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【まじすと15th】謙虚堅実をモットーにマジレスデッキで人間性を投げつけながら全勝する話

今回のあらすじ

日本MtG界隈の強豪が集うジャパンオープンの予選を突破するも、決勝1回戦でボロ負けした以降は、草大会に参加するなどしてMtGを楽しんでいたわたくし鮫梨ジル(サメ台風とふなっしーが大好きな女の子)でしたが、伸び悩みを感じていました。
ジャパンオープン予選の時はかなり調子がよかったのですが、それ以降戦績の方は振るわず。おだんご杯5位入賞や、パウパーリーグで決勝に進むなどいいところもあったのですが、10/15に行われた、プロツアーやアリーナチャンピオンシップ出場者などの猛者が集うまじすときんぐ決定戦では全敗してしまいます。しょせん私は強めの一般人止まりなのか……?

当記事は全敗してからの意識の切り替えと、10/27~29に行われるまじすと予選に向けて行った練習や、大会のレポートになります。調子が悪い時にどう足掻くのか、という内容です。
また、一般TCG理論として下記の記事の実践例となっております。

記事を書き終えて、一般TCG理論というにはMtGに大きく寄りかかった内容になってしまいました、場合によってはタグを取り下げるかもしれませんw

とはいえできるだけ他TCGプレイヤーの方にも伝わるよう書いたつもりです
楽しんで読んで頂ければ幸いです!
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まじすととは?

正式名称はMTG Arena Streamer Tournament
略してまじ☆すと
MTGA(デジタル版マジック・ザ・ギャザリング)の配信者など、マジックを盛り上げたい活動者によるお祭り的な草の根大会です。
Youtubeなどで配信を行っているストリーマーだけでなく、参加資格は情報発信者……私のようなnote書きや、XなどSNSで何かしらMtGを盛り上げようとしている人なら誰でも参加できます!
大会開催期間中は公式アカウントからDMで参加を受け付けているので、皆様も是非参加してみて下さい!(15回目は締め切りました)


何もしないで戦う

結論から申し上げますと、何もしませんでした。
じたばた足掻くから沼に沈むのです!

これだけでは情報量ゼロの記事になってしまいますし、何もしないために注意したポイントや、何もしないことの利点について書いていきます。
決して何も考えず何もしなかったわけではないので、最後までお付き合い頂けますと幸いです!結構考えてしてます!何かを!
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今更翼は生えてこない

私がかなたを見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に立っていたからです。

初出は諸説ある

下がり調子だからといって、思いつきで何かをした所で、それがいまさら何になるというのでしょうか?

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そもそも、私はもともと大して強くないのですよね。
師匠と呼べる方や、親しくしている方々に日々鍛えられてはいるのですが、自力で得た強さというものに関しては特にないと思います。あったとしても、先達の知恵を元手に得たものです。

一人でデッキ選択からプレイングまでを考え抜いてジャパンオープンの予選を抜けられたので一般人の中では上手いほうだと思いますが、それにしても先達に教わったことをもとにしたメタゲーム読みやプレイングが一定のレベルを超えて実践でき、当日運が良かったからです。
私が立っているのはあくまで巨人の肩の上や幸運によるものであって、自身の才能だとか強さで勝っていたわけではないのです。これを自覚した時はハッとしました。

と、自己分析するうちに調子の悪い理由に思い至ります。これまでに教わってきた先達の知恵を活用できていないからです。
負けてきた大会を振り返ってみますと思い当たる節があります。

普段参加しているMOAT大会(通算ポイントで賞金がもらえるMTGAの草の根大会)におけるデッキ選択では中途半端に自分の色を出そうとしたり、上手ぶろうと捻りすぎた選択をしてボロ負けしたり……
プレイイン(MTGA上で行われる競技大会予選)やまじすときんぐ決定戦では、コンディションの悪さから教わった通りの思考が出来ていれば至らないバッドプレイングを行っていました。

