旅好きの原体験は宮古島への旅だった

気が付くと私は旅が好きになっていたが、いつからこんなに旅好きになったのだろうか。小さい頃から休みのたびに家族旅行に行っていて、その時から旅行がなんとなく好きだったが、旅好きになった原体験ではない気がした。

そう思いながら過去を振り返っていたら、大学生のときに訪れた宮古島を思い出した。なんとなく旅が好きだった私を、大の旅好きに変えてくれたのがこの旅だった。

実際に訪れた砂山ビーチ

ずっと行くのが憧れだった宮古島

「宮古島の海が一番綺麗らしいで」
高校生のときに、父親が教えてくれたことで、今でも覚えている。

その言葉を聞いてからどんな海なのか気になって、ネットで「宮古島　海」と検索すると、エメラルドグリーンの海や、熱帯魚がたくさん泳いでいる海の中の写真がいっぱい出てきた。こんな景色を一度は見てみたいと、宮古島に行ってみたくてたまらなくなった。

ついに始めて宮古島に訪れる

宮古島に初めて訪れたのは大学2年生の夏休み。運悪く台風が発生していたが、無事宮古島に到着。台風の影響で1日目は天気が悪かったが、2日目は奇跡的に雨がやんで曇り。早く綺麗な海を見たくて、ホテルから一番近いビーチに向かった。

到着したビーチで、シュノーケリングセットをレンタルして海に入ると、大量の熱帯魚が泳いでいた。すぐそこにこんな世界が広がっているのかと、感動しながら夢中で泳いだ。

そのとき、曇っていた空に一瞬の晴れ間が差し込み、海がきらきらと輝いた。その一瞬の景色が、ネットで調べていた写真よりも何倍も綺麗でずっと目に焼き付いている。この素敵な体験が、私が旅好きになった原体験だった。

シュノーケリングをしたビーチ

旅をするほど旅が大好きに

宮古島を訪れてから、自分で行ってみたいところを探して、そこに足を運ぶようになった。行ってみたい場所に実際に行くことがとても楽しくて、どんどん旅が好きになっている気がする。

旅好きの私をつくるきっかけをくれた宮古島と、父の何気ない一言に感謝しながら、これからも旅を続けていきたい。