立浪竜、豊橋で劇的逆転勝利も8カード連続勝ち越しならず…さらに中田翔選手負傷で二軍落ち…しかしそれでもビシエド選手がついに一軍復帰!!
5/14 中4-2神 ○
5/15 中0-1神 ●
5/16 中4-9神 ●
~試合結果~
5/14 中4-2神 ○
先発は高橋宏斗投手。登板予定の広島戦が雨天中止となったことでのスライド登板かつ、年に一度の豊橋市民球場での開催試合での先発登板となりましたが、立ち上がりから圧巻のピッチングで阪神打線を抑えこむ!!
一方打線は去年のセ・リーグMVP&新人王かつ今シーズン防御率0点台の阪神先発村上頌樹投手から3回裏、高橋宏斗投手自らが2ベースヒットを放つと、田中幹也選手が4/16以来のタイムリーを放ちドラゴンズ先制!!
そして高橋宏斗投手は圧巻のピッチングを続け5回まで無失点と好投を続けていましたが、6回表、先頭打者の近本光司選手に四球、さらに佐藤輝明選手に2ベースヒットを浴び1死2、3塁というピンチに
それでも続く前川右京選手を前進守備のファーストゴロと打ち取り3塁走者本塁アウトと思われましたが、なんと中田翔選手の送球が僅かに逸れ、さらに走者近本光司選手の足の速さと走塁技術の上手さにより本塁セーフとなりドラゴンズ同点に…
さらに1死1、3塁のピンチで続く坂本誠志郎選手をセカンドゴロに打ち取りましたが、併殺とはならず、3塁走者が本塁生還してしまい、ドラゴンズまさかの逆転を許してしまいました…
それでも高橋宏斗投手は粘りのピッチングで更なる失点を許さず、7回2失点と圧巻のピッチングを披露するも、打線が村上頌樹投手の前に封じ込められ、高橋宏斗投手に援護を与えられず勝ち投手とはなりませんでした…
そして1点ビハインドのまま、8回表を斎藤綱記投手が無失点に抑えると、8回裏、ついに奇跡が!!
好投を続けていた村上頌樹投手から岡林勇希選手が2ベースヒットを放ち無死2塁のチャンスを作り、続く田中幹也選手が犠打をするも、打球の勢いが死にすぎ捕手坂本誠志郎選手の前に落ち、送球が三塁へと投げられ三塁アウトかと思われた瞬間、なんとサードの佐藤輝明選手がまさかの落球をし、九死に一生を得て無死1、3塁と更にチャンス拡大!!
そして続くカリステ選手がタイムリーを放ちドラゴンズついに同点!!
さらに細川成也選手が四球となり、無死満塁という大チャンスで続くは中田翔選手!!
また、阪神ベンチも球数120球を超える村上頌樹投手を交代せず、全てを村上頌樹投手に託す選択を取り、まさに意地と意地の対決となりましたが、中田翔選手は空振り三振に終わり、村上頌樹投手に軍配…
だがしかし、続くは去年豊橋市民球場で村上頌樹投手からホームランを放った石川昂弥選手!!
まさに相性抜群の対決で、見事石川昂弥選手が村上頌樹投手のフォークを上手く掬い上げる技ありのタイムリーを放ち、ドラゴンズ奇跡の逆転となりました!!
そして2点リードのまま、最後は竜の守護神ライデル・マルティネス投手が抑えきり、ドラゴンズ2連勝となりました!!
5/15 中0-1神 ●
先発は小笠原慎之介投手。現在30イニング連続援護点なし、さらに3試合連続初回失点という厳しい状況でしたが、その初回を難なく抑えると、以降は尻上がりに調子を上げ阪神打線相手を0に封じ続ける!!
一方でそんな小笠原慎之介投手に援護をしたい打線でしたが、阪神先発大竹耕太郎投手の前にチャンスこそ作るもあと1本が出ず沈黙…
そしてそのまま両投手の好投が続き、投手戦となると、小笠原慎之介投手も圧巻のピッチングで8回無失点とし、ついに8回裏終了時点で両チーム0-0という展開に
最早先制したら全てが決まるという状況の中、それでも小笠原慎之介投手は9回表も続投しましたが、先頭打者の中野拓夢選手に2ベースヒットを浴びてしまい、無死2塁とこの試合最大のピンチに
それでもまだ球数97球、小笠原慎之介投手最大の正念場となる予感がしましたが、なんとベンチはここで小笠原慎之介投手から竜の守護神ライデル・マルティネス投手に交代と勝負にかける!!
続く近本光司選手を申告敬遠、無死1、2塁という最大のピンチとなりましたが、ここからがライデル・マルティネス投手の真骨頂!!
続く大山悠輔選手を空振り三振、ノイジー選手をセンターフライ、渡辺諒選手を見逃し三振に抑えきり、無失点と圧巻のピッチングを見せ、さらにこれで小笠原慎之介投手も8回無失点という結果となりました!!