人間の脳は楽をしようとします。こうした性質からルーチンワークは得意ですが、創造性やひらめき、機械的な思考が求められる領域ではミスを起こしやすいのです。詳しくは茂里憲之さんの記事を読んで下さい。科学的な裏付けのある事実です。

というわけで、今の私が強くなるために必要なのは自身から湧いてくるひらめきやアイデア、秘密の修行でスーパーパワーを得ることではありません。伸びしろは内でなく外にあったのです。

今すべきことは思考の矯正です。
今まで力を与えてくれた先達の知恵や定石を改めて学び直し、ネジを締め直すのです。

無力な自分が足掻くのではなく、巨人の肩の上に留まってみよう。
そのために何ができるだろうか?
というのが今回の探求(クエスト)です!突然のエルドレイン要素

人間性を捧げよ

クセで変なプレイングやデッキ選択をしているのであれば、機械的に思考を行うことで改善します。

まじすときんぐ決定戦では、昼に資格試験を受けて夜は5連戦という疲労困憊状態だったのですが、汗のように脳から染み出してきた細かいエゴやクセが、回り回って重なり合って全敗しました。

我々の脳は楽をしたがります。何度もお伝えしますが、疲れている時こそ楽をしたいという本性が出るのです。
人間には意識というものがありますが、実は意識が主導で考えているというのは錯覚である可能性があるようです。

カードゲームをやる上で、この意識の楽をしようとする部分に引っ張られることが、敗着手を連打することに繋がり得ます。
手癖でプレイしたり、状況を考慮せずセオリーに盲従しておこうとか、人より上手ぶりたいとか、人と違うことをして注目を浴びたいとか、ほっておくと碌なことを考えないのですよね。困ったやつです。

と、我々が持っている人間性はカードゲームの対戦において何もしないどころか、足を引っ張っているとの仮説から、まじすと15thでは機械のように取り組もうと決意しました。


かなり極端な書き方をしましたが、人間は自然状態だと偉ぶったり傲ったりして、カードゲームにおいてはそれがミスを引き起こす原因になり得るという話です。勝つためにはまず盤面や相手ではなく、自分をコントロールしないといけないのです。

脳の癖について知っておくには行動経済学や脳科学について書かれた本を読むのがおすすめです。週末の決勝に向けて今は楽をしたい🧠ので細かく引用はしませんが、ハヤカワ文庫NFから出てるやつが入門用にちょうどいいと思います。

幸い、私の師匠である道民さんはデジタルプレイングという、盤面を機械的に判断する方法を中心に知恵を授けて下さいました。

デジプ通りに出来てないから負けたのなら、デジプを貫けばいいのです。
振り返ると実践できた時に運が悪く負けたことこそありましたが、負けた時にデジプ通りに実践できていたら勝っていたということが多くありました。
もしよければ皆様も道民さんのnoteを読み、デジプを試してみて下さい!
MtGに関する記事なのですが、上級者が無意識に行っていることを高度に言語化した名記事です。

基本に帰れ

といった結論に至ったのがまじすときんぐ決定戦から数日後。
まじすと15th予選まで10日くらいあるので、まずはやるべきこととやらぬべきことをはっきりさせます。

やるべきことをリストアップする上で、まず必要なのはやらぬべきことをはっきりさせることです。

極端な話、トッププロであってもカードゲームだけして生きているわけではありません。食事睡眠といった生活、人付き合いに仕事といった社会活動の合間に、あるいは並行してカードゲームをしています。
何かしらの割り切りはプレイヤーとしての格を問わず必須。
カードゲームでは人間性を捨てるというのが今回やりたいことですが、人間であることを捨てることは出来ません。人間として生きて、残った時間で取り組まないといけないのです。

今回のコンセプトから、やらぬべきことは、巨人の方の上から降りることです。車輪の再発明をしている暇はありません。
大会で勝つためにやるべきことは、より多く勝てるデッキを選ぶことと、適切なプレイングを行うことです。そのために以下の3つのやるべきこと/やらぬべきことを徹底します。

