見出し画像

honda 本社ビルで F1マシーン を見てきました

 先週の週末(9月22日〜24日)に世界最高峰の自動車レース、F1(フォーミュラ1)の日本GP(グランプリ)が三重県の鈴鹿サーキットで開催され、ホンダがエンジンに関わっているレッドブルチームのマックス・フェルスタッペンが優勝しました。そのF1マシーンが ホンダの本社ビルに展示されているというので行ってみました。

 ホンダの本社ビルは東京メトロ青山一丁目駅に隣接し、1階にはホンダの自動車やバイク、それにホンダが参加しているレースの展示物が置かれたショールームがあります。

 ショールームの入り口にはF1の垂れ幕がかかっていました。フェルスタッペンの優勝で、レッドブルチームがコンストラクターズ(製造者部門)の年間チャンピョンになっていたのです。
 日本GPは17戦目。今年は23戦でスケジュールが組まれており、あと6戦も残っているのにトップチームが決まっていました。前戦シンガポールGPはフェラーリのサインツが優勝、6戦目のイタリアで予定されていたエミリオ・ロマーニャGPは大雨によるサーキット周辺の洪水の影響で中止されており、それ以外の15戦でフェルスタッペンともう一人のドライバー、セルジオ・ペレスが1位を取っておりポイントを重ねていたのです。
 現時点で2位はメルセデスチームですが、仮にその2人のドライバー(ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセル)が今後のレースでトップと2位を独占し、レッドブルの2人がまったくポイントを取れなかっとしてもメルセデスのポイントはレッドブルに届かないということになります。


 1階は ウェルカム・プラザ・アオヤマ という名前のショールーム。入って右奥にF1マシーンが展示され、周りに人が集まっていました。

 展示されているのはレッドブルの「RB19」。ショーカーという展示用に作られた車でした。実際に鈴鹿で走っていたマシーンは来週(10月6日〜8日)に予定されている次の開催地、中東のカタールに向かっているはずです。それでもマシーンのフォルムや大きさには感動させられます。同じ形のものが鈴鹿を走っていたのですから。ここでは、係の人がでかいカメラを持った人に何かを説明したり、子供づれのお父さんが記念写真を撮ったりしていました。このショーカーはホンダのウェブサイトによると来週月曜日10月2日まで展示するということでした。


 同じフロアには「マイルス・ホンダ・カフェ」があり、その前には広いスペースにテーブルが並べられ、休憩できるようになっていました。ホンダマシーンをお目当てに来た人だけでなく、通りがかりの人たちもいました。ベビーカーを押して入ってきたママ友らしきグループもいて、このあたりの人たちには使い勝手の良い場所になっているようでした。

 ところで、今週末は(9月29日〜10月1日)ホンダが拠点としている栃木県の モビリティリゾートもてぎ で世界最高峰のバイクレース、MotoGPが開催されています。ホンダバイクを操って参加する選手の紹介もありました。



 近くには神宮外苑の並木道があります。陽は短くなってきましたが、木々の葉が色づくにはまだ時間がかかりそうです。


 青山通りは自動車関係のお店もあって、東京メトロの隣の駅、外苑前駅の近くにはレクサスやBMWといった高級車の店舗もあります。
 以前は、フェラーリやテスラのお店もあったと記憶しているのですが、今は移転してしまったのでしょうか、このあたりには見当たりませんでした。


 そして、ホンダ本社ビルの近くに戻りますが、青山通り(国道246号)を挟んでホンダの向かい側にはアストン・マーチンのショールームがありました。

 F1ではホンダがレッドブルのエンジンに協力するのは2025年までとなっていて、2026年にはホンダはアストン・マーチンチームにエンジン(パワーユニット)を供給することが決まっています。将来のチーム仲間がすぐ近くにお店を構えていることが興味深くて、撮った写真でした。



 ところで、ショールームのあるホンダの青山ビルについては、今週(9月27日)もう一つ話題がありました。ホンダが本社ビルを建て替えるというプレスリリースを発表したのです。
 再来年、2025年の春にビルを解体し、2030年ごろまでに同じ場所に新しくビルを作り直すということです。その間、業務は虎ノ門と埼玉県和光市に分散されるようです。このショールームはレースが好きな人の間では有名な場所なのですが、しばらくは見られなくなりそうです(別の仮の場所に移るのかもしれませんが…)。


(2023年9月30日、行ってみたのは9月28日)


この記事が参加している募集

F1を語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?