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きみの名は/れいりちゃん2023

こんにちは。
出張撮影Your PhotographyのReiriです^^

よく言われますが、私の名前はちょっと変わってます。
世代的にも珍しく、幼少期はよく『れいこ』とか『れいら』とかに間違えられていました。漢字的には他に読みようもない筈なのですが、あまりに耳慣れない響きに昭和の大人たちはよく勝手に変換してしまっていたようで。
漫画の登場人物にさえ同じ名前のキャラクターがいません。いちばん近くて、某海賊漫画に出てくるダンディズムな冥王の人でしょうか。
余談ですが、私の名付けについては、父に語らせるとゆうに1時間以上はかかります。想いの丈を詰め込んでくれたのはとっても嬉しいのですが、毎回同じ熱量で同じ話をしてるのも凄いなあ、とゆるく聞き流しています。

というわけで、幼少期から私は同じ名前のひとにお会いしたことがありません。ネットとかで調べると何人かいらっしゃることは把握しているのですが、直接自分がお会いしたことはなかったのです。
そんな私が初めてお会いした『れいりちゃん』は、自分が撮影をご担当していた男の子の、妹さんでした。

生後50日で撮影させていただいて以来のお付き合いである『たっちゃん』が、お兄ちゃんになったのは数年前。その年、私は妹さんが生まれた、ということしか知らないまま撮影に入らせていただきました。
たっちゃんの初めての撮影の時と同じくらいの、生後50日くらいの、小さな女の子。たっちゃんによく似た面影を見ながら撮影させてもらった、その妹ちゃんのお名前が『れいり』ちゃんでした。
さすがに私の名前を由来にしていただいたわけではないのですが(笑)、たまたま候補に出ていたいくつかの名前の中に『れいり』があって、総合的になんか良いかもね~ってなっての名付けだったそうで(漢字は違います)。
私が、自分の人生で初めてお会いした、自分とおんなじ名前の女の子。小さくってほわほわな赤ちゃんを見ながら、
「おんなじ名前のひとりの大人として、ちゃんと正しく生きよう」と強烈に思ったのを覚えています。

あれから数年経って、ほわほわな赤ちゃんだったふたりは頑固シーズンや人見知りシーズン、愛想笑いシーズンを越えて、何だかすっかり『こども』として一人前になりました(変な言い回しですけども)。
兄のたっちゃんはここ数年将棋にハマっていて、結構年上の人も参加してる将棋クラブの中で黒星なしの19連勝という快進撃を続けているとのことで、サッカーボールをボンボン蹴りながらそんな話を聞いていると、そういえば3歳くらいから普通に足し算ができてたことも思い出したりして、
「たっちゃんは文武両道なんだねえ」と感心してしまいます。
「ブンブリョウドウってなに?」というたっちゃんの質問に、パパさんが丁寧に答えていたのが印象的でした。


そして、れいりちゃん。久し振りにお会いしたので最初はちょっともじもじしていて、そんな彼女にママさんは優しく
「このお姉さんの名前覚えてる?れいりちゃん、っていうんだよ」とニコニコ話しかけておられました。
艶々の黒髪と、ふくふくほっぺが彼女の魅力。このほっぺ、2歳の頃とかは本当にもう「おもちなの…!??」というふくふく具合で、愛想笑いシーズンだった彼女が愛想笑いしてくれてるのをいいことにもちもちほっぺの感触を散々堪能させていただいたのも良い思い出。
少しお姉さんになった彼女のほっぺは、全盛期(?)と比べれば幾分かスッキリしたようにも思いますが、そのふくふく具合はまだ健在。ほんと、いつも触ってごめんね……。


たっちゃんがボールを蹴り出すと、れいりちゃんも追い掛けます。ボール捌きがちゃんとサマになってるたっちゃんと、走り方がまだまだ子犬みたいにコロコロしてて可愛いれいりちゃん。パパさんママさんはそんなふたりを見守りながら、
「ああ、でも、れいりが付いていけてるねぇ」としみじみ仰っていました。

なんとなく、日常が垣間見える瞬間。きっと、ちょっと前まではお兄ちゃんと遊びたくて追いかけてみても、ボールに触らせてももらえず翻弄されて、そのうち泣いちゃったりとかしたのかも知れません。
今は、ボールに触れなくてもそれも遊びとして楽しめている。私も兄がいたのでよくわかるのですが、外遊びにしろゲームにしろ、負けることや敵わないことも楽しめるようになってから兄と一緒に遊べることが増えたような気がします。年齢差の分はなかなか追いつかないところも勿論ありつつ、たまに勝てるとめちゃくちゃ嬉しくて、兄は兄でたまに手加減してくれたりもして、そういうバランスを取りながらふたりで遊べるようになっていく感じ。きょうだい、の感じ。
今のたっちゃんとれいりちゃんを見ながら、そんなことを思い出してしまいました。

ほわほわの赤ちゃんだった時代を知っているからこそ、お外でこんなに元気いっぱいに走り回る一人前の『こども』になった彼らの撮影をしているのが、本当に不思議な感じです。
会話のやりとりや走り回るたくましさに翻弄されながら成長を感じたり、初めて会った赤ちゃんの頃の面影が不意に重なる表情を見付けてじんときたり。毎年毎年、そんな再会を重ねてきたふたりとの、今年の新しい思い出。
子どもたちの変化と成長は目覚ましくて、毎回撮影の度に驚かされて、かくいう私はなかなかそこまでの伸び率で成長できてはいませんが(笑)、いち『れいりちゃん』として、できる限りかっこいい背中を見せてあげられる大人でありたいなあ、とこっそり自分の背筋を伸ばさせてもらっている時間だったりもします。

今年もこうしてお会いできて、本当に幸せでした*^^*
また会える時まで、かっこいい大人でいられるように頑張ります!!!!

四葉のクローバーを見付ける才能があるふたり。


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出張撮影【Your Photography(ユア フォトグラフィ)】

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【Your Photography】はそんなコンセプトで、神奈川を中心に皆様のお近くへ伺いながら出張撮影をさせていただいております。
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