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恩師 小山内美江子さん

だいじな存在が、旅立たれてしまいました。

テレビで誰かの訃報が出るたび、いつかくるこの日に緊張していた。


ずっと、恩人、恩師といえば小山内さんが私の心にいました。

大学生のときに小山内さんが代表をしているNPO「JHP学校をつくる会」のボランティアで出会い、カンボジアで1ヶ月ご一緒し、その力強いことばと姿勢がとても好きになり帰国後も機会があれば存在に触れたくていた。
(たしか、会のことを教えてくれたのは母だったか)

飯島という名字から、「飯島愛」を連想してニックネームは「あいちゃん」を経由して「ラブ」。
「ラブ、あなたね、」からはじまるたくさんの声を思い出す。

小山内さんの存在のすごさをもっと浴びたくて、テレビの仕事をする意志もあったので、「金八先生パート7の撮影現場に、アルバイト料とかいらないでいいので入れてもらえせんか」と小山内さんに直談判。
「その姿勢が気に入った」と、現場にねじ込んでくれた。
名前も、主役の子に使ってもらった。飯島弥生、「やよ」。(現場ではスタッフが「やよ!」と呼ぶと私と役の子が両方振り返る。)

水戸に戻ってからも、結婚式にきていただき、その後も利重さん付き添いのもと面会させていただいた。面会では、私が決して口にしなかった両親の死を言い当て、「そうだと思った。言わなきゃだめよ」と深い愛で包んでもらう。第六感みたいなのがすごい方。

そして去年末にはNPOの30周年でお会いできた。優しいほほえみをいただいた。

この、息子の利重剛さんが撮ったであろうお写真がとても好きだ。強くて優しい。

「ラブ、あなたね」と、厳しい言葉も優しい言葉も、こんなふうに目を見て話してくれた。

いま真っ先に思いつく、いただいた最大のものは、覚悟という姿勢かもしれない。いま私にいちばん足りないもの。

たくさんの、忘れてはいけないことをいただいたはずだから、しっかり反芻していく。この接点は、人生の宝物。


代表、大好きです。会えて良かったです。
たくさんの力強いものを与えてくれて、ありがとうございます。

飯島弥生

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