毎日クロスワード。5月10日,日本気象協会創立記念日!
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概要 このページでは「今日は何の日?」にちなんだクロスワードパズルを毎日提供しています。昔のことを思い出し,それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供!(たぶん)
クロスワードにチャレンジ!
今日は何の日(ヒント)
5月10日は日本気象協会創立記念日です。
天気予報については,桂枝雀さんの落語で「雨乞い源兵衛」を思い出します。
雨を降らせないと命はないぞと庄屋さんに脅された源兵衛。雨乞いの仕方など知るはずもなく,時がたちます。するとぽつぽつと雨が。みな,源兵衛が雨を降らせたと喜びます。しかし,今後はその雨が降り止みません。庄屋さんは今度はその雨を降り止ませるよう源兵衛に迫ります。
そんなおはなし。人間に自然をコントロールする力なんてないよ,でもそれを信じているひとたちのおかしみが描かれています。
天気(てんき)をコントロールすることはできませんが,予報(よほう)することはできます。気象庁の発表しているデータによれば,明日雨がふるかふらないかの予報の的中率はなんとおどろきの83%!これは,平成4年(1992年)から令和5年(2023年)のデータをもとにした結果です。すごい的中率ですね。
1年間の東京のデータでいうと,雨が降らなかった日は181日あります。1年は365日,今年は閏日がありましたので,366日。181 を 366 で割ると,0.49。つまり1年の49%は晴れだということです。ということは,毎日,晴れだ,晴れだと予報していても,49% つまり 50% 程度の的中率はあるわけです。
天気予報に関心をもったので関連の論文を読んでみました。その論文のなかに立原先生の本への言及があり,次のような記述がありました。
立平良三(著)「気象予報による意思決定 一不確実 性の経済的価値」(東京堂出版)
本当か試してみました。今日雨が降っていたら明日も雨,今日晴れていたら明日も晴れ。こんなふうに予想して,実際のデータの一致率をみてみました。すると,64%の的中率となりました。なかなか高いですね。
気象庁の予報の的中率に戻りましょう。明日の天気の的中率は83%でした。1週間後の天気の的中率は65%までに下がります。やはり,未来になればなるほど予報はむずかしいようですね。いくら今の状態を把握できても,実際にどのような未来になるかは予想するのは極めて困難なようです。今後,研究が進めば的中率はあがっていくでしょう。
import csv
import sys
RAIN = 0
NO_RAIN = 1
forcast = []
result = []
forcast = forcast + [ NO_RAIN ]
file = sys.argv[1]
with open(file) as f:
c = csv.reader(f)
for i in c:
r = int(i[0])
result = result + [ r ]
if r == NO_RAIN:
forcast = forcast + [ NO_RAIN ]
else:
forcast = forcast + [ RAIN ]
hit = 0
for i in range(min(len(forcast), len(result))):
f = forcast[i]
r = result[i]
print(f, end="")
print(",",end="")
print(r, end="")
print(",",end="")
if f == r:
print("1")
hit = hit + 1
else:
print("0")
print(hit / min(len(forcast), len(result)))
一方,専門家たちが人工衛星やさまざまな道具や知識を使って予報しても,1週間後の天気をなかなか当てることができないことは,ある意味,ほっとする事実です。私たちは,今の状態から,将来の自分の姿を想像して,絶望したり,悲観したりしています。こんな状態だときっと私の未来は悲惨だろう。もう生きていても仕方がないとか。けれども,未来(みらい)の姿はそんなに予想できるものではないのかもしれません。自分たちが,きっとこうなると予想して生きるためにそうなってしまう,つまり予言の自己成就という現象なだけかもしれません。
今日がどんな最低な1日でも明日を信じて生きてみます。
5月9日の答え
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