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毒親への対処法としてまず最初に理解すべきこと

「子供は親に愛されて当然である」という価値観を放棄することが、もっとも重要なことです。
「親に愛されたいと思う願いは捨てなければならない」のです。

「親は子供を愛して当然である」という価値観は、残念ながら幻想でしかありません。
子供が良い子として振舞って親のために多くの行動をしたとしても、毒親は、「便利な手ゴマが増えた」としか認識出来ないのです。
その事実に気付かない限りは、貴方は永久に苦しむことになります。
毒親にとって、子供とは人間ではなくて、単なる所有物なのです。

毒親の思考を読み切らない限り、毒親の精神支配から逃れることは不可能だと思います。
そして、毒親の思考を読み切ったときに私が気付いたことが、「毒親は手に武器を持っていないだけの殺人鬼であって、私は私の身を守ることに全力にならなければならない」ということでした。
こうなれば、やることも見つかって前向きになれます。

毒親の指図に従ったところで、子供は幸せにはなれません。
毒親はアウシュビッツのナチス親衛隊の獄吏であり、子供はそこに囚われたユダヤ人です。
ナチス親衛隊は、ユダヤ人のことを人間であるとすら思っていませんでした。

彼等彼女等は、その有形無形の暴力にもっともな屁理屈を積み立てることがあったとしても、それは殆ど全てか若しくはその全てが嘘です。
私の経験から言えることは、あらゆる有形的な暴力よりも、嘘の方が教育に遥かに有害であるということでした。

ナチスのような殺人集団とは、「一切の交渉は成立しない」のです。
ですが、毒親であっても同じことで、「人間的な関係を構築する余地が全くない」か、「その望みがあったとしても宝くじで3億円当たるよりも低いか」のどちらかです。
そうでない親は、毒親とは言えないのかも知れません。
なんであれども、「親に愛されたいと思う願いは捨てなければならない」のです。
それを捨てることが、毒親から離脱するための最初の一歩となります。

子供達はこの監獄を生きて出るためにはどうすべきかに、徹底的に全力になる必要があります。
さもなければ、永久に監獄から出ることが出来るわけもなく、仮に出られたとしても、毒親の精神支配から脱出することは難しい。

そして、「親を許さなければならない」などという価値観は、ヒトラーの扇動術と同じ程度の大嘘です。
人類史上最低の殺人集団であるナチスに対しては無限大の憎しみが必要であったとしても、彼等彼女等を許す必要は未来永劫に存在しないのですから…

戦時中の日本も碌でもない集団であったとは言えますが、ナチスのように虐殺や搾取自体を目的とした集団ではありませんでした。
ナチスの本質が分かれば、毒親の本質も見えてくると思います。
毒親にとって、子供は搾取弾圧するための存在です。
ナチスにとって、ユダヤ人は搾取弾圧するための存在です。
これは、交渉可能性がないという点において、全く同じ現象なのです。


最後に自著の広告をさせて頂きます。


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