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12月 俺的化学業界ニュースまとめ+関係特許の調査

12月の化学業界ニュースで印象に残ったものをまとめていきます。+して、月に気になったニュースに関する特許を限定して3つ見て、コメントしていきます(月末更新予定)。


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12/6

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甲子化学工業

プラスチックの製造が主要セグメントである企業。

ホタテの貝殻から作った「HOTAMET」を検索


検索したが、見つからず、甲子化学工業の特許はないようだ。しかし、クラウドファウンディングもしており、すでに情報をリリース。

既知技術なのであろうか?

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モーンガータ


粉末状化粧料を絵具化する方法
(アイシャドウ・チーク・ファンデーションなどの)粉末状化粧品を液状の成分で希釈することで絵具化する。
紙に定着して乾くことは絵具の基本的な特性として必要である。
それにはいくつか方法が考えられる。
揮発性の有機溶剤を用いて油寄りの性質をもった絵具とする方法。
揮発性のアルコールを用いて水寄りの性質をもった絵具とする方法。

上記技術を持っている会社である。

今回4社で化粧品バルクの再生循環システムを構築したとのこと。

モーンガータは、化粧品メーカー各社(現在7社)から不要となった化粧品バルクや製品、化粧品小売店舗から廃棄予定の化粧品テスター、百貨店などで回収された一般消費者の廃棄化粧品を収集し、一括管理しています。印刷用インキ化においては、廃棄される化粧品バルクの管理ハブとしての役割を担い、印刷用インキ化に適したバルクを凸版印刷に調達します。さらに、凸版印刷が東洋インキに委託し製造したインキを用いて販促物・資材などを制作し、化粧品メーカーに販売します。

モーンガータの特許

(57)【要約】
【課題】市販される一般の水彩絵の具と同等に使用できる化粧料からなる絵の具材料、絵の具材料用希釈剤、絵の具及び絵の具セットを提供すること。
【解決手段】本発明に係る化粧料からなる絵の具材料は、絵の具材料用希釈剤と併用することにより、絵の具としての最低限の特性を有することとなり、一般の絵の具と同様に使用することができ、廃棄対象となる化粧料の有効利用を図ることを可能とする。特に、かかる希釈剤と併用することで、一般の絵の具よりも画用紙へ伸び広げたときの膜の透明感、速乾性、香り等において、化粧料をベースとした絵の具材料特有の良好な特性が期待できる。本発明に係る絵の具及び絵の具セットは、かかる化粧料からなる絵の具材料及び絵の具材料用希釈剤よりなり、一般の絵の具と同様に使用することができる絵の具、及び絵の具材料を専用の希釈剤とセットとした絵の具セットとして提供する。

特願2021-213226は特願2020-09413の分割出願である。

化粧料を絵の具化する技術はまさにこれであろう。
今後、何においても材料の循環システムは求められると同時に、1社では取り組めないかもしれない。視点がない、技術がない、リソースがないなどなど多くの理由がある。

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