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グリーン・トランスフォーメーション技術区分表(GXTI)に使われているIPCの意味を見てみる。

初めに


特許庁からグリーン・トランスフォーメーション(GX)に関する技術を俯瞰する2022年に特許庁が作成した技術区分表が発表されました。

https://www.jpo.go.jp/resources/statistics/gxti.html

この内容は上場企業にとって注目な内容だったのではないでしょうか?
 
 理由は、自社特許がどのようにグリーントランスフォーメーションに関わるかを可視化できるためです。SDGsが声高く発せられたり、CGC(コーポレートガバナンスコード)が改定され、どのように株主にアピールするか?を考える経営者、もしくは、経営にこのようなことを求められている企業知財部の方がいると思います。

 こういった背景からで、特許庁が公式で出すというのはとても助かるのではないでしょうか?ただし、内容を鵜呑みにしてはいけない、検索式の性質をある程度知る必要があります。それは、自社にマッチしているかを見定めなければ、アピールするポイントを外してしまう恐れがあるからだと思います。

また、先日野崎さんのイーパテントチャンネルに出演させていただき、下記の動画内でもGXTIについてディスカッションさせていただきました。

ここでも、やはり、検索式を十分理解した上で、使用する必要があることが話題にあがりました。


検索式中のIPCをみる


検索式を理解する上で、特許分類、IPCの意味を理解する必要がありますが、下記では、IPCの意味を付けていません。(文句ではありません。。。。)

https://www.jpo.go.jp/resources/statistics/gxti.html より

そのため、今回はその意味が素早くわかるように早見表を下図のように作りました。活用できるかわかりませんが、ぜひ見ていただけばと思います。

注意
① IPCが4桁のものは全て、IPC4桁以降の最初の番号に置き換えています。
(ex. C01Cであれば、C01C 1/00を置き換え)
②IPCの詳細(意味)は、同じ行であれば、「 ; 」で区切って並記しています。
③早見表は、図で挿入してます。

今後、検索式も変化していくとのことですので、とても楽しみです!

以上

追記:今日は、関連記事で、野崎さんのコメントも掲載されていました!(6/30)




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