しかしながら小笠原慎之介投手はまたしても勝ち投手ならず、これで38イニング連続援護点なしとなりました…
この勢いでサヨナラと行きたいところでしたが、9回裏、阪神リリーフの中日キラー石井大智投手に捩じ伏せられ、今シーズン7回目の延長戦に
延長10回表は下剋上ストッパー松山晋也投手が圧巻のピッチングで無失点に抑えると、延長10回裏、島本浩也投手から代打福永裕基選手がヒット、岡林勇希選手の犠打で2死2塁とサヨナラのチャンスを作りましたが、続く田中幹也選手が初球打ちセカンドゴロに倒れサヨナラとはなりませんでした
そして延長11回表、開幕15試合連続無失点の防御率0.00、左のストッパー斎藤綱記投手が登板しましたが、先頭打者の森下翔太選手に2ベースヒット、中野拓夢選手の進塁打で1死3塁の大ピンチに…
続くは対ドラゴンズ戦得点圏打率.400の中日キラー近本光司選手、9回表に続いて申告敬遠かと思われましたが、なんとベンチの選択は近本光司選手と勝負!!
が、これが裏目。これが中日キラーの実力か、近本光司選手にタイムリーを浴びてしまい、ドラゴンズついに勝ち越しを許してしまいました…
そしてここで斎藤綱記投手は降板し、後続を清水達也投手が抑えましたが、延長11回裏、虎のクローザーであり絶対的中日キラー岩崎優投手の前に先頭のカリステ選手が四球で出塁しましたが、やはり絶対的中日キラー岩崎優投手を打ち崩すことができず、ドラゴンズ延長戦の末まさかの敗北…
連勝が2でストップとなり、借金2となりました…
5/16 中4-9神 ●
先発は梅津晃大投手。実は試合前にまさかの事態。なんと前日に自打球を受け途中から交代していた中田翔選手が一軍登録抹消となり、打線の要が離脱となってしまいました…
しかし代わりに一軍昇格したのが、ファンが待ち望んだダヤン・ビシエド選手!!
ようやく一軍復帰となり6番ファースト起用となりました!!
そんな状況でしたが、初回いきなり梅津晃大投手が無死2、3塁という大ピンチを作ると、さらに味方のミスも重なり初回から2失点と先制を許してしまう。
さらに4回表には四球から4連打を浴び2失点となり、なおも無死満塁という大ピンチの場面でKO…
後続の橋本侑樹投手も打たれ失点を重ね、結果梅津晃大投手は3回6失点、被安打7と散々なピッチングとなりました…
5回表も橋本侑樹投手がイニング跨ぎで無失点に抑え、なんとか反撃したい打線は5回裏、阪神先発西勇輝投手から木下拓哉選手の2ベースヒット、代打板山祐太郎選手のヒットから田中幹也選手、大島洋平選手の連続タイムリーで反撃に出る!!
そして4点ビハインドながらも6回表、根尾昂投手が登板!!
しかしながら1死1、2塁とピンチを作ると、続く原口文仁選手にまさかの3ランホームランを浴びてしまい、これで7点ビハインドと万事休す…
それでも後続を抑えると、ここから根尾昂投手の独壇場!!
7回表をイニング跨ぎで井上広大選手、木浪聖也選手、小幡竜平選手相手に僅か7球で抑えると、8回表もイニング跨ぎし、熊谷敬宥選手、大山悠輔選手を連続奪三振するなど無失点!!
そして8回裏には根尾昂投手が打席に立ち、7点ビハインドながらもファンの歓声も大盛り上がりとなりましたが、結果は空振り三振に
そして9回表も続投し、一軍先発を見据えてかの4イニング跨ぎとなりましたが、またしても無失点ピッチングとなり、結果4回3失点4奪三振と持ち味を発揮しました!!
また、打線については阪神リリーフ陣に抑え込まれていましたが9回裏、虎の3年目ルーキー桐敷拓馬投手から村松開人選手の四球、板山祐太郎選手のマルチ安打となるヒットで2死1、2塁のチャンスから福永裕基選手がタイムリー2ベースを放ち一矢報いましたが、焼け石に水。
結果ドラゴンズは2連敗となり、借金3。さらにこれで8カード連続勝ち越しなしとなりました…
~感想~
ドラゴンズこれで8カード連続勝ち越しなし、借金3でチームはヤクルトと同率の4位。最下位横浜とは0.5ゲーム差、3位広島とは1.5ゲーム差という、このままズルズル落ちていくという恐れていた事態が現実になりつつあります。
さらにチーム事情としても泣きっ面に蜂。中田翔選手が負傷となり一軍登録抹消となってしまいました。
中田翔選手はドラゴンズに加入した最大の新戦力。実際に今までのドラゴンズに無かった要素をもたらしてくれた選手であり、チームを牽引する精神的支柱となっていたのですが、これは痛すぎる離脱となってしました。
しかし、そんな窮地を打開してくれる男。ファンが待ち望んだダヤン・ビシエド選手が代わりに一軍復帰となりました!!
