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企画に対する思いをつづるという宿題

「看護師100人でつくる本」という企画に参加し、noteチームになったわけで、そろそろ始動することになる。
これから本をつくるまでのストーリーやメンバーの紹介などを載せていくことになるのだが、やはり初めはnoteチームが書いてほしいとなった。
いわゆるどんな感じになるかのお手本だ。

たしかに他のチームは率先してやっているので、そうなることは予測はしていたが、自分のnoteもかけていないのに企画の記事もとなると白目である。

ということで自分のnoteで宿題をすることにした。noteチームのメンバーも少しずつ増えてきたので、振り分けていけば少し負担が減るはずだ。いやそうでないとまずい。

とりあえず自分の熱いかどうかはわからないが思いを書いてみる。


私と「看護師100人でつくる本」

私ははっきりいって看護師になろう!なりたい!
と思って看護師になったわけではない。
完全に親のレールにのっかっただけだ。
モスバーガーの社員になるということを説得できず、
結果、看護学校へいき資格をとったら辞めてやる!
と思っていたのに、気がついたらこの仕事をして20年をこえた。

反対にいえば、辞めてやると思っていたのにここまで続くということは、
看護師という職業は魅力的だったのだろう。

初めのは何年かは覚えることも多く、こえなければ行けないいろんなこともありあっという間にすぎた。
患者さんにかかわり、悩み試行錯誤し、反対に学ばせてもらい、そういう関わりにやりがいを感じていた。

今この業界も何かしらのエキスパートが必要という時代に、何もめざさずただ日々看護をする。それが正解はわからないが、自分にはあっていると思っていた。

ただ、どの分野で骨を埋めるかという疑問はでてきた。そのため、正社員をやめ派遣という形で今まで経験したことのない分野を経験し、最後の場所を決めようと思った。

ところが派遣という働き方が、私の看護師というキャリア事態に疑問をもつきっかけとなった。
正社員と違い、大きな役割や責任が少ない。目の前の業務を決められたようにこなし、対価をえる。そして、プレッシャーは減り、いろんな意味での自由が増える働き方がそこにはあった。ある程度のスキルとコミニュケーション能力があればやっていける。

楽になった分考える時間ができた。そこで気がついた。自分が看護師にやりがいをもてなくなっていることに。
がむしゃらだった若い頃と違い、いろんな環境のブラックな部分や昔ながらの上下関係や報われない看護師達の姿をみてきた時間が、私の看護師を続けるというモチベーションを失くしていたことに。

そして、違う働き方を模索し、書くことが好きだという安易な理由でライターになりたい。という無謀なことを思い付いたのだ。そこから、Twitterやnoteを初めて病院以外で働いている看護師の存在を知った。

私は病院以外の看護師の働き方が多様化していることに、気がついていなかった。そのくらい視野がせまかった。と思っていたときにTwitterで「看護師100人でつくる本」の企画に出会った。

いつもの私なら流し読みしていたであろう一つのツイート。これからの自分の在り方について模索している今だからこそ目に留まった。

そこから、ツイートに反応し企画発起人の彼とZoomで話した。彼の熱い思いをきき、私のこの下がりきったモチベーションもこの企画に関わることで変化がおきるのではという期待と、同じように方向性や働き方に悩んでいる看護師達が1歩ふみだせるきっかけになる本を作れればという思いで企画に参加することにした。

そして今、noteチームとしてこの企画のことを伝えている。少し前までは、こんなことにまさか自分がかかわるなんて思ってもみなかった。
縁とは本当におもしろい。

長くなってしまったけど、これが私と「看護師100人でつくる本」のお話。

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