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自宅でがん検診!必要な物はだ液のみ!病院嫌いなわたしのドキドキが止まらなかった話

「今年は健康診断受けるよね?」

毎年言われているこのセリフ。

わたしは病院がとても苦手です。
小さいころから大嫌い!

「3日前から禁酒してるのー」
「野菜ばっかりとりあえず食べてる」

そんな涙ぐましい努力のすえ、健康診断へと覚悟を決めて旅立つ仲間たち。
なんて素晴らしいのでしょうか!

わたしはというと……

受けていません!! (キッパリ)
気になりながらも毎年ススス……と姿をくらますわたし。

まわりからは「早く病院に行け!」
そればかり言われています。

何年も検査を受けていない……
健康診断やがん検診に行きたいけれど、怖くて行けていない。

わかります。すごくわかります。


そんな方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
すこしでも行動するきっかけにしてもらえたら、うれしいです。

この記事は、自宅でがん検診をするお話です。
がんをチェックするキットは市販されているので、誰でも手に入れることができます。

わたしは、
「コレを買ってよかった!」
そう思っています。

いろいろ言いましたが、結論としては、
「きちんと病院に行って、健康診断を受けましょう」
というお話です。


自宅でがん検診|何年も健康診断を受けていないわたしに届いた一通の封書


いつも通り、のほほんと過ごしていたある日の午後。
わたし宛に一通の封書が届きました。

???

中を開けてみると
「〇年も健康診断を受けていない方だけにお送りしています」
の文字。この〇は2年か、3年か……忘れてしまいましたが、とにかく数年の間、会社からのお知らせを無視している人にだけ送られているという内容です。

旦那の扶養に入っていたわたしは、ありがたいことに健康診断も受けさせてもらえます。
それでも受けないわたしはなんなんだろう……という感じです。


「なんと〇〇組合に入っている方限定で、今回のみとくべつ価格で検査を受けられます」
というお知らせ。

「え~どうしよう…今、受けておいたほうがいい?」
ドキドキしてきます。

肝心な検査の内容ですが、じぶんの唾液を採取しておくるだけです。
それだけでガンがわかるという内容。

「なんか怪しくない?」

そう思ったのですが、

いくら病院が嫌いなわたしでも、やっぱり常に不安があります。
当時、大切な友達が乳がんになったばかりということもありました。
もしかしたらじぶんも……という恐怖が頭から離れなかったのです。

自宅でがん検診|おそるおそる申し込んでみる


病院には行きたくないけれど、不安が頭からはなれない。
当時のわたしは、そのような感情でいっぱいでした。

インターネットから簡単にだ液採取キットの申し込みができます。
わたしは勇気をもってポチっとしました。

まだなにも始まっていないのに、すでになにかをやり遂げたような感覚。
すがすがしい達成感です。
キットが届くのを楽しみに待っているじぶんがいました。

大好きなワンコと遊んでいても、どこかうわの空。
郵便屋さんのバイクの音が聞こえたら、すぐにポストへダッシュです。
そんな日々がしばらくつづきました。

「まだかなまだかな~学研の~おばちゃんまだかな~♪」
つい昭和のなつかしい歌を口ずさんでしまいます。

自宅でがん検診|だ液採取キットが届く



そしてついにその日がやってきました。
わたしの手元に、だ液採取キットが届いたのです。

よく読んでみると、詳しくイラスト付きでガイドが載っています。

こちら、株式会社Saliva Tech(サリバテック)という山形県にある会社です。
対象となるがんは以下の通り6つです。

  • 肺がん

  • 膵がん

  • 胃がん

  • 大腸がん

  • 乳がん

  • 口腔がん

血液を通じ、だ液の中にしみ出る代謝物のうち、がん細胞によって特に多くなる複数の物質を検出してくれます。
人工知能(AI)が解析し、臨床研究データと照合して、現在のがんのリスクを調べてくれるという優れもの。

人口知能おそるべし……
ここでもAIがいい仕事をしています。

手順に従い、採取2日前から準備が必要です。
準備といっても、特に難しいことはありません。

自宅でがん検診|検査の流れ


2日前から準備が必要です。

  1. 採取2日前~食事制限を守る

  2. 採取前日の食事・服薬は夜9時までに

  3. だ液を採取

  4. だ液を12時間以上冷凍

  5. 検査所へ発送

食事制限とは、大豆、ナッツ類、しじみを材料としたサプリメントや健康食品は摂取しないということ。

枝豆や納豆などの、「大豆」を原料とした料理の過剰摂取も控えます。
ナッツ類、しじみも同じです。

特にむずかしいことは何もありません。

忘れてはならないのが、保冷ボックス(保冷剤入り)を3時間以上冷凍庫に入れておく必要があります。

自宅でがん検診|だ液採取やってみた


当日は、口腔内を清潔にするため、採取1時間前までに歯磨きを済ませておきます。
採取15分前になったら、コップ半分(100ml)程度の水を飲みます。

きっちり100mlをコップで測って飲む、小心者のわたし……

冷凍庫からキットを取り出し、口にだ液を溜めるべく、酸っぱいことを想像します。
レモンや梅干しを思い浮かべたりしますが、なかなかだ液が口の中に溜まりません。
緊張しているのが自分でもわかります。

家でこんな調子なら、病院に行ったらどうなるのか??

