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【最高の大会に出た話3】鮫梨ジルの低みから見るMTG【まじすと14th決勝SE】

全文無料で読めます。負けログを丁寧に書くのが思ってた以上に大変でした。メンタルに来る!

前回までのあらすじ

まじすと決勝SE、シードを生かし勝ち残り、残すはあと1戦となった鮫梨ジル(サメ台風とパンケーキが好きな女の子)。おやつのバナナをむしゃむしゃしながら準決勝を観戦します。

セミファイナル

本放送ではちょうどあいじまさんと重寝累花さんの準決勝をやっていました。

あいじまさんのエスパーひでつぐアトラクサ
かさねさんのナヤウィノータ(レジェンズ)

グリクシス系デッキをガチャンコしたあいじまさんと、ウィノータ大好き重寝さんによる戦いは、ちょうどあいじまさんが1ゲーム目を取ったところでした。
正直なところ、勝ってほしいのはあいじまさんです。
デッキ相性的にあいじまさんにはライフレースをしかけつつ、重いアクションを咎めることを中心にした多様なプランが取れるためです。
反面かさねさんのデッキにはサイズで負けているため、除去を多く引けないとレース負けしやすいからです。また未知のアーキタイプであることから、上手くプレイングできる自信がありませんでした。

と、疲労した頭で考えていたのですが……人間というのは単純なもので、気づくと手前側(主観視点)のかさねさんを応援していました。
それだけ白熱した戦いだったというのもありますが、若干不利であったかさねさんのプレイングが非常に冴えており、2ゲーム目を逆転勝利で取り返した熱い内容であったからだと思います。
彼女とは一度予選で当たったことがあり、その時もキレのあるプレイングで戦っていて気持ちの良い方でした。

3ゲーム目は、未認可霊柩車を序盤に着地させ、クリーチャーと除去の交換を繰り返した末、巨大な未認可霊柩車とデジェルとハゾレトで押し込み、ファイナルには重寝さんが進むことになりました。

ファイナル

ここまで来ると、気力体力といったものが保つかという状態になっていました。1ターン目から先を見据え、手癖でのファスト思考によるプレイをしてこなかったのでヘトヘトです。

連戦になるお相手より、先にセミファイナルを終えたこちらの方がコンディションはいいはずなので、その点を生かすことができれば勝てるはずです。

話は変わりますが、筆者の兄、かにみそは高校の頃剣道の授業でトーナメントをした時に、時間の都合で休憩を貰えず決勝で声が出ず負けてしまった経験がありました。
当時はとても悔しかった(そうな)のですがコンディションが悪くてもしっかりパフォーマンスを出さないといけないということを学ぶことが出来ました。

今回は息も切れていないし、たっぷり休めたのはこちらです。
重寝さんと私のインタビューをはさみ、調子を整えいざ決勝です。

ここでお答えしたように、デッキ選択の理由はウィノータ以外に対して強く出れるはずという目論見があったからでした。
当たってしまってどうしようという感じでしたが、休むのに精一杯で特にいいアイデアも浮かばず……

そんなこんなで私にとっては初出場での優勝、重寝さんにとってもまじすと初優勝のかかった対戦が始まります。
決勝開始はこちらから。
https://www.youtube.com/live/E9omB46TlsM?feature=share&t=13492

1本目

ローナトルーズのいるハンドでしたので、プレス(アドバンテージ)勝ちを目論みます。

ダニ、ハジャールと非常に固い盤面

リソースを蓄えながら相手の攻撃をうけ、シェオルドレッド・フェアリーの黒幕でちくちく削っていきます。

並べ合い合戦になるとサイズでどんどんと不利に

高橋シェオルにより勝利

2本目

殴り合いをしようと思い、サリアを残すサイドボーディングをしたのですが、相手のサイズ感についていけず負けてしまいました。

軽蔑的な一撃はどう考えても違いました。


エーデリンやトルーズで地上を誤魔化し、飛行で殴っていけないかという考えだったのですが、相手のボードアドバンテージを取る速度にツイていけませんでした。軽蔑的な一撃は後手で弱く、除去を入れてよかったと思います。

3本目

サイドボーディングは、解説の暗黒金持ちぞんびさんが言っているように、非常に苦しかったです。
先程のプランは違うなということ、サリアが弱いということまでは気づいたのですが、どう勝つかについて深く考えられていなかったと思います。

土地が止まったのは土地を減らしたため仕方ないとしても、デニックを育てることを意識しすぎてダニを雑に攻撃させてしまったり、アドバンテージを失いすぎたことが最終局面でのカード不足に繋がり、2点足りず逆転されてしまいます。

ゲームが終わった場面

というわけで1-2、重寝さんの優勝です。
デッキ選択・サイドボーディング・プレイングとどれも一歩及ばず完敗でした。

まじすとに参加してよかった

負けはしました、負けましたが……
非常に納得がいくというか、自分の至らなさを噛みしめる内容ではあったのですが……とても気持ちがよかったです。

まじすとは楽しく真剣勝負する場ということで、フェアなプレイをすることだけは気をつけて、あとは自分に出来ることをやる。ただただ集中してプレイができる清々しい大会でした。
運営の皆様も大会のために手を尽くしてくださり、初参加の私に優しくしてくれる方も多く、参加出来たことだけでも嬉しかった。
また見ている方にとってもぞんびさんというハイレベルなプレイヤーの解説もあり、見ごたえのあるものであったのではないかと思います。

