あなたのおかげで、柿の葉寿司を食べる大人になりました
社会に出て最初の頃にお世話になった上司はとにかくグルメな人だった。好きなものは好き、嫌いなものは嫌いの延長みたいな感じで「美味しいものを食べたい、美味しくないものは食べたくない」とハッキリしたアティテュードで日々の生活を営んでいらして、私はとにかくその潔さが大好きだった。
以前、そんな私たちが働く職場の近くにデパートがあった。なんならコンビニよりも近かったので時々行っていたのだが、その上司はいつもお昼ご飯をこのデパートで調達していた。毎日美味しそうなご飯を美味しそうに召し上