そんなことを考えながら、なんとかだ液を取るのに成功します。
はっきり言って、家で尿検査をするより簡単です。

こんなに簡単でいいの?
それぐらい簡単です。

ひとつ難しかったことを挙げるとするならば、なるべく泡を立てないように採取するということぐらいでした。

再度冷凍庫へ保冷ボックスごと戻します。
12時間以上、だ液をしっかりと冷やします。

自宅でがん検診|キット送付


ここでも、すべて用意してあります。

返送用ボックスや返送用伝票、冷凍と書いてあるシールまで!
こちらで用意するのは、自分のだ液のみです。

ドライバーさんへ返送用ボックスを渡すときに「冷凍便である」旨を伝えるのを忘れないようにしましょう。

だ液到着後、約1か月後に郵便で検査結果が届くようになっています。

大切なこと


この検査ですが、がんのリスクを評価するものであって、診断をするものではないということです。

・偽陽性(本当はがんに罹患していないのに、リスク値が高いと評価される)
・偽陰性(本当はがんに罹患しているのに、リスク値が低いと評価される)

を示す場合もあるようです。

妊娠中の方や、炎症疾患を抱えている方なども影響を与えてしまう可能性があるので、はじめに注意点をしっかり読みましょう。

とはいえ、日々どんどん進化を続けていると思います。

リスクが高かった方は、きちんと病院に行って精密検査を受けましょう。
また低くても、やはり健康診断を受けるのが一番大事だと思います。

偉そうなことを言っていますが、それができるならこんな検査いらないですよね。わたしのような方は、まず病院に行くきっかけ作りとして、とてもおすすめです。

首を長くして待ち続ける日々


検査キットが届くのを待っているときよりも、ドキドキ指数が高いのがわかります。
「こんなドキドキ何年ぶりだろう」
目がハートの乙女のような気分で、結果が届くのを待ち続けていました。

そして、ついにその日がやってきたのです。

その日はちょうど月がきれいに見える日で、子供に誘われて外で月を眺めていました。

玄関を出る時に、結果の封書が届いていることに気づきましたが、とりあえず外に出ました。

私の頭の中は、もう月どころではありません。
「お月様きれいだね~」と言う子どもの言葉が、何も頭に入ってきません。

完全にあっち側へ気持ちが飛んでいます。
耐えきれなかったわたしは、

「ごめん!!!」

と、トイレのふりをして、封書を握りしめ、トイレへダッシュしました。

緊張しすぎて、心臓が口から飛び出しそうです。

もしも悪い結果だったら……
どこの病院に行ったらいいんだろう……

悪いことがぐるぐると頭の中をよぎります。

そして、覚悟を決めていざ開封!

自宅でがん検診の結果は


ABCDのランクに分けてあり、わたしはすべての結果がA!
リスクがより小さいでした。

「おおおお~~神様ありがとうございます!」
震えながら開けたかいがありました。

便座に座ったまま、思わずガッツポーズです。

おまけで、歯周病の傾向(口腔内の環境)も載っていました。
こちらも問題ありませんでした。

別の口コミで、リスクありと判定されたので病院に行ったらがんではなかった!とお叱りの口コミをされていた人がいらっしゃっいました。
ですが、しっかりと病院で検査をするキッカケにはなったと思うので、結果オーライなのでは?と個人的には思ってしまいました。

もちろん、これですべてがわかるとは思っていません。
けれども、気持ちに変化が出ます。

健康で長生きして、1日でも楽しい日々を送りたいと欲がでてくるのです。

きちんと病院へ定期的に行って、健康診断を受けるのが一番です。
でも、なかなか時間が取れずに行けなかったり、行きたくても勇気が出なかったりする人には、まずこのような検査もアリなのではと思いました。

お医者様の中には、このようなものを否定される方もいるかもしれません。
ですが、一方では、すでに病院の検査の中で、このようなキットでの検査を組まれている病院もあります。

考え方はそれぞれですが、わたしにはとてもいい経験でした。

うれしい報告



いつも「病院には行った?」と聞いてくる旦那にこの結果を見せます。

いつも上から目線で言われていたので、今度はこちらから
「がん検査やったほうがいいよ!」

と立場逆転です!(やった~)

詳しく書いてある結果を読みながら、「ふ~ん」と少し悔しそうにつぶやいていましたが、興味はあるようです。

年に一度の病院の健康診断であっても、ここまでのがん検査は難しいですよね。

これと病院の検査を組み合わせると最強かもしれません。

まとめ


わたしのように、ビビりで、病院が苦手な方。
病院に行くきっかけ作りとして、このようなものがあるというものを紹介させていただきました。

決して安くはありませんが、自宅で検査ができるなんて夢のようです。
買ってよかった!そう思いました。

コロナの検査も、だ液でわかる時代です。
注射も針を刺さずに自宅でできるように進化しはじめています。
ストレスのない医療がこれからもどんどん進んでいくよう、祈らずにはいられません。

皆さまがいつまでも健康で楽しく、笑って過ごせますように!

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。



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