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【出会えてよかった1冊】 '23ベストセラー『Atomic Habits』を読んで実践したこと

紀伊國屋書店で「おすすめNo1」と紹介されているのが目に止まり、『Atomic Habits / James Clear』を読みました。

この本は、1500万部以上の発行部数で2023年のベストセラーとなった一冊。
習慣化は日頃からの私のテーマで和書も複数読んでいるので、迷わず購入しました。

日本語版もあるようです。

一言でいうととてもよかった!

同ジャンルの本は他にもありますが、

・数々の実験に裏付けされた、即実践できる「良い習慣化」を作るメソッドに納得感が持てる

・実際の個人の事例が各セクションに複数描かれているので、自分に当てはめて考えやすい

新しい習慣を持ちたい方にはとても良い本だと思います。
改めて、何に対しても「なぜそれをやるのか?」という納得感や、科学的な裏付けによる論理的な理解が好きなタイプだな、と自分に対して思いました。

同じタイプの方にはとてもおすすめです。


<印象に残った箇所と私の実践内容>

本の中で特に強く印象に残った箇所は、次の3つです。
(実際の原文は記事の最後に引用の形で記載しています。)

①達成したい目標を設定するのではなく、どんな人になりたいかを先に考え、その証拠を作っていく。

これは本の初っ端に出てくるのですが、達成したい目標を立てて振り返っていただけだった私にとって最も目から鱗だった内容でした!

目標を立てるのではなく、まずはなりたい人(アイデンティティ)を想像するというものです。
そうなりたいという気持ちで行動が加速し、行動すると実績がたまるので「証拠」が積み上がっていき、どんどんアイデンティティが強くなっていく(なりたい姿に近づく)というものです。

例えば、下記のような例が載っていました。

例)
緊張した時に爪を噛む癖がある人が、「爪を噛まない」を目標にしたい場合
これ自体を目標に決めても変われない。
ネイルを始める(お金をかける)ことで「きれいなネイルの維持をしている」という証拠を作ると、「自分はネイルに気をかける人だ」というアイデンティティが強くなり、噛む行為をしなくなる。

 

(実践してみたこと)
「今月はこれをやりたい」と達成したい目標を立てていましたが、一歩立ち止まり、1ヶ月終わった後、「どんな人になりたいか」を考えてみました。
そうなっているために今の自分に必要だと思うことを、月の目標にしました。

(効果)目標に固執しなくなった
「こうなりたいからやっている」という目的と手段の意識が強くなりました。このままだと達成できなそうだ、と思ったことについても、別の手段に切り替えて進めるようになりました。

②「この行動」を「この時間」に「この場所」でやると決める。

単純な話なのですが、決めておくと必ずできます。
気づいてはいたけど、決めていなかったから習慣になってなかった・・ということがあったので、改めて見直しました。

(実践してみたこと)
「仕事の休憩時間(ランチが済んだ後の10分間)」に「自宅ソファ」で「今月読むと決めた本」を読む、と決めました。

(効果)習慣化できた
読書量が落ちていた最近でしたが、読む!と決めた本を確実に毎日読めるようになり、ずっと読み終えられなかった本を読み終えました。

③計画したり戦略を立てたり学んだりすることではなく、実際の行動だけが結果を生み出す。

これは最近感じていたことだったので、胸に刺さりました〜〜
やっぱそうだよね〜と。
本書では違った文脈で語られていますが、私が真っ先に思い当たったのがnoteへの取り組み方でした。

似たことをnoteへの取り組み方を振り返った記事で、自分で記載していました。いくら時間をかけて書いても、世に出さないと意味がないと最近感じているという話です。

(実践してみたこと1)
noteをどう書くか、あれこれ計画を立てて何度も下書きを下書きのまま更新し続けたりしていましたが、とにかく公開することが大事!と思い至り、決めた公開頻度は守るようにしています。
書ききれず公開ボタンを押せないこともかなり多いのですが・・

(実践してみたこと2)
プランニングの時間を制限して(減らして)動ける時間を増やすことにしました。

思考がクリアになるので、私はノートや手帳に向き合う時間がとても好きなのですが、プランニングすること自体が楽しくて時間をかけすぎているなと薄々感じていました。
考えても、行動しないと進まないを肝に銘じて、手帳を書く時間を減らして行動(作業)しよう!と改めて思いました。
その日書く内容や時間を決めることにしました。まだまだ試行錯誤中です。

③に関しては、思い当たることが他にもたくさんありました。
社会人の勉強は机上の勉強だけでは生産的ではないな、とか、
本を読むだけで実践しなければ意味がないな、とか。

<取り入れてみたいこと>

本の中で書かれていて、今後取り入れていきたいと思ったアイディアがあるので自分の備忘も兼ねてご紹介。

ゾーンに入るスイッチを作る

一瞬でできる自分の好きなことを、習慣にしたい(気の乗らない)ことと結びつけるという方法が紹介されていました。

スポーツ選手などもこの方法を取り入れているケースが多いとのこと。
確かに、私ですら何人かのスポーツ選手がやっているのを知っていました。

本書で紹介されていたケースは以下でした。
・好きな音楽のスイッチON!とともにゾーンに入ってライティングをする
・パッと笑顔を作って気持ちを切りかえる

実際に聞いたことのあるのは、場所を変えるという方法。
このカフェは絶対に集中できるので○○をしようと決めて行くとゾーンに入れる、などです。
私にとってのアガルスイッチってなんだろう〜と考えています。

<参考:本記事で取り上げた箇所>

最後に、記事で取り上げた箇所の原文のご参考と、その他にも覚えておきたいと感じた箇所を記載します。

①New Identity require new evidence.
Every action you take is a vote for the type of person you wish to become. (p.39)

②Broadly speaking, the format for creating an implementation intention is: When situation X arises, I will perform response Y." (p.70)

③The simple way to apply this strategy to your habits is to fill out this sentence: I will [BEHAVIOR] at [TIME] in [LOCATION]. (p.71)

④Identify a current habit you already do each day and then stack your new behavior on top.(p.74)

⑤Creating obvious visual cues can draw your attention toward a desired habit. The mantra I find useful is "One space, one use."(p.89)

⑥If you want to take it a step further, you can create a motivation ritual. You simply practice associating your habits with something you enjoy.(p.132)

⑦When you are in motion, you're planning to and strategizing and learning. Those are all good things, but they don't produce a result. Action, on the other hand, is the type of behavior that will deliver an outcome. Only the action of working out will get an result you're looking to achieve. (p.142)

⑧ If you want to master a habit, the key is to start with repetition, not perfection. Habits form based on frequency, not time. (p.145)

⑨It doesn't really matter how long it takes for a habit to become automatic. What matters is that you take the actions you need to take to make progress.(p.147)

⑩I try to remind myself of a simple rule:  never miss twice. The first mistake is never the one that ruins you. It is the spiral of repeated mistakes that follows. Missing one is accident. Missing twice is the start of a new habit. This is a distinguishing feature between winners and losers. When successful people fail, they rebound quickly. You don''t realize how valuable it is to just show up on your bad ( or busy) days.

Atomic Habits / James Clear


お読みいただきありがとうございました♪


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