QGIS覚書(点群データの表示)

静岡県の点群データの加工について以下で紹介されていたので試してみた。
静岡県点群データからQGISで高精細3D地形図を作成しスマホに移して散歩する方法
静岡以外の点群データも追記(2024.10.31)

点群データの入手

静岡県はG空間情報センターから測量により得られたGISデータを公開しており、「VIRTUAL SHIZUOKA」として点群データも公開している。
静岡県は、多くのデータセットを公開しているので、データセット検索で「VIRTUAL SHIZUOKA」を検索して見つけるのが良い。
2023年5月時点では6件の点群データセットを公開している。

VIRTUAL SHIZUOKA 静岡県 中・西部 点群データ」から
高須賀城跡付近(08oc8758 08oc8759)の「LPデータ グラウンドデータ」をダウンロード、入手したファイルをCloudComperで表示(ドラッグアンドドロップでOK)。

QGSIでも最近のバージョンは点群データを表示できる。ダウンロードしたlasをドラッグアンドドロップすればOK(EPSGは2450)。

LPデータ 微地形表現図データ、LPデータ等高線データ(SHP)、オルソ画像データのファイルも入手してQGISで表示してみた。

静岡県点群データからQGISで高精細3D地形図を作成しスマホに移して散歩する方法
CloudCompareで静岡県点群からDTMのみラスタ化も試してみる
データベースツリーのウィンドウで変換するLASファイルを選択
プロパティのウインドウ「Scalar Fields」のActiveを「Classifivation」、「Color Scale」でvisibleのチェックボックスにチェック(stepsはデフォルトで2でした)次に、
編集メニュー>スカラー領域>属性値による抽出・分割(Filter By Value)
「split」を押すと分割されたデータが作成される(データベースツリーに追加されている)
分割されたうちのDTM群を選び上に並んでいるアイコンのラスター変換をクリック
表示された「Rasterize」で
グリッドのstepでメッシュサイズを適当に選び(単位m デフォルトのまま)active layer(デフォルトHeight girdのまま)、directionをZ、Empty cellsをinterpolateで「Update grid」を実行
「Raster」でファイルを任意の名前で保存

作成したファイルをQGISに読み込む

QGIS2threejs Exporterで表示してみる。

リンクや利用したソフト2023.5.24現在

追記:G空間情報センター公開されている点群データ

東京都デジタルツイン実現プロジェクト 多摩地域点群データ
東京都デジタルツイン実現プロジェクト 島しょ地域点群データ

多摩地区点群データより武蔵国分寺跡付近のLAS形式ファイルをCloudComperで表示

島しょ地域点群データより伊豆大島三原山火口付近のLAS形式ファイルをCloudComperで表示

追記2:県が公開している点群データ

長崎県のオープンナガサキ

オープンナガサキより長崎駅付近のLAS形式ファイルをCloudComperで表示

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