井関康人

井関康人

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  • もっと遠くへ

    走るのが好き。速くよりも長く。 長くより永く。身体の声を聴きながら旅するよう走ろう。山へ、海へ。 もっと遠くへ。

  • 生き物いっぱいの谷津田で無農薬の米作り

    JR総武本線の都賀駅近くの市街地に奇跡的に残された隠れ家のような谷津田で、無農薬、無化学肥料のお米を作ります。農業ではありません。年齢、性別問わず、誰もが自分らしく学び、楽しめる場になればいいなと思ってます。

  • 晴耕雨読

    本を読むのが好きだ。どんな本にもぐっと胸に響く言葉があるものだ。そんな言葉に感じたこと、考えたことを文字にしてみる。人生の備忘録として。

記事一覧

中山道“風の旅”2024〜第6ステージ、エピローグ

これまでの旅路は↓ 5月5日 【第6ステージ】武佐宿〜三条大橋 43km いよいよ最終ステージを迎える。残り43kmだけど、昨夜中断した7km手前の地点からスタートするので50…

井関康人
2週間前
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中山道“風の旅”2024〜第4ステージ、第5ステージ

これまでの旅路は↓ 5月2日 【第4 ステージ】木曽福島〜中津川宿 56km 夢を見ない深い眠りから目覚める。 いよいよ後半ステージに入る。今日はたったの56km。右膝はま…

井関康人
2週間前
11

中山道“風の旅”2024〜第2ステージ、第3ステージ

旅を続けます。 第1ステージまでは↓ 4月30日 【第2ステージ】岩村田宿〜下諏訪宿 53km 前回もそうだったが、夢を見ることもなく目覚める。100%ノンレム睡眠なんだろう…

井関康人
2週間前
10

中山道“風の旅”2024〜プロローグ、第1ステージ

今年は甲辰の1月15日に還暦を迎え、3月31日をもって35年勤めた会社を定年退職した。と言って仕事も終わったわけじゃないし、人生はまだまだ長い。節目の歳として今年は何か…

井関康人
3週間前
11

甲辰、還暦、定年退職、そして白龍に出逢う

今年は甲辰。ネットで調べると、色々出てくる。 『この甲と辰の組み合わせはとても力強い組み合わせです。甲は十干の始まりにあたり、生命や物事の始まりを意味しています…

井関康人
2か月前
10

花の旅2024〜雨にも負けず、そして陽はまた昇る

2月23日・24日の一泊二日で昨年に引き続き末房さん企画の「伊豆半島花の旅」に参加した。今年は、還暦記念に6年ぶりに開催される中山道「風の旅」にエントリーしてるのでそ…

井関康人
3か月前
12

房総半島一周280K〜ジャーニーじゃなくてサバイバルレース(千葉サバ)だった件

7月15〜17日の三連休はコロナ禍以降中止だった分水嶺トレイルが再開すれば参加予定だったけど、結局、今年も中止になってしまったところへちょうどハマったのがこのイベン…

井関康人
10か月前
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随想(風)〜甲州道中“鳥の旅”2023

2019年に参加した後、翌年はコロナ禍で未開催が続く。昨年再開されたけど予定が入っていて不参加。今年は4年振り4回目の参加。鳥の旅とはなんぞや?と思った方は過去3回の…

井関康人
11か月前
3

ランニングにおける筋肉痛と故障

走ったりしない人は、たまに走ると翌日に酷い筋肉痛になったりして「身体がボロボロや」と嘆く。ものすごく走る人は関節や腱などに慢性的な痛みを抱えてたりして、これを故…

井関康人
1年前
15

花の旅2023 in伊豆〜共走の2日間

 12年ほど前に48歳の歳男から始めたランニングだが、ジョギング→10kmレース→10マイル→フルマラソン→トレイルランニング→ウルトラマラソン→100マイルトレイルランニ…

井関康人
1年前
8

ワークとライフ

気が向いたので久しぶりにブログに書き留めておく。 働き方改革とやらでワークライフ・バランスが大事だって盛んに言う。いやいやワークライフ・ハーモニーだとかワークラ…

井関康人
1年前
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六甲山キャノンボールランは究極の草レースだ!

関西のノリでトレランやったらどうなるん? それが六甲山キャノンボールランだ。 冗談のようなホンマ。 <ルール>※一部抜粋 ・エンジン以外何でもあり。人力、MTB、馬、…

井関康人
2年前
11

マイラーへの道〜KOUMI100完走!

マイラートレイルランナーはリスペクトを込めて100マイル(160km)を完走した人のことをそう呼ぶ。トレイルランニングの世界に足を踏み入れたなら誰しも憧れ、そしてそれを…

井関康人
2年前
12

古富士道を舐めたらあかん!

