見出し画像

サウナブームに乗っかってみたら想像以上に沼った件


以前のサウナの印象

熱い
苦しい
辛い

現在のサウナの印象

すっきり
爽快
気持ちいい

かつてはサウナの良さなんてわからなかった。
あんな苦しいものにどうして我慢して入っているのだろうと
疑問しかなかった。
けれど、サウナを愛する人が作ったマンガやドラマを見たり
サウナの効果を熱心に伝えてくれる人たちの発信を見て
心を入れ替えた。
「サウナはいいものなんだ!」「サウナに入ってみたい!」
その気持ちを胸にいざ入ってみた。

すると、不思議なものである。
熱さや発汗にも意味を感じ、苦しいどころかありがたくなる。
「辛い」と感じることは「わからない」からなんだなぁ〜と
哲学的なことすら考えてしまう。
サウナに入ると思考が冴えるという人がいるが
わたしも天才になったのかと思ってしまう🤪(笑)


「サウナでととのう」とは?


サウナブームとともに聞かれるようになった言葉がある。

「ととのう」「ととのった」

サウナに入る者(サウナー)誰もが味わいたいと思う
至極の状態のことを表している。

サウナに入り→ととのう までには
以下のような過程がある。

『サウナに入る』とは、
あの熱いサウナ室(以下、サウナー用語より『サ室』と表現)に入ることだけを
指すものではない。

サ室→水風呂→外気浴

の動きをセットとして、
これを数ターン繰り返すことを指している。

サ室の熱さや発汗は
その後の水風呂の気持ちよさのための前章であり
水風呂の冷たさは
その後の外気浴の爽快感のための前章である。

そして、外気浴では
サ室で体の奥まで熱せられた身体と
水風呂で表面がサッと冷やされた身体が相まって
熱いのに冷えている、という不思議な感覚になる。
心臓がドクドクと大きく鼓動している。
だんだん閉じた目の奥が血液の色に赤く見えてきて
血流の促進が感じられる。
そして脳にパアッと光が差して
『ととのう』という状態が降りてくるのである✨✨✨✨


わたしとサウナの一日


わたしがサウナに行く際の一連の行動を見てほしい。
サウナに行くイメージトレーニングの一助になれば幸いである。

サウナに行ける!

フルタイム保育士&子育て中のわたしが
サウナに行く時間を捻出するのは難しい。
そんな中、サウナに行けるスキマ時間を見つけられた時の喜びは大きい🙌
わたしの楽しいサウナタイムはここから始まっていると言っていい。

風呂屋さんの敷居をまたぐ

靴を100円戻り式ロッカーに預け、
入浴券を買う人を横目に回数券でスマートに受付を通る🛣️
お風呂屋さんはスタンプカードで入浴無料特典をつけてくれるところもある。
燃料高騰の折にこのようなサービスをしてくれるのは
感謝の極みである🙏

脱衣室には長居しない

着脱や荷物の片付けで人々が滞りやすい脱衣室。
楽しいサウナタイムの中でも
ここはスマートに通り抜けたいポイント。
導線の良い端っこのロッカーをゲットできると嬉しい。
サッと服を脱ぎ、
タオル2枚、体を洗うタオル、水、ヘアオイル、洗顔料の必要最低限をサッと持ち
そそくさと浴室に向かう♨️

身を清める

備え付けのシャンプーで髪を洗う。
サウナの熱は身体には良いが、髪の毛にはダメージになるので
わたしは洗った後にヘアオイルをつけてタオルターバンで髪を覆ってしまう。
トリートメントをつけて、放置時間としてサウナタイムを使うこともある。
ボディーソープも備え付け。洗顔料はないので持参したもので洗う。
前はなるべく荷物を減らしたくて
体を洗うタオルは持たずに手や普通のタオルで洗っていたが
どうしても洗い心地が物足りないので
今はあかすりタオルを持参している🧼

湯通し

サウナにいきなり冷えた体で入っても発汗しないので
まずはお湯にゆったり浸かる。
初心者の頃は、早くサウナに入りたくて「カラスの行水」だったが
今はゆったりお湯に浸かる余裕が出てきた。
サウナー達の間では「湯通し」と呼ばれる行程である。

マットを忘れず、サ室へ

貸出用のウレタンマットをサッと水で流し
サ室に持参する。
木の床は熱い。
マットがないと座れないので注意。
床に備え付けのマットやタオルが敷いてある施設もあるが
そこにダイレクトに座るのは衛生的に勇気がいるので
やはりウレタンマットが安心。

わたしは1回目のサ室は中段に座ることが多い。
とりあえず体を慣らす。約10分。

温度計を見たり、その日の混み具合や雰囲気
流れているテレビなどをチェック。
継続して通っている施設だとなんとなく覚えてしまう常連客もいる。
決してご一緒したりおしゃべりすることはないのだが
ご常連同士の会話が耳に入り、なんとなく人となりもわかってくる。
わたしはこういうさりげない人間ウォッチングが好き😁

