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8月 俺的化学業界ニュースまとめ+関係特許の調査

8月の化学業界ニュースで印象に残ったものをまとめていきます。+して、月に気になったニュースに関する特許を限定して3つ見て、コメントしていきます(月末更新予定)。

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8/2

8/3

8/4

8/5

8/8

北越コーポレーション 電磁波ノイズ抑制シートを開発

北陸コーポレーション

北越コーポレーション株式会社は、日本第5位の製紙会社である。製品は洋紙、白板紙、特殊紙など。製紙業界の中でも、生産効率の高い会社といわれている。

wikiより

特許は企業名で検索。

(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-161001(P2021-161001A)
(43)【公開日】令和3年10月11日(2021.10.11)

【要約】
【課題】電磁波に対するシールド性が高く、かつコストが低い電磁波シールドシートを製造する電磁波シールドシートの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る電磁波シールドシートの製造方法は、カーボンナノチューブと、無機顔料と、カルボキシメチルセルロースと、水と、を含む分散液を作製する工程と、分散液を乾燥させる工程と、を含み、無機顔料のアスペクト比は、10以上である。

コメント


どこの企業もサステナブルな(今回はセルロース)材料を様々な用途に使用している。他社もサステナ材料を活用した発明を行なっている点、どんな用途でも激化が起こると考えられるが、本当の優位性を示さなければならなくなる未来が来ると考える。

8/9

8/10

8/11

8/12


8/22

ナリス化粧品、マスクへの色移りを防ぐ口紅技術を開発

ナリス化粧品
株式会社ナリス化粧品は、大阪府大阪市福島区海老江に本社を置く訪問販売を販売形態とする大手化粧品メーカーである。 コーポレート・スローガンは「美しさを科学する」。

wikiより

出願推移はこのような感じ。


記事に記載している技術は特許ですでに存在しているのか?まずニュース記事に記載された技術内容は

化粧品の開発においては、完成品が状態の変化を起こさず、最後まで使用できるように安定させることが、最も大切であると考えることが一般的だが、今回の技術は、唇に塗布した後に、唇の上で層を形成し、唇に近い内側の層が色付きの口紅層で、唇から離れた外側の層が透明オイル層と2層に分離し、状態が変化するという。これにより、唇に触れる物体は、透明オイル層にのみ付着し、色の層には付着することがないため、色の層が触れるものに付着しないことを実現した。従来の考え方であれば、状態変化とは、開発上の失敗にあたるが、今回の研究では、あえて状態変化をさせることを狙ったという。


会社名+色移りで検索。該当特許を発見

(11)【公開番号】特開2017-178901(P2017-178901A)
(43)【公開日】平成29年10月5日(2017.10.5)
(54)【発明の名称】口唇用メーキャップ化粧料

背景内容は合っているものを確認。

【背景技術】
【0002】
口紅などの口唇用メーキャップ化粧料は、塗布面に好みの色調を付与し、油膜で覆うことで唇を華やかに見せながら保護する目的で利用される。従来、口紅を使用するに際し、カップなどに唇が触れると色落ちし、カップなどへの色移りが目立つことが問題視されてきた。そこで近年、口紅の色移りを改善するために様々な検討がなされてきた。
例えば、互いに相溶しない3種の液状油、色剤と親和性のある連続相油分、肌密着性油分、外層染み出し油分を配合することで、口紅を使用する際に外層染み出し油分のみがカップに触れるため色移りしない技術(特許文献1)、揮発性油分と撥水性ポリマーを組み合わせることで、色移りを防止しながらなめらかな塗り心地を保ちつつ、保水性を向上させる技術(特許文献2)、特定多価アルコール変性シリコーンとこれを相溶する特定のエステル油で水を添加混合した場合に相分離させることで、色移りを防止する技術(特許文献3)等があった。
しかしながら、特許文献1の技術では、塗布後に化粧膜が2層に分かれることにより色移り防止効果を出しているが、経時の色持ちが十分ではなかった。また、化粧直し時など口紅を再度塗布する際に上滑りし、色つきが悪くなる問題があった。特許文献2の技術では、揮発性油が蒸発した後に形成される皮膜により色移りしにくい効果が現れるが、乾燥感とつっぱり感が感じられ、塗布面のツヤが満足いくものではなかった。特許文献3の技術では、色移りしにくい効果が弱く、使用感がなめらか過ぎるために口唇の縦皺が目立つなどの仕上がりの点で満足いくものではなかった。


【0008】
上記目的を達成するため、本発明者は、鋭意研究した結果、
成分(A):ショ糖脂肪酸エステル
成分(B):フェニル変性シリコーン
成分(C):粘土鉱物
を含有することによって、使用感を損なうことなく色移りしにくいことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
粘土鉱物は増粘剤として用いられる。粘土鉱物由来で水と触れることで鉱物の層が解離し、電荷的な相互作用により全体を増粘させることができる。粘土鉱物は他の増粘剤と比べて耐熱性が優れる。しかし、口唇用メーキャップ化粧料に配合し、色移り防止効果を向上させる技術は知られていない。

今回の発明は「粘土鉱物」を化粧料として使用することがが大きな相違点のようだが、記事には記載されていない。

コメント

特許情報とニュース記事の整合性が取れなかった。もしかしたら、確認した特許の公開が2017年と少し古いものであり、記事の公開時期を考えると非公開特許の存在も考えられる。


8/23


8/24


8/25

エア・ウォーター 陸上養殖プラットフォーム事業へ参入

エア・ウォーター
エア・ウォーター株式会社は、本社を大阪府大阪市中央区に置く、総合ガス企業。2000年4月に大同ほくさんと共同酸素が合併し誕生した。大陽日酸、日本エア・リキードと並び、日本での3大産業ガスメーカーの一つである。

wikiより

エア・ウォーター+養殖で検索
該当なし

コメント


特許がない。。。非公開特許の存在も考えられる。。。




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