参加者にとって純粋にMtGを楽しめる場であり、観戦者にとっては見知った方が苦しんでいる真剣にプレイしている姿を見れるという素晴らしいデスゲーム大会でした。

そして嬉しいことに、準優勝できました!やったー!!
初参加準優勝ということで一番の成果ではないですが、喜ばずにはいられません。
決勝で負けたことについては悔しいですし、残念であったことは間違いないのですが、今の自分に対して自信を持つきっかけになりました。
常に苦しい内容でしたが、今は誇らしい気持ちが胸に溢れています。
こういう時、私は負けたことが深く印象に残りやすいので自分は大したことがなかった……と考えがちなのですが、重寝さんを見ていて違うなと気づきました。
勝ち誇る重寝さんの姿はとても眩しかったですし、悔しさもありますが自分を破った相手がキラキラと輝いていることで、次は自分もという気持ちにもなれます。ということで準優勝、大いに喜び誇りたいと思います🥰

まじすとの良いところは、プライズがもらえることです。
最初は完全に名誉だけだと思っていたのですが、賞品まで貰えるとは太っ腹すぎます!
私は主催者様の方からママ上(私のデザインを手掛けてくれたお友達)にイラストを依頼してもらうことにしました。

今回もとてもかわいく描いて頂いて最高です🥰
また、運営の方から決勝進出者として、ベスト4進出記念としてもイラストを頂いており、こんなにいいことが続いた時は滅多になかったので泣いてしまう位嬉しかったです。今回の件をきっかけに詳しい設定画を頂けたり、今回お友達になった方に可愛いと言って貰えたり、ママ上には頭が上がりません。外見に恥じない中身になりたいです!

また、芸術に強いPWの方々による記念イラストも非常に嬉しいものでした。

ふらいとちきんのすー様による決勝進出者集合イラスト
けだるげな表情が最高です🥰

赤崎でんじろー様によるベスト4記念イラスト
重寝さん、眞白井さんといった強豪お二人と、初参加の私とあいじまさん。
狼狽えている私とフェアリーの黒幕🥰

こうした有形無形の様々なものを頂くことができた大会でしたが、一番の思い出は素晴らしい縁に恵まれたことです。
大会を運営してくれたスタッフの皆様、チームを組んでくれたカフカさん、鍛えてくれた道民さん、相談に乗ってくれた皆様や応援してくれた皆様(コメントを後で拝見しましたが、泣いてしまうくらい嬉しかったです)、そして大会後に声をかけて下さったり、イラストを描いて頂いたり、お友達になってくれた皆様、そういった素晴らしい縁とめぐり会えたことが私にとって最高の体験でした。

当レポートを読んで頂いた方にもまじすと参加を検討して頂ければ大変嬉しく思います。

宣伝

優勝した重寝累花様ご本人によるナヤウィノータの解説記事です。
決戦のあとに環境でもやれるのでしょうか……!?
私も使ってみましたが、ブン回ると非常に気持ちが良かったです。
https://note.com/ruikasane/n/n4552f6c7dd09
優勝おめでとうございます!

まじすと公式Twitter
次の大会予定はまだ決まっていませんが、参加したくなった方は是非DMを送ってみましょう!

以下は自己紹介も兼ねた私的な宣伝です。

ゆる速

リミテッドを中心とした情報を発信していて、記事の下部からいけるチャンネルは私が入り浸っているdiscordチャンネルの一つです。住民はリミテに関する知見の豊富なおじさん兄さんたちが多いです。プレドラ苦手だけどやってみたい……そんな人は是非!

おだんご杯

MTGAのシールドによるプライズ付きの大会です。おだんごさんに金銭トラブルがあったようで現在実施されていませんが、指輪セットのために現在カフカさんがキャンプファイアで資金を集めています。

2000円でバーチャルJDとパパ活お話できたり、500円で名を残すチャンスです!あとはなんか大量に寄付すればおだんごさんにインスタントタイミングで電流を流せるようになるんじゃないでしょうか(適当)。

おわりに

負けたレポを書くのは少し辛かったのですが、準優勝であること、トッププレイヤーの方々もnoteで自分の負けレポやクソデッキについて書いていることで、勇気を貰えたというか、自分が1位になれなかったことの小ささを認識することができ、なんとか少しずつ書き上げることができました。
今回はネガティブな内容が多々あり、添削段階で削りに削ってしまったのですが、初心者の方の参考になったり、大会の熱をお伝えできていれば幸いです。このくらいの文字数のほうがちょうどいいかも……?

次回はなにか別の大会のレポートか、リミテッドに関する記事になると思います。お読みいただきありがとうございました。

今回縁を結んでくれた皆様、勇気をくれたお友達に感謝を込めて――

当記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

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