水風呂へ

サ室で10分ほど汗を出した後は水風呂へ。
汗を流し、えいやっ!と浸かる。
最初の1回目は冷たい。
2ターン目からはあまり冷たさを感じなくなってくる。不思議。
わたしは18度くらいのぬるめが好き。
ツウな人はキンキンの一桁温度がいいらしい🧊
1分くらいでサッと出る。

外気浴

わたしは札幌に住んでいるので
外気浴といっても季節によっては極寒🥶
けれど雪の外気浴はサウナでホカホカの体にはとっても気持ちいい💕
水風呂に浸からずサッと冷たいシャワーで汗だけを流し外に出る。
チラチラ降る雪を体に受けながらのリラックス。
これが実は一番ちょうどいい!
なので冬が一年で最高のサウナシーズンだと思っている。

他の季節は水風呂に浸かった後
体の水気をサッとふいて外に出る。
これももちろん十分最高!

ととのい椅子(外気浴スペースに置いてある椅子)に浅く腰掛け
やや前傾姿勢で心臓の動きに合わせて周囲にバレない程度にほんのり体を揺らす
ゆらっと脳が揺れたあたりで深く腰掛けて天を仰ぎ、全身の力を抜く
脳がキラキラする🤪✨✨✨

これがわたしのととのい方!
ととのっている時は、まぶたの裏の赤い血潮を見ながら
多分口角が上がっている。
周囲から見ればきっとやばい人間なのかもしれない。
けれど、周囲の皆さんも同じようにととのっておられるので
誰も気にする人はいない。はず。
過去に一度だけ通りがかりの普通の入浴客のおばあちゃんに
「大丈夫ですか?」と声をかけられたことがあるけど。

1ターン目からととのうこともあるし
3ターン目でようやくととのうこともあるし
今日はうまくいかなかったな、という時もある。
最近はしばらくうまくいかないな、という時期もある。
「ととのいたい」「ととのわなくてはいけない」とこだわると
リラックスできないのかもしれない。
けれど、ととのってリラックスしたいのである。
奥が深い。やっぱり哲学的なことを考えてしまう🤔

2ターン、3ターンと繰り返す

水分補給をして2ターン目に入る。
2ターン目以降はサ室の熱さも水風呂の冷たさも
少し体が慣れてくる。
サ室のちょうど良いベストスポットを探してみたり
ととのい椅子が取り合いになることが多いので
常連客と上手に時間をずらしながら攻防戦をこっそりと楽しんだり
何かを色々考えたり、何も考えないことをしてみたり
自由なときを楽しむ。

わたしは3ターン目でゆっくり外気浴してしまい
ちょっと体が冷えてお湯に浸かり
+締めの1ターンで、計4ターンという流れが多い。

汗を流し浴室を後にする

サウナ後は掛け湯程度でさっと汗を流し、
気になるところは石鹸をつけて洗う。
(初めにしっかり洗っていれば、
サウナの汗は通常の汗とは違うのでベタベタしないし匂わない)
放置していたトリートメントを流し、
コンディショナーで仕上げる。

風呂上がりの身支度とサ飯

服を着る、髪を乾かすなどの風呂上がりの身支度を整える。
休憩室へ移動し、サ飯(サウナ上がりのご飯)を食べる。
カレーを食べたくなることも多いが
天ぷらそばの気分の時もある。
サウナ上がりのご飯は特別に美味しい😋
サウナにダイエット効果は求めていない。

フィナーレ

心もお腹も満たされて風呂屋を後にする。
満足感と爽快感にあふれている😀

余韻

その日の夜、お酒が美味しい🍺
そして、とても深くよく眠れる🛏️
布団に吸い込まれるような幸せな眠りである。


更にこんな副産物がある!

地元の良さを再発見できる

自分の家の近くの公衆浴場や
サウナーとしてじゃなくただの入浴として利用していた施設が
口コミを調べると実は名サウナだったということがある。
我が家の近くのお風呂屋さんがまさにそれだった!👀
今やわたしのホームサウナである♨️
実家の近くで子どもの頃から通っていたところも
市内でNo. 1と言われるくらいの名サウナだったことが判明したりした。
なんとなくサウナーとして誇らしい気持ちになれる✨

話題のネタになる

世間のサウナブームのおかげで
職場での「サウナ好き」への反応はかねがね好評である💗
「今日、サウナ行くわ」と言えば、笑ってくれたり
「ととのっておいで!」と帰り際に送り出してくれたり
サウナのおかげで人間関係も良好な気がする。
話し下手なので、とても助かっている。

そして、このようにコラムのネタにもなってくれている。

サウナ ありがとう♨️


今回はこちらの企画に参加し
わたしのサウナへの偏愛を書いてみました😍

Discord名:ゆうとろ
#Webライターラボ2405コラム企画





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?