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♯28 「分裂をもたらすために来た」とはいったい何のことか/ルカによる福音書第12章49-53節【京都大学聖書研究会の記録28】
【2024年5月28日開催】 5月28日はルカによる福音書 12:49-53 を読みました。今回はたとえ話ではありませんが、前回から引き続いてイエスの話です。今回は、前回とはちがい、「再臨」が主題にはなっていませんが、イエスの受難への言及があったりして、何か節目の時を前にした緊張が伝わってくる内容となっています。それゆえ(だと思いますが)イエスの言葉は厳しい。その厳しさをどう受けとめるか。それが今回の課題です。 「火を投ずること」と「分裂をもたらすこと」 ごく短い箇所で
♯27 「目を覚ましていなさい」という勧めを聞き、みんなで頭を抱えてしまった/ルカによる福音書第12章35-48節【京都大学聖書研究会の記録27】
【2024年5月21日開催】 今回はルカ福音書12:35-48を読みました。いわゆる「再臨」を迎えるにあたっての心構えについて語られた箇所です。 今回は、新しいメンバーも含め、多くの参加者があったのですが、テーマが「再臨」だったせいか、あるいはテキストが細切れ的な構成になっていたせいか、話題があちらこちらに飛び、何だか収束困難という事態になってしまいました。テキストから再臨という問題を突きつけられ、みんなで頭を抱えてしまったといった感じです。今回初めて参加された方も含め、最