係ないんでしょう。なんですが、そんなインナーっていうかダウナーっていうか、そんな気分の時に結構あう気がしたんですよ。こちら。

今日も今日とて、ンマー曇り空なわけで。「ここはむしろ、思いきりひたるような方向に振ってみたらどうだろう?」などと思いつきましてね。それで聞いてるってとこあります。ひたりすぎてちょっとまずいことになったりしなきゃいいんですけど。ま、そこまではいかないんじゃないですかね。おそらく。

まあなんというか……オルタナ/エモ/パワーポップ辺りの雰囲気っていうんですかね。どこぞのサイトにもありましたが、出てきて直後のアジカンさんとかにも、ちょっと通じるものがあるかもしれません。ただ、アジカンさんがアッパー系だとしたら、オートコードさんはむしろダウナー系んような気がします。根っこはきっと同じなんでしょうけどね。表現のベクトルが違うんかなーって。

歌詞をちゃんと見たわけじゃないんですよ。申し訳ないですが。なんで、どの曲も、何歌ってるかってのはほとんどわかってません。なんですが、なんかね。感じるんです。こう……あまりパッとしない日々、みたいなのを。毎日すげえがんばって、すげえ考えて、すげえ気を遣って。ヒーヒー言いながらやってるのに。なんでか、今ひとつうまくいかない。いろいろと。そんなような印象をね。感じるんです。

今のぼくはおじさん120%なので、やっぱりこのヒリヒリ感みたいなのを、自分ごととして受けるのはちょっと厳しかったりもするんですね。なんで、ほんのちょっとだけ、外から眺めてる感はあります。あるんですけど、これでも若い頃は若かったわけで。かつての自分が感じてた、どうにもならなさ・うまくいかなさみたいなのを呼び起こされるような感じがあります。

これはやはり、バンドの、曲のパワーが強いってことなんじゃないかなーと思います。ガッてつかまれて、半ば無理やりあの頃に引きずり戻されるような。そんな感覚なのかもしれません。

そして。すっかりおじさんになったとはいえ、やっぱり大昔に感じてた気持ちの残滓みたいなのは、うっすら残ってるみたいなんですよね。自分じゃすっかり成長したと思ってても、意外とそうでもないのかもしれません。あるいは、そんな残り部分をビシバシ刺激されてるのかもしれません。

だから、ある意味、すげえ濃ゆいアルバムなんじゃないかとも思います。でも、濃度高い方がおもしろかったりしますよね。そうでもないんかな。

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