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特許分析関係

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記事一覧

サマリアの操作体験してみた!

サマリアの操作体験してみた!

はじめに

大瀬さん(Patent IntegrationのCEO)から特許文書の読解支援AIアシスタントサービス「サマリア」のご紹介をいただいた。

大瀬さんに使ってみてのコメントなどをお願いしたいとのことなので、自分で使ってみて、どうだったかを書き連ねてみる。

サマリアを使う背景・課題

サマリアでは、特許文書以下の課題を認識し、サービス=特許文書の読解サポートサービスを展開している。

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マイクロソフトのアクティビジョン・ブリザード買収を承認か?特許観点での買収シナジーは?

マイクロソフトのアクティビジョン・ブリザード買収を承認か?特許観点での買収シナジーは?

はじめに
 筆者は大学生からゲームにハマり、ゲームで青春を謳歌し、今に至る。休みの日は資格試験勉強がなければ、必ず友人とゲームをしたいという渇望が湧く。遊ぶお金もかからないし、最高の娯楽と考えている。
学生時代はアクティビジョン・ブリザードがリリースしている
「Hearth Stone」をよくやったものだ。(大会も出たことがある。)

そんな中、マイクロソフトがそのアクティビジョン・ブリザードを買

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AdobeがFigmaを約200億ドルで買収ーAdobeとFigmaのシナジーを特許情報中心に検討

AdobeがFigmaを約200億ドルで買収ーAdobeとFigmaのシナジーを特許情報中心に検討

9月15日にAdobeがFigmaを買収したというニュースから、今回の買収によりどのようなシナジーがあったのか?を考察したいと思い、特許情報を中心に分析を行った。
なぜ、Illustratorやphotoshop等、デザインに関するツール・プラットフォームで強者であるAdobeが買収を行ったのか?

本記事は、個人の見解である。本記事の利用者自身の責任において、記事の活用を行って頂くようお願い致し

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7月 俺的化学業界ニュースまとめ+関係特許の調査

7月 俺的化学業界ニュースまとめ+関係特許の調査

7月の化学業界ニュースで印象に残ったものをまとめていきます。+して、月に気になったニュースに関する特許を限定して3つ見て、コメントしていきます(月末更新予定)。

7/1花王、RNAを常温で安定的に保存・輸送できる技術を構築について

関連特許を探す
DB: J-platpat(本記事はJ-platpatのみで検索する)
検索式:[花王/AP][RNA/TX][保存/TX]

(11)【公開番号】

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グリーン・トランスフォーメーション技術区分表(GXTI)に使われているIPCの意味を見てみる。

グリーン・トランスフォーメーション技術区分表(GXTI)に使われているIPCの意味を見てみる。

初めに
特許庁からグリーン・トランスフォーメーション(GX)に関する技術を俯瞰する2022年に特許庁が作成した技術区分表が発表されました。

https://www.jpo.go.jp/resources/statistics/gxti.html

この内容は上場企業にとって注目な内容だったのではないでしょうか?
 
 理由は、自社特許がどのようにグリーントランスフォーメーションに関わるかを可視化

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バーチャルYouTuberを特許情報で俯瞰する

バーチャルYouTuberを特許情報で俯瞰する

はじめに
(この記事は、個人の意見により作成されたものです。)

みなさんは、「Vtuber(V(バーチャル)Youtuber:ブイチューバー)」という言葉はご存知でしょうか?
そうです。みんな大好きですよね?(偏見)
私もよくVtuberのゲームの実況をYoutubeで見ています。

簡単にVtuberの実施形態の一つを説明すると、Youtube上で2次元のキャラクターがお喋りしながら、ゲーム配

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知財×ビジネスで飯を食いたいけど〜キャリアは生き物

知財×ビジネスで飯を食いたいけど〜キャリアは生き物

「僕のキャリアはグチャグチャだ・・・」 こう思ったのは入社2年目の本配属が決まった日、狙っていたバイオテクノロジーの研究開発ポジション(自分の研究ドメインどハマりしていた内容だったのに、、、)に同期が配属された時だった。しかも2人。
 同時に自分が配属されたのは、AIを現場に普及させる開発グループで研究所の所属だった。どうやら、大学でプログラミングなどのITスキルを学んだところにずっと目をつけられ

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知財戦略コレクション 第1回

知財戦略コレクション 第1回

はじめに知財戦略といえば、オープンクローズ戦略やライセンス戦略、SDGsへの貢献などが挙げられる。市場情報で知ることができる実例はよく知ってる企業が多いなー
って思ったので、すごい話題になったわけではなさそうな(偏見)知財戦略事例を集めました。

オープンクローズ戦略・エステー化学
機能性樹木抽出成分の技術をハブに色々な企業と組んで製品開発を行なっているようだ。

「クリアフォレスト」事業推進 他

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有価証券報告書の内容を極性分析(感情分析)した結果

 有価証券報告書を読むと中々時間がかかることが多いのではないか?企業分析をする上で読む人は多いのではないだろうか?
私は、結局「経営がいい感じなのか、悪い感じなのか素早く知りたい」となってしまう。

EDINETのデータをDLしてデータを抜き出すことができても、そのまま読むだけではもったいないと感じていた中、ある方にこのような論文の情報をいただいた。

有価証券報告書のテキスト分析: 経営者による

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国内の代替肉技術動向についての俯瞰

国内の代替肉技術動向についての俯瞰

初めに代替肉についてニュースが多くなっていると感じたので、気になって簡単な調査・分析を行なった。特許分析も行い、技術動向の俯瞰を行っていきたい。

代替肉とは代替肉(だいたいにく)とは動物を屠殺・食肉処理した通常の肉ではなく、大豆など植物性原料を使い肉の味や食感を再現して作られた、肉の替わりとなる植物ベースの食品である。
フェイクミート、大豆ミート、大豆肉、ソイミート、疑似肉、植物性タンパク、アナ

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「刺さる特許分析」 第二回勉強会の備忘録

「刺さる特許分析」 第二回勉強会の備忘録



前回に引き続き「人に刺さる」特許分析を行うために必要なスキルの一つとして取り上げた、「ヒアリング」について勉強会を行った。アジェンダは上の図の通り行った。

前回の勉強のまとめ前回の勉強会では「刺さる」とは何なのか? を全体を通して議論した。
皆さんの意見をまとめると「刺さる」とは、

「当事者意識」と「顧客ごとに抱く課題への解答」

かなと思う。特に顧客が抱える課題へのアプローチが真に大切な

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