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知財2年目の若手が2021年に読んだ本

2021年の今年に買って、印象に残った本を紹介しようと思う。あまり、知財と関係ない本が多いが、自分の将来を形成してくれることを信じて記録しておこうと思う。


ロジカル・プレゼンテーション 自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」

内容を紹介していたので過去の記事を載せる。
提案内容はしっかりと紙に落とすことの重要さやしっかりとした論理展開を行うには、どうすべきかが書かれている。仮説思考などに悩まれている方はお薦めである。


テキストマイニングの基礎技術と応用

論文を書くための参考書として買って、読んだ。特許について触れてある内容もあり、参考文献としてとても良かった。テキストマイニングの動向についてしっかりと押さえられる1冊である。


M&A入門

お知り合いの方々の会社が掲載されたため、購入を決めた。また、現状のM&Aについて細かく掲載されている。現代はM&Aと大それたことではなく、事業継承、跡取りがない中小企業の取り持ちが多いそうだ。


コーポレートガバナンス・コードの実践 改訂版


ビジネススクールで身につける 会計×戦略思考

財務分析のいろはを学べた。この本から中小企業診断士に興味を持ち始めた。
「財務分析をした上で、自社はどうすべきか」等ケーススタディで学ぶことができる。この本は2021年で一番お勧めの本である。


筋の良い仮説を生む 問題解決の「地図」と「武器」

仮説思考についての本である。ありきたりなものではなく、この本からは

「事業部長の目線」

の大切さを教えてもらった。例えば、戦略提案をする上で特許を扱う者は特許の情報を全面出したがるが、事業提案について最終決定するのは事業部長である。事業部長はどんな判断基準で判断するだろうか?これが事業部長の目線である。例えば、サプライチェーンを重要視すると思う。提案の決定者の判断基準は何かを考えて提案する必要がある。


最強のデータ分析組織

IPランドスケープを推進する自分たちのチームも直面した、「大変参考になりました」。ここから脱皮した組織について書かれている。


フレームワークを使いこなすための50問―なぜ経営戦略は機能しないのか?

戦略フレームワークはただ使うだけでは、意味を成さないということがよくわかった一冊である。例えば3C分析もただ、現状の羅列をしても意味がない。そこから何を導き出せるかが重要である。

イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」

仮説思考本としてはとても良い本だった。整理するために、パワーポイントで話をまとめた。(欲しい方がいれば、メッセージください。)

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絵を見る技術 名画の構造を読み解く

教養のために読んだ本だったが、実務でも活用できる内容が多くあった。人が絵を見るときの導線とは?
これを見ながら、パワーポイント作ってみては?


集中演習 SQL入門 Google BigQueryではじめるビジネスデータ分析

Google patent のデータベースを扱えるようにするためにSQLを勉強したかったため購入した。(詳細は、https://www.kaggle.com/jessicali9530/how-to-query-google-patents-public-data)。プラクティスより、この本の定義で説明されているところが多いため、好き嫌いがありそう。(仮想データベースを使用するため、SQLを打ち込んでもデータがないため動かない例が多い。)

この一冊で全部わかる ビジネスモデル 基本・成功パターン・作り方が一気に学べる

わかりやすかったから買った。それくらいです。


特許調査入門

FTの掛け算はテーマコードが同じもの同士でなければならない等、重要なことが多く、現職にとても活用できる、コスパの高い本。

コーポレートガバナンス・コードの実践

CGC改定により、戦略的な開示に向けた知的財産を考えなければならないとされている。具体的なアクションについては現在、委員会で議論されている途中だと思われる。そのため、この本には、「知的財産の投資は重要だとCGC改定内容に書いてあり、重要ですよ」という内容くらいの記載しかない。しかし、知的財産がしっかりと着目され始めたと思えば、記念の1冊になるかもしれない笑

問題解決力を鍛える!アルゴリズムとデータ構造 (KS情報科学専門書)

大学で学んだアルゴリズムの復習をしたくて買った。競プロをする方がこぞって買っていたので、自分もという流れ。図解も含めわかりやすい。


以上、今年も読んでくださりありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。



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