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ウクライナ語文法シリーズ

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ウクライナ語の文法を解説していきます。格変化や活用などの説明が中心になります。 ウクライナ語学習者初級~中級のリファレンスとして使っていただけたら嬉しいです!
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記事一覧

ウクライナ語文法シリーズその21:所有代名詞

所有代名詞ウクライナ語ではそれぞれの人称に所有代名詞があります。英語では例えば一人称単…

ウクライナ語文法シリーズその20:人称代名詞、再帰代名詞

ウクライナ語では代名詞はその意味・機能からいくつかの種類に分けられます。人称代名詞、所有…

ウクライナ語文法シリーズその19:比較級、最上級

ウクライナ語にも他の多くのヨーロッパの言語と同様、形容詞に比較級と最上級があります。英語…

ウクライナ語文法シリーズその18:形容詞の変化と用法

今回から2回にわたって形容詞の変化と用法を簡単に見ていきましょう。まずは形容詞の格変化か…

ウクライナ語文法シリーズその17:具格、具格支配の前置詞

具格には様々な用法があります。概ね英語の前置詞 by が付くときに相当するのですが、一部感覚…

ウクライナ語文法シリーズその16:与格、与格支配の前置詞

与格は非常によく用いられ、用法も様々です。それほど理解に苦しむようなものではないのですが…

ウクライナ語文法シリーズその15:処格、処格支配の前置詞

処格は必ず前置詞と共に用いられ、単独で現れることはありません。早速処格を要求する前置詞を見ていきましょう。 в/у 「~(の中)に/で」とна 「~(の表面)に/で」 この二つの前置詞は「対格、対格支配の前置詞」でもセットで取り上げましたが、対格と共に用いられる場合は方向などを表すのに対し、処格と共に用いられると動作が行われる場所を表します。в/у と на の使い分け方は対格の時と同様で、в/у は「中」というニュアンスを含むため、建物や部屋、国、都市、庭などの何らかの

ウクライナ語文法シリーズその14:属格、属格支配の前置詞

属格には非常に多くの用法があります。ここでは主なものを紹介しておきます。一部の用法は日本…

ウクライナ語文法シリーズその13:対格、対格支配の前置詞

今回は対格を見ていきましょう。対格それ自体の用法はそれほど難しくありません。 今回からそ…

ウクライナ語文法シリーズその12:主格・呼格

名詞の格変化を覚えたところで、それぞれの格の用法をもう少し詳しく見ていきましょう。 単純…

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ウクライナ語文法シリーズその11:人名の変化

一般名詞の格変化を覚えたところで、ここでは人名の格変化について見ていきましょう。 名前(…

ウクライナ語文法シリーズその10:中性名詞

中性名詞は単数主格の見た目上では大きく -о/е で終わるものと -я で終わるものに分けられ…

ウクライナ語文法シリーズその9:男性名詞の単数属格について

ウクライナ語の男性名詞で最もやっかいなのが単数属格で -а/я か -у/ю のどちらになるか、…

ウクライナ語文法シリーズその8:男性名詞

女性名詞の次に、男性名詞を見ていきましょう。 男性名詞は女性名詞の表と比べると単数の語尾がだいぶ複雑です。ウクライナ語から入った方にとって大変なのはもちろんですが、むしろロシア語を知っている方々の方がうんざりするかもしれません。ロシア語は格変化パターンがだいぶ単純化というか均一化というか、簡単になっていますので。 属格、処格、与格、呼格は複数の可能性があり、単語によってどちらか決まっているものもあれば、どちらでも良いものもあります。 具体例は格変化パターンの箇所で見ていき