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レンズは目の延長になる。

写真家のハービー・山口さんの著書
「良い写真とは?」〜撮る人が心に刻む108のことば〜
の中の以下のような文が目にとまった。

対象をとらえた時、レンズは目の延長になり、撮影者や見た人の感情が動けばレンズは心の延長になる。

良い写真とは?撮る人が心に刻む108のこどば 第1章 こころで写す より
ハービー・山口:著

そんな写真が撮りたいなぁ
でも、きっと狙っていたらそう言う写真にならないでしょうね。
出来上がった写真が、結果的良そうなると言うことなんだろうなぁ。

信じられる写真。人間には人格が備わっているように、写真にも人格や品があります。あの人は信用出来ない、あの人は信用出来る、などの人格が写真にもあるのだと思います。

良い写真とは?撮る人が心に刻む108のこどば 第1章 こころで写す より
ハービー・山口:著

人間力を磨かなくては、そんな写真は撮れない気がします。表現物には、制作者の人格が宿るとわたしも思うのです。
だからこそ、写真は魅力的なんだと思います。撮った写真に人格が宿らないなら、AIが作った画像でいいですからね。

収入をもたらす写真や仕事は重要ですが、人様の役に立つ写真を撮ることの方が自分の人生でより大切だと自覚すると気持ちが少し楽になるのでは?

良い写真とは?撮る人が心に刻む108のこどば 第1章 こころで写す より
ハービー・山口:著

わたしも、写真を通して人に楽しい気持ちを味わってもらいたいし、多くの楽しい時間を写真に残したいと願っています。
どうせ撮るなら、楽しい時間を切り撮りたい。見返して笑顔になるような写真を届けたい。
収入や評価は、その結果としてあったらうれしい。

写真を撮る勇気をくれる素敵な本です。ハービー・山口さんの優しい人柄が文のそこかしこににじみ出ていて穏やかな気持ちになれます。
写真を撮る方には、とてもお勧めの本です。

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