毎日クロスワード。5月5日，今日は何の日？中島敦の生まれた日！
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概要 このページでは「今日は何の日？」にちなんだクロスワードパズルを毎日提供しています。昔のことを思い出し，それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供！（たぶん）
クロスワードにチャレンジ！
今日は何の日（ヒント）
5月5日は，中島敦の生まれた日です。
学校の教科書に載っていた山月記。中島による小説です。頭のよかった自信家がひとのしたで働くのがいやで野に下り，家族もほっぽっておいて，詩作（しさく）に打ち込んだすえ，虎になってしまうというはなし。
「じゃんりン子チエ」では，猫がしゃべるし，「ひげよ，さらば」では猫も犬もしゃべる。そういえば，夏目漱石の「猫」もしゃべる。
犬や猫がしゃべるのはかわいげがあるけど，虎がしゃべると不気味。犬や猫とちがって，虎は獣（けもの）って感じがするからかな。
そして，言うことも，どきりとすることを言う。
飢え凍えようとする妻子のことよりも、己の乏しい詩業の方を気にかけているような男だから、こんな獣に身を堕すのだ。
野にくだったのも自分が評価されることを恐れたため。飢える家族のそばで，その自信がない詩作のことを思う。ひどい自分勝手。そんなことを自分から言って，それでめそめそしている気持ち悪さ。くだらん虎！
ひとの評価や自己愛で人間でなくなってしまった主人公。このはなしが気持ち悪いのは，この主人公がまるで自分のことのように思えるから。
ひとのことばかり気にしているくせに自分勝手。自分，自分，自分（じぶん）ばかり。
そういう自分からは自由になりたい。
5月3日の答え
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