1,デッキを適切に評価し、環境を把握する/リストを下手に弄らない
2,客観的な分析でデッキを選択する/変にうまぶったりしない
3,デジプで適切なプランから最適なプレイを心がける/変にテクいムーブをしない

1・2を並行して行いデッキを決めて、大会が始まったら3を徹底できるようにするのが今回の準備となります。
自分を出さないことで上手く先達の知恵を生かすのです!
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人間性やっぱ要る・人との関わり方について

さてさて、機械のようになって得するのは試合中だけです、普段人間として生きているので、捨てることは大きなリスクがありますし不可能です。

若い方には特に気をつけてほしいのですが、長く一つの趣味に打ち込むには社会性が求められます。シンプルに収入がないと生きていけないのは勿論、関わる上で優しい人には優しくしたいと思いますし、礼儀や態度・思想が逸脱したヤバい奴は大事な所で省かれたり後ろから撃たれます。

そういう人たちを反面教師に日々色々なお友達と関わらせて貰っているのですが、今回はデッキを決めたり環境を理解するにあたりお友達に力を貸してもらうことにしました。

スタンをやり込んでいる方と意見交換したり、Discordに鯖を立ててまじすと参加者のうち気心が知れている方や、初参加の方をお誘いして空き時間に練習できるようにしました(誘うにあたってけっこうコミュ力のMPみたいなのを消費するので、全員は誘いきれなかったです、初参加なのに誘えなかった人もいます、ごめんなさい!)。

先月今月は勉強が忙しく、スタンのラダーを全然していないので、熱心な方と知見を共有したり練習できれば今からラダーに潜るより効率的ですし、マジックをお友達と楽しくやりたいという人間性の部分としては、初参加の方が前向きに取り組むステップになれば最高ですよね!楽しく遊んでいる方が増えればそれだけ界隈が楽しくなります。

私はADHD持ちでナチュラルボーンヤカラなので、こういうときは自分のため半分、人のため半分、若干人のための方に天秤が傾く位になるように気をつけています。上手く出来てるかわかりませんが、テイク(人から得るだけ)し過ぎず、自分にできるギブ(勝つための何かを提供)をしているつもりです。

チームを組む時はとにかくギブし続けることが大事であると、PT常連でMtGの情報サイトを運営しているゆうやんさんもDiscordで説いておりました。自分が相手にとって有益であれば、自分も助けてもらえるはずです。『こいつテイクばっかりだな』と思われたら、やはり省かれたり後ろから撃たれそうです。
カードゲームに限った話ではないですが、会う度に自慢やマウントを取ってくる人や、高圧的だったり偉そうな人って最初はイキっててもいつの間にか隅っこの方にいませんか?
私はそうならないように生きているつもりなので、もしそういう振る舞いをしていたら教えてもらえると嬉しいです。

ちょっと怖い例えも出してしまいましたが、人と誠心誠意向き合えれば大きく道を踏み外す事はないと思います。思いたい……!

例のTCG漫画で言うところの相互扶助ですかね。こうしたネットワークに加わりたいなら、まず自分から何かを提供するのを渋ってはいけないですし、お友達とは末永く仲良くしていきたいです。
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デッキ選択のために

MtGでは大会結果などさまざまな統計にアクセスできますが、大事なのは数字を鵜呑みにしないことです。それがどういう数字か?までは書いていないからです。
数学や統計についてまだまだ勉強中なので、あまり詳しいことは申し上げられないのですが、ここでは数字の罠に嵌らないように気をつけているポイントを述べます。

たとえばデッキAとBがとある大会で200人の人に使われたとしましょう。

200人のうち100人はこのゲームが非常に上手いベテランです。もう100人はこの大会で初めてこのゲームをやる初心者です。

さて、大会ではデッキAをベテラン70人と初心者30人が、デッキBを残りのベテラン30人と初心者70人が握った結果、デッキAが勝率6割でBが4割でした。

このときデッキAとBの強さは単純に6:4ではないですよね?握り手の強さで7:3にならなかったBの方がデッキとしては強い可能性があります。あるいは運や先後が作用していたり、数字だけで勝敗を決める要素の全てを読み解けないです。

