現在、私が主催するコミュニティーでは、第4期資産形成プログラムを実施中です(そのため週次レポートの掲載はお休みしています)。第2回が終わったところで、すでに参加者の皆さまには多くの気付きを得ていただいています。そして私も様々な気付きを得ています。 今回はその一部をご紹介します。 (1)投資初心者向けアドバイスにおいて 投資信託の手数料・信託報酬はなぜ業者によって異なるのか?というご質問 − これは全6回のうちの第4回で詳しくお話しする内容ですが、早くも第2回でこの疑問が
*株価が大きく下げたので、簡易版ですが急遽週次レポートを書くことにしました 【1週間の振り返りと今週の注目】No.100〜割高圏にあった株価に調整の動き(4月15日〜4月19日) ○先週の相場 終値 前週比 S&P500 4,967.23 -156.18 日経平均 37,068.35 -2,455.20 ドル円 154.65 1.37 米10年国債利回り 4.626 0.0
実際にどんなことが起こったのか、起こっているのかは分かりませんが、突如海の向こうでスキャンダルとなった一連の報道を目にして感じたのは、「お金は人を幸せにもするし、不幸せにもする」ということです。 (根本は「ギャンブル依存症」によるものかもしれませんが、「賭け金の大きさ」や「払えないほどの借金」は「お金」に強く関係します) 詳細はいずれ判明するかもしれませんし、本当のことは分からずじまいかもしれませんが、私はこの一報を目にした途端に、自分が銀行員だった頃のお金に関する強烈な
本日(3月19日)の日銀の金融政策決定会合では、マイナス金利政策が解除され、2007年以来17年ぶりの利上げが決定されました。 専門的な分析はコメンテーターやメディアに任せて、私からは、これが私たちにとって何を意味するのかをお話ししたいと思います。 決まったこと ・マイナス金利解除(日銀当座預金は三層構造から0.1%に一本化) ・政策金利を無担保コール翌日物へ(0〜0.1%程度で推移するように促す) ・YCC(イールドカーブ・コントロール)撤廃 ・ETFおよびJ−REIT
2月22日に日経平均株価が34年ぶりに市場最高値を更新しましたが、米国株も高値更新を続けており、23日のS&P500は取引時間中に一時5,100台乗せとなりました(終値は5,088.80)。 日経平均およびS&P500に連動する投資信託やETFに投資をしている皆さま、おめでとうございます😊㊗️🎊 私の「資産形成プログラム」や「個別相談」を受けていただいた皆さまから、喜びの声をいただいております。ありがとうございます。 ただ、資産形成は長期戦ですので、まだまだ道のりは続き
日本の2023年10−12月期のGDP(国内総生産)は前期比▲0.1%(年率換算▲0.4%)と予想外のマイナスで、2四半期連続のマイナス成長となりました😳 GDPの2四半期連続マイナス成長は一般的に景気後退と言われています(厳密には日本では景気動向指数が基準なので内閣府は景気後退とは言わないと思いますが、リンクを載せたBBCの記事は「景気後退」って言っちゃってますね😅)。 一方で、今日の日経平均は1990年1月11日以来となる終値での38,000円台乗せ😊 いくらGDPは過
皆さま、こんにちは😊 よく物事は「プラス思考で行こう!」と言いますよね。そうだそうだと思う方もいれば、そうは言ってもそんな簡単にプラス思考になれないよと思う方もいると思います。 先日読んだ米国のファイナンシャル・プランニング関連の論考に、このプラス思考について面白いことが書いてありました。 専門的な部分もあったので、面白いなと思った点だけを書き出すと、 − 肯定的な思考によって、それを現実化する行動を引き起こすことができる − 概して否定的な思考から良い結果は生まれない
皆さんは、資産形成を進めている時に、他の人のパフォーマンスが自分より良かったり、投資方法が成功したりしているのを見たら、自分と比べて羨ましいと思ったりしますか?😊 私自身はそんなことありませんと言いたいところですが、ないわけではありません。人間は弱いものだなと思います😅 ただ、その時にどう考えればいいか分かっているので、一瞬いいなぁと思っても、次の瞬間にはほとんど気にしなくなっています。 ここでは、いくつかあるうちの2つ(1)気持ちの持ち方、と(2)具体的な分析、につい