旧甲州街道、旧中山道と踏破したから次は旧東海道だ!そう思い立ったが吉日。ガイド本買って地図アプリでルートをトレースしたりしてモチベーションが上がる。江戸時代に整…

井関康人
3年前
8

激走(闘?)KOUMI100

 マイラーを目指して100マイルのウルトラトレランレースにせっせとチャレンジしてた時もあったけど、悪天候によりことごとく距離が短縮されたりしてマイラーのチャンスを…

井関康人
3年前
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3月21日の田んぼ

2月に入り水を張ってから1か月半くらい経った。 気温が高くなって1番田んぼのアオウキクサがかなり増えてきた。 不思議なことに左側の2番田んぼもアオウキクサがあるん…

井関康人
4年前
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中山道“風の旅”2024〜第6ステージ、エピローグ

中山道“風の旅”2024〜第6ステージ、エピローグ

これまでの旅路は↓

5月5日

【第6ステージ】武佐宿〜三条大橋 43km

いよいよ最終ステージを迎える。残り43kmだけど、昨夜中断した7km手前の地点からスタートするので50km。7km多くなってしまうが、それでも全ステージの中で最短なので気分的には楽だ。

毎日長距離走ってると段々と疲れが溜まって走れなくなるのかと言うとそんなことはなくて、ひと晩寝れば100%とは言わないがかなりリカバリ

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中山道“風の旅”2024〜第4ステージ、第5ステージ

中山道“風の旅”2024〜第4ステージ、第5ステージ

これまでの旅路は↓

5月2日

【第4 ステージ】木曽福島〜中津川宿 56km

夢を見ない深い眠りから目覚める。
いよいよ後半ステージに入る。今日はたったの56km。右膝はまぁまぁ落ち着いてるし大丈夫だろう。
宿を出て末房さんの車で木曽福島駅まで行く。

快晴で気分上々。門限も無いし木曽路を満喫しようと思う。そして朝8時過ぎにスタート。

しばらく走るとこれまでになく大腿筋に痛みを感じる。どう

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中山道“風の旅”2024〜第2ステージ、第3ステージ

中山道“風の旅”2024〜第2ステージ、第3ステージ

旅を続けます。
第1ステージまでは↓

4月30日

【第2ステージ】岩村田宿〜下諏訪宿 53km

前回もそうだったが、夢を見ることもなく目覚める。100%ノンレム睡眠なんだろう。

夜はコンビニ弁当だったのでちゃんとした朝ご飯を食べれるのが嬉しい。しっかり食べる。食べられる間は大丈夫。昨日痛めた膝は完全には戻らないが、昨夜のケアはそれなりにリカバリー効果があったのか昨日ほどは痛まない。それでも

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中山道“風の旅”2024〜プロローグ、第1ステージ

中山道“風の旅”2024〜プロローグ、第1ステージ

今年は甲辰の1月15日に還暦を迎え、3月31日をもって35年勤めた会社を定年退職した。と言って仕事も終わったわけじゃないし、人生はまだまだ長い。節目の歳として今年は何かチャレンジしたいと思ってたところへ末房さん企画の風の旅の案内。6年前の第1回に参加したけど、第1ステージで夕食の時間に間に合わないと判断して182kmの残り32kmでエスケープ。続く第2ステージも148kmの残り43kmで足首を痛め

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甲辰、還暦、定年退職、そして白龍に出逢う

甲辰、還暦、定年退職、そして白龍に出逢う

今年は甲辰。ネットで調べると、色々出てくる。

『この甲と辰の組み合わせはとても力強い組み合わせです。甲は十干の始まりにあたり、生命や物事の始まりを意味しています。また、辰は草木の芽生えや大きく育った樹木といった成長を感じさせる意味をもつようです。
つまり、甲辰の年は陽気で積極的なエネルギーに満ち溢れ、新たなサイクルの始まりと創造性が融合する、そんな力強く魅力的な年といえます。』

そんな甲辰

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花の旅2024〜雨にも負けず、そして陽はまた昇る

花の旅2024〜雨にも負けず、そして陽はまた昇る

2月23日・24日の一泊二日で昨年に引き続き末房さん企画の「伊豆半島花の旅」に参加した。今年は、還暦記念に6年ぶりに開催される中山道「風の旅」にエントリーしてるのでその刺激入れのつもりで。日常生活ではほとんと走っていなくて“走力”は間違いなく落ちている。それでも2日間で90kmくらいなら大丈夫だろう。過信は良くないけど12年のランニングの歴史で積み重ねた“総力”は激減することはないはず。故障せず完

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房総半島一周280K〜ジャーニーじゃなくてサバイバルレース(千葉サバ)だった件

房総半島一周280K〜ジャーニーじゃなくてサバイバルレース(千葉サバ)だった件

7月15〜17日の三連休はコロナ禍以降中止だった分水嶺トレイルが再開すれば参加予定だったけど、結局、今年も中止になってしまったところへちょうどハマったのがこのイベント。千葉県民だし、房総半島は大好き、あちこちを走ったりドライブしたりしてるので庭みたいなもんだとジャーニー気分でエントリーした、と言うか“してしまった”のだ。何しろ7月の半ばの暑い最中に超がつく長距離を走るなんてのは正気の沙汰ではない。

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随想(風)〜甲州道中“鳥の旅”2023

随想(風)〜甲州道中“鳥の旅”2023

2019年に参加した後、翌年はコロナ禍で未開催が続く。昨年再開されたけど予定が入っていて不参加。今年は4年振り4回目の参加。鳥の旅とはなんぞや?と思った方は過去3回の旅行記を読んでみて下さい。

今回は徒然なるままに思ったことを随想風に書いてみることにした。

走った距離は裏切らないのか?