上記は大雑把で極端な例でしたが、数字だけでは各デッキがどれほど強いか分からないので、統計を見た上で、最終的にはゲームに対する知識を総動員してデッキの強さを測る必要があります。地力や理解度と呼ばれているものですね。

私はこうしたデッキ評価の部分を大会に向け、ズルい手でショートカットしました。
皆様にも覚えがあると思いますが、強い人がここぞで握ったデッキをそのまま使うのです。俺が信じたお前を信じる!

私はMtGをより理解するために、普段は大会で結果を出したリストを使い、何が強いか分析した上で最後に自分でデッキを組むようにしているのですが、今回は自分を出さないことがテーマということもあり、完コピする手法になりました。
ジャパンオープンのときもそうでしたが、自分の色を出そうとした部分に足を引っ張られることが多々あります。
理解度を高めるためにデッキを組む方法は、間違ってはいないと思いますがやり方にも工夫が要りそうです。

日頃の行い

デッキ提出

この時Tier1(上位常連)と言われるくらいスタンダード(今回の大会フォーマット)で勝っているデッキは、版図コントロール・白青兵士・エスパーミッドレンジの3つでした。
MtGにおける力関係については入り組んでいるので細かい部分は省略しますが、大雑把には……

1ターン目から高速で生物を展開してライフを削りきるアグロデッキ
グッドスタッフ的な妨害・生物を集めたミッドレンジデッキ
序盤は力をためつつ相手の妨害を行い、終盤ハイコストハイパワーカードで制圧するコントロールデッキ

相性はアグロ>コントロール>ミッドレンジ>アグロとなるのが通例です。

アグロはミッドレンジに、ミッドレンジはコントロールに対しカードパワー不足で負けるが、アグロは早さを活かすことでコントロールに勝つ、みたいな感じです。ただ、そこまで単純なゲームではないのと、今の環境はちょっと話がややこしいのですよね。

なお白青兵士はミッドレンジの妨害と生物の性質を先鋭化させたクロックパーミッションと呼ばれる型のデッキで、ミッドレンジに括って問題ないです。

版図はコントロールデッキの最右翼であり、豊富なライフゲイン要素からアグロにも強い謎のクソデカパワーデッキです。
エスパーミッドレンジ白青兵士はデッキに打ち消しを入れており、打ち消しはコントロールデッキの高コストパワーカードや全体除去に対して有効に妨害できるので版図にも五分以上になっています。
これを受け、版図側も兵士やエスパーに勝つ工夫を……と以下いたちごっこになります。

ややこしいですが、版図・エスパー・兵士はお互いに言い分があり、シンプルなじゃんけんでは測れません!
ミッドレンジに勝てず、版図にも別に強くないアグロデッキを握る理由だけはないということが分かりました。例外もありそうですけど、今回やるべきことから外れるのと、研究している時間もありませんでした。

といった分析から、上記3つから選ぶ運びとなったのですが、版図を握ったまじすときんぐで全敗した苦い経験があり、私の中の人間性が悪い方向プレミに作用しそうだったので他2つから、兵士とエスパーの良さそうなリストを探します。以下が選んだデッキとその理由です。

Day2は白青兵士
デンマークのトッププレイヤーである、サイモン・ニールセンが世界選手権で握りBest4に、ACSやPT常連のyamiさんがまじすときんぐ決定戦で握った実績があります。また、前日のDay1では強豪の一人ふらいとちきんのすーさんが打点とシナジー・先置き型の妨害に寄せた型を握り全勝1位でシードを獲得しています。

