ウクライナ語文法シリーズその15:処格、処格支配の前置詞
処格は必ず前置詞と共に用いられ、単独で現れることはありません。早速処格を要求する前置詞を見ていきましょう。
в/у 「~(の中)に/で」とна 「~(の表面)に/で」
この二つの前置詞は「対格、対格支配の前置詞」でもセットで取り上げましたが、対格と共に用いられる場合は方向などを表すのに対し、処格と共に用いられると動作が行われる場所を表します。в/у と на の使い分け方は対格の時と同様で、в/у は「中」というニュアンスを含むため、建物や部屋、国、都市、庭などの何らかの