ビシエド選手の実績、実力に関しては中田翔選手と同等のものであり、さらに今まで不動の主砲として本来なら一軍主力として活躍しなければいけませんでしたが、やはりチーム事情により、好成績を残していても二軍暮らしが続いていました。
それでも一軍復帰後初スタメンでマルチ安打!!
これにはファンも歓喜!!やはりビシエド選手はドラゴンズに必要不可欠な選手ということでしょう!!
中田翔選手の離脱は痛すぎますが、中田翔選手もドラゴンズに必要不可欠。まずは中田翔選手にはしっかり治してもらい、その間はビシエド選手に託しましょう。
また、今回の阪神戦で打線の中で存在感を示したのは田中幹也選手でしょう。
今回の阪神戦では
打率.416(12-5) 0本 2打点
1か月ぶりの猛打賞含むタイムリーに3試合連続安打、さらには守備では超ファインプレーを連発!!
そしてプロ入り初盗塁を記録し、さらに5/16の試合では大島洋平選手と共にダブルスチールも記録する等、まさに走攻守全てで大活躍を見せました!!
最近ではかなり調子を落としていた田中幹也選手でしたが、ここにきてまた存在感を出しています!!
これからも田中幹也選手の活躍に期待しましょう
一方で投手陣。先発では高橋宏斗投手と小笠原慎之介投手がチームの柱の如く圧巻のピッチングを見せてくれました!!
しかしながら小笠原慎之介投手、これで38イニング連続援護点なしという超絶ムエンゴ状態に陥っています…
ここまで小笠原慎之介投手は、
7試合 防1.66 1勝3敗 投球回48.2 26奪三振
WHIP0.88 K/BB6.55 QS7回
と、まさにエースに相応しい圧巻の成績を残しているのですが、如何せん勝ち星に恵まれていません。
また、小笠原慎之介投手はまことしやかに今オフにポスティングでメジャー移籍するのではないかと噂されています。
小笠原慎之介投手は今やチームの柱ですが、やはり先発投手にとって最大の栄誉が勝利投手になることでしょう。
しかしながら今だ1勝止まり。小笠原慎之介投手にとってはある意味試練となっていますが、なんとか小笠原慎之介投手の好投を無駄にしないように打線も報いてほしいですね。
また、リリーフとしても根尾昂投手が4イニングのロングリリーフ!!
しかしながらXでは「根尾投手を敗戦処理で起用するな」「根尾投手をこんな起用にするなら野手に戻せ」とまたしても批判が殺到しています。
しかしながら今回の一軍昇格はGW中の3試合連続先発KOからリリーフ疲弊によるチーム事情のため、緊急での一軍昇格であり、さらに元々今回の一軍昇格ではリリーフ起用と明言されていたので、私としては今の根尾昂投手の起用は全く疑問ではありません。
また、現在の根尾昂投手のポジションを担っていたのは現在二軍の梅野雄吾投手と土生翔太投手であり、両者が再び一軍昇格したら入れ替わりで二軍となるでしょう。
今回の登板では与四球4個と課題もあり、さらに3ランホームランを被弾してしまいましたが、なんとか立て直し4イニング投げれたかと思います。
敗戦処理という起用に「雑な起用」という印象がありますが、裏を返せば打たれてもチームの勝敗に影響は少ないポジションに当たります。
まだまだ一軍では課題がありますが、今回の経験を活かし、いずれは先発投手として結果を出してもらいましょう。
次は鬼門ハマスタでの横浜戦。現在横浜は最下位ですが、かなり驚異的なチームに変貌しており、それがMLB移籍をしていた筒香嘉智選手が5年ぶりに横浜復帰したことです。
この筒香嘉智選手は復帰後初スタメンの試合でチームを勝利に導く逆転3ランを放つわ、さらに5/11の阪神戦ではチーム7点ビハインドから同点に追い付き、その同点の場面から勝ち越しホームランを放つわ、とんでもない大活躍を見せています。
さらに筒香嘉智選手は生粋の中日キラー。これで横浜打線には桑原将志選手、佐野恵太選手、牧秀悟選手、大和選手、オースティン選手、そして筒香嘉智選手と中日キラー軍団が揃ってしまいました…
最早地獄。さらに予告先発では前回横浜戦で大炎上し初回KOとなった涌井秀章投手。対するは中日キラーであり今永昇太投手の後を受け継ぎハマのエースと化した東克樹投手という、勝ち筋が一切見えませんが、なんとかドラゴンズの持ち味を活かし、勝利してほしいですね。
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