私はニールセン氏やyamiさんに近いリストを選びましたが、相手の勝ちに直結するアクションを軽く咎められる打ち消しを多く取り、打ち消さなくていい場合相手ターンに出せる生物を展開して攻めていくクロックパーミッション戦法を取れることから、メタの一角を占める版図に特に強そうでした。統計上も版図には6割前後勝ちこしているみたいです。
Day2は参加者が多いのでエスパーミッドレンジのような全方向に強いデッキや、版図や妨害が豊富なバリューデッキが使われる予測でした。
これらのデッキに五分以上に戦えて、ライフゲイン要素でTier2以下に存在するアグロデッキにも言い分があるので、不運や人間性プレミが出なければ大部分のマッチで運が良ければ勝てそうだと感じデッキ提出しました。

結果は4-0で全勝!版図に1回、ミッドレンジに3回(うち2回はエスパー)当たっているので、メタ読み通りで、シード獲得できました🥰🥰
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続いてDay3はエスパーミッドレンジ
日本人初の世界選手権優勝者であり、今はポーカーをメインにMtGでもご活躍しているモリカツさんがラダーでとんでもない勝率を出していて、プレイインでジェムを荒稼ぎしていました。恐るべし!
最近MtGをはじめた弟子のてやんさんのためにリストを共有しており、こちらの生放送から確認できます。てやんさんもモリカツさんの指導で勝ち越しているようです。

統計のマトリクス上はエスパー対兵士でややエスパーが負けていますが版図には五分以上です。また、モリカツさんリストでは兵士に対して構え合いで非常に強く当たれるカードが多く取られていました。

このカードなどを取りフラッシュ(相手ターンに展開)型に寄せている

版図には序盤の優勢を打ち消しで維持できれば勝ち、兵士には全体除去という安易で強力な解答をサイドボードに3枚取ったのでこちらも五分以上に戦えるはずです。

破壊ではなく追放なのと、培養が強すぎる全体除去

太陽降下を取ったのは世界選手権で2位だったテルテルさんが兵士に強いと仰っていたからです。この記事はお買い得でした。
唯一エスパーレジェンズというデッキ相手は一つ一つのアクションがこちらの動きに対し優勢を保ちつつ妨害も兼ねていて、若干不利そうですが、レジェンズも難易度が高いデッキであり、握り手の腕を伴ったレジェンズは居ても2人までかなと思いましたし、当たっても引き出しが多いデッキなのでなんとかなると思いました。なにせ巨人の肩から戦っていますからね!
結果は当たらなかったのでヨシ!!

結果は3-1で全勝者に次ぐスタンディングでした。勝ちが白青LO・兵士・版図で、負けがセレスタスというリソースとライフの供給源を搭載したバント豆コンでした。
バント豆コンセレスタス型、というか木ノ葉秋鷹さんのオリジナルで、どう咎めればいいのかとか初見で何も分からなかったです。
完コピマジレスデッキが職人の作ったデッキに轢かれるのも大会の醍醐味なのですよね。ちなみに秋鷹さんは、トッププロである佐藤レイさんに勝ち決勝進出を決めています。次の戦いが楽しみ~!

ということでマジレスデッキで挑んだ2日間でしたが、多分通算の勝ち点は21点(7勝1敗)で一番の戦績でした。初日はトラブルの対応で強制的に引き分けになった卓があるので参考記録ではありますが、誇らしい気持ちになりました。

とはいえ私はデッキ選択もプレイングも人が授けてくれたものですし、オリジナルのディミーアで優勝したTKYさんと、自分のコントロールを調整して挑んだ秋鷹さんには敗北感を味わいました。苦々しいものではなく、後味爽やかですがね🥰🥰

なお、プレイングについて今回意識したポイントは

・有利不利の判断を間違えず、ゲームプランを立てること。
・行動の結果どういった展開になれば勝てるかを計算すること。
・上の2点を遂行するため、盤面と形勢を客観的に判断することで人間性プレミを出さないこと。

この3点です。有利不利や形勢判断・プランについて詳しくは先述の道民さんの記事で学んでみて下さい!