皆さま、こんにちは😊 新NISAがスタートして1週間が経ちましたね。皆さまはどのように取り組んでいらっしゃいますか? ここでは、この1週間で早くも経験した、お客様および私の成功例、失敗例、そして浮かび上がってきた注意点について触れたいと思います。新NISAが初めての資産運用という場合は比較的シンプルですが、それ以外のケースでは様々な留意点があります。 まず、成功例です。たくさんあります。ただ、すべてをここに書くのは難しいので、概要だけ触れておきます。詳細については、私が
日本は3連休ですね。お正月休みが終わったあとに「やった、また連休だ!」と連休を楽しんでいる方々もいらっしゃるかと思います😊 私は今、1月28日のセミナーに向けてワクワクしながら準備しているところです。そんな私ですが、昨年末に1995年のシャトー・ピション・ロングヴィル・バロンというワインを開けました(仏ボルドーの赤ワインです🇫🇷)🍷 このワインは25年前にスイス🇨🇭で働いていた時に買ったもの。ボトルを眺めていたら、各地を歩き回って買い求めた掘り出し物を輸送業者さんに頼んで
(この記事は昨年12月14日にFacebookグループ「よーよーの資産形成塾」に投稿したものの転載です。今もこの見通しに沿って動いている感じです) ドル円の為替レートが円高方向に動いていることに対して、日米金利差はまだ大きいのになぜ?という声が聞かれるので、ちょっと一言コメントを差し上げたいと思います😊 すでに最近の投稿でもこの件について触れていますが、短期の話で言えば、 1)金融政策の方向転換が為替相場に与えるインパクトは金利差を上回る 2)円キャリーはボラティリティ
皆さま、こんばんは😊 来年からの新NISAスタートまであと1ヵ月。大幅拡充で資産形成がやりやすくなるため楽しみですね。 そんな中、最近よく話題になっているのが、これからNISA口座を開こうとする方が「今年中に現行NISAをやるかどうか」です。現行NISAは今年で終了してしまう制度ですが、多くのファイナンシャル・プランナー(FP)さんは口を揃えて、現行NISAの駆け込み投資を勧めます。本屋さんに並んでいるNISA投資本にもそう書いてあります。その理由とお勧めは概ね下記の通り
ここ最近、為替市場の値動きが荒くなっていますね。為替相場の予想は難しいですが、ある程度の見立てを行うことは可能です😊 20年間、為替、金利、株の相場見通しを行ってきた私がお伝えしたいのは、 ・為替の予想モデルは、基本的に2国間の金利差と経常収支で説明できることが多いが、金利差、経常収支、中銀B/S、外貨準備、リスクオン/オフ、地政学、先物ポジション、など有効な説明変数とそのウェイトには旬がある ・予想モデルは全力で作るが、モデルに頼りすぎないようにする ・トレンドはファン
まだ10月末まで2、3営業日ありますが、一足早く簡単に振り返りをします😊 10月初にFacebookの勉強会グループでは、途中経過をレポートしましたが(https://www.facebook.com/groups/535315267271726/permalink/1515479212588655/)、波乱+下げの展開はその後も続き、米S&P500と日経平均はともに5月以来の水準まで下落しています。 要因は複数あるのですが、主なものを挙げると、 ① 米長期金利の上昇
今日は、皆さまから資産形成を進めるにあたってお寄せいただいたコメントについて、思うことを述べてみたいと思います😊 1)「マイホームを購入したり、教育費などの支出が発生したりすることに関して不安があります。マネーリテラシーを上げることで身の丈にあった投資ができるようになりたいと思っています」 これはまさに私が行っている「資産形成プログラム」(10/8から第3期が始まります:現在お申し込み受付中です)の中でお話しすることですが、多くの方々は、世の中は「貯蓄から投資へ」なので投
(経済財政白書からの抜粋<その2>です) さて「財政経済白書」の中で、家計行動に関して興味深かったトピックスの2つめです。 どうしても白書からの抜粋なので言い回しが硬いものがありますが、できるだけ柔らかくお伝えしたいと思います。 <その1>でも触れたように、白書では「資産所得の引上げとその効果」という項目で、労働所得に加えて金融資産からの所得を増やしていくことが重要と述べています。 その中で、日本の家計の金融資産2,000兆円(すごい金額です・・・)は半分以上が現預金