前回(2019年)43時間で完走
1月 71km
2月 61km
3月 48km
4月 84km
5月

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ランニングにおける筋肉痛と故障

ランニングにおける筋肉痛と故障

走ったりしない人は、たまに走ると翌日に酷い筋肉痛になったりして「身体がボロボロや」と嘆く。ものすごく走る人は関節や腱などに慢性的な痛みを抱えてたりして、これを故障と呼ぶ。しかし、筋肉痛と故障は根本的に異なる性質のものだ。

強い負荷を与えると筋肉はところどころ破壊されてそこが炎症を起こす。これが筋肉痛。どのくらいの負荷でどのくらいの筋肉痛を起こすかは人それぞれ。過去にどんな負荷を経験したか、どのく

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花の旅2023 in伊豆〜共走の2日間

花の旅2023 in伊豆〜共走の2日間

 12年ほど前に48歳の歳男から始めたランニングだが、ジョギング→10kmレース→10マイル→フルマラソン→トレイルランニング→ウルトラマラソン→100マイルトレイルランニング→ジャーニーランとチャレンジを続けてきた。12年前には想像もできない自分が、今ここにいる。走り始めた頃は「速く」に執着もあったけど、歳を重ねると速さの限界みたいなことを薄々感じ始めて「長く」へと軸足を移してきた。今更ながらこ

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ワークとライフ

ワークとライフ

気が向いたので久しぶりにブログに書き留めておく。

働き方改革とやらでワークライフ・バランスが大事だって盛んに言う。いやいやワークライフ・ハーモニーだとかワークライフ・インテグレーションだとか言い換えも盛んだ。少しづつニュアンスは異なるけど、ワークとライフを分離してる点では似たり寄ったり。この分離の根っこには「ワークはお金を稼ぐことでライフはそのお金で暮らすこと」という、おそらくは第2次世界大戦後

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六甲山キャノンボールランは究極の草レースだ!

六甲山キャノンボールランは究極の草レースだ!

関西のノリでトレランやったらどうなるん?
それが六甲山キャノンボールランだ。
冗談のようなホンマ。

<ルール>※一部抜粋
・エンジン以外何でもあり。人力、MTB、馬、ミニチュアポニー・ウィングスーツ、グライダー、スケボーなどなど、とにかく六甲縦走路を一番早くゴールした者が勝者です。
・死なない。
・酒に飲まれない。
・自己責任のうえ参加し、事前にリスクを回避する能力があること。怪我や事故等が発生

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マイラーへの道〜KOUMI100完走!

マイラーへの道〜KOUMI100完走!

マイラートレイルランナーはリスペクトを込めて100マイル(160km)を完走した人のことをそう呼ぶ。トレイルランニングの世界に足を踏み入れたなら誰しも憧れ、そしてそれを目指したくなる。なぜだかこの言葉にはそんな引力があるのだ。100マイルという距離は知らないわけじゃ無い。ジャーニーランなら一度に200km以上を走って完走したこともある。だけどやっぱりオフィシャルなトレランレースで100マイルを完走

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古富士道を舐めたらあかん!

古富士道を舐めたらあかん!

旧甲州街道、旧中山道と踏破したから次は旧東海道だ!そう思い立ったが吉日。ガイド本買って地図アプリでルートをトレースしたりしてモチベーションが上がる。江戸時代に整備されたいわゆる五街道というのは今で言う国道。宿場も単に泊まる場所というだけではなく軍事的な砦の昨日もあっただけに記録もたくさん残ってるし、沿道の人口も多いので、新しい道ができても生活道として使われてきた。なので保存状態が良い。峠越えとか山

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激走(闘?)KOUMI100

激走(闘?)KOUMI100

 マイラーを目指して100マイルのウルトラトレランレースにせっせとチャレンジしてた時もあったけど、悪天候によりことごとく距離が短縮されたりしてマイラーのチャンスを逃しているうちにモチベーションが下がっていった。エントリーフィーだって3万○千円とか半端無く高くて、近頃の天候不順を考えるとコスパ悪すぎやろ。そもそも自分にとってウルトラトレイルは旅の一つの形であって順位やタイムを目指すものではないのだか

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3月21日の田んぼ

3月21日の田んぼ

2月に入り水を張ってから1か月半くらい経った。

気温が高くなって1番田んぼのアオウキクサがかなり増えてきた。

不思議なことに左側の2番田んぼもアオウキクサがあるんだけどそんなに増えてない。

水は2番田んぼに入ってから1番田んぼに流れるようになってるので1番田んぼの方が水温が高いのか?

ネットで調べてみると、アオウキクサは水中に酸素を供給する、水を浄化するなどの効用がありますが、増えすぎると

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