なお、今回は一度マッチングサーバーエラーが起きて、途中で代打ちの方に指示を送りプレイしてもらったのですが、自分のプレイを二重に客観視できてとても勉強になりました。エイドさんありがとうございました!

おわりに・宣伝

というわけで、不要な人間性を捨てたらマッチ8戦のうち7勝できたというレポートでした。
人間性を捨てるというのは強めの表現ですが、今回取り組んだのは脳の性質を把握し、自分の癖を矯正して、傲慢さや楽をしたい気持ちを捨てることです。

今回実践した人間の癖を知り、より強くなるというのは茂里憲之プロが既に記事として書いていますので、詳しく知りたい方は茂里さんの記事をどうぞ。固い内容を楽しく読めるので全部読みましょう!
詳細を丸投げする形になりますが、巨人の肩が板だということを強くお伝えしたかったのですね。ホントですよ?
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個人的な振り返り・得られたもの

今回強豪たちとの戦いを制し、シード権獲得という喜ばしい結果を得られたことから上手くなるための取り組みとして間違っていなかった思いますが、マッチングや展開の運がよかったのも多分にあります。
相手の土地が止まった隙にゆうゆうとパワーカードを連打して勝つ、なんていうシーンもありましたから。
こうした運やめぐり合わせという大きなものには抗えないのが人間の限界です。勝ったからといって傲らず、負けたからといって腐らないようにしたいですね。

さてさて少し時間を戻します。まじすときんぐ決定戦では、応援キャンペーンを行っており、沢山の方がX上で応援してくれていました(リンクは応援キャンペーンに集まった全ポストです)。
私はMtGを始めたのも3年前くらいで、配信も行っていないのでネームバリューもなく、あまり応援されないだろうと思っていたのですが、いい意味で予想を裏切られました!うひょ~~~~🎊🎊
草の根大会で戦った強敵ともやMtG配信コメントガヤ勢、Xでお友達になったカードゲーマーや別ゲーの仲間であったり、沢山の方が応援してくれてとてもとても嬉しかったです!

そんな中での5戦全敗はかなり、相当、非常~に心に来ました。立ち直るのに3日くらいかかってます。なんて不甲斐ないんだろうと落ち込みました。

見苦しい姿は見せまいと表に出さないようにはしていたのですが、ここで気持ちを供養させてください。悔しかった!!!!!!

ですが、まじすときんぐ決定戦でボロ負けしたからこそ今回の取組みに至りましたし、yamiさんの兵士との対戦にインスパイアされた結果、兵士を握ることに繋がりシードを獲得できたのです。
勝つのは気分がいいのは間違いないですが、負けて何かを得ることもあるのですね。

Xで応援してくれた中にも普段勝ったり負けたりしている方が沢山おりました。マジックというゲームは非常に懐が深いです。勝つために手を尽くすだけでなく、対戦を通じてお友達や素晴らしい体験を得られるのです!これを読んだ皆様にも、思い当たるところがあるのではないかと思います。
他のTCGでも、カードゲームを通じてお友達と一緒に楽しいことを沢山できると最高ですよね!
人間性を捨てる取り組みを行ったことで、むしろ人間性をより深められた気がします🥰

宣伝

まじ☆すとはとても楽しい大会です。
楽しく真剣勝負ができるだけでなく、クイズなどの息抜きを行う催しがあったり、参加者同士の交流も活発です!
MTGAを遊んでいるのなら、ぜひ参加してみて下さい!
🦈11/4(土)に行われる決勝も見て頂けると嬉しいでーす🦈

謝辞

今回の記事はカードゲームを日々楽しんでいる皆様のお役に立ちたかったのが一つ。
もう一つは、応援して頂いた方々や日々お世話になっている皆様に、敗北から立ち直り勝利を得た喜びをお伝えしたく筆をとった次第です。
自分が日々楽しくいられるのは皆様のおかげです!
鮫梨ジルより、心からの感謝を込めて

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