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《港町の戦士たち》ヴィッセル神戸2023シーズン選手評価 GK.DF.アンカー編

みなさんこんにちはこんばんは、Jリーグ若手紹介です。今シーズン、我らがヴィッセル神戸はJ1リーグ初優勝を成し遂げました。

サポ歴も13年目になり、今季も全試合を現地とDAZNで観戦しましたので軽ーく選手たちを振り返りたいと思います。

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GK

1.前川 黛也

守護神としてヴィッセルのゴールを守る彼は今季最も成長した選手の1人です。キャリア初の全試合出場に加えて約2年半ぶりの代表復帰。課題であったキックの精度も改善が見られ、十八番であるアンパンマンばりのパンチングは幾度となくクロスを跳ね返し続けました。この活躍にはポルディもニッコリでしょう。インタビューや公式YouTubeを見る限り、喋りの方はまだまだ上達の余地あり。

28.坪井 湧也

昨季は終盤チャンスを掴んだものの、今季のリーグ戦出場はありませんでした。それでも練習や試合前のアップで見て取れるキックの精度はチームでもNo. 1。ルヴァン杯のA名古屋戦では再三の決定機を好セーブ。ユース出身として期待せずにはいられません。

32.廣永 遼太郎

彼も今季リーグ戦、そしてルヴァン杯でも出場がありませんでした。立ち位置としてはGKの4番手と言ったところ。ですが黛也が話すように、裏の守護神としてアドバイスを送るなど、GK陣最年長として親身に接していたようです。スタジアムでも32番のキーパーユニをたくさん見かけます。プレシーズンマッチでは自ら与えたPKを止めたシーンにスタジアムが湧きました。

40.フェリペ・メギオラーロ

ウーゴ・ソウザを逃し、2月にやってきたリッピさんことメギオラーロ。年代別ブラジル代表も何度か経験しており、期待は高まるばかりでしたが、来日初年度は実力を発揮しきれず。ルヴァン杯で出場機会を得るものの、守護神定着とはならず、坪井と2番手を争っているという感じです。

CB

3.マテウス・トゥーレル

・序盤戦は出場機会がなく、どうしたものかと思っていましたが、結局25試合に出場。菊池流帆、山川哲史などCBに負傷者が相次いだ苦しい時期を救ってくれました。今季はスピードのあるアタッカーには弱さを見せる場面もありましたが、痺れる場面での2ゴールも。前半20分で交代。次節にちゃっかりスタメンなど、サポーターをヒヤヒヤさせたことも懐かしいです。

15.本多 勇喜

・まさに神様本多様。まさかこれほどまでの神DFだとは。菊池、トゥーレルのバックアップと思っていましたが、いざ蓋を開けてみると開幕スタメン。噂に聞いていた通り、驚異的な跳躍力、そしてフィードの上手さも光り、後半戦での守備的な左SBでも存在感抜群。そして謙虚。昨年、京都でベンチを温めていた選手とは思えない程のビッグサプライズでした。

17.菊池 流帆

・ヴィッセルのハッシュタグ王ことダビドリューホ。3節のガンバ戦で昨年とは反対側の左膝の靱帯をやってしまい、約8ヶ月の離脱を余儀なくされました。先月から練習には復帰している様子も見られ、来季は完全復活が待たれます。ちなみにSNSの方はというと、Instagramの投稿をするたびに訳のわからないハッシュタグを付けまくり、自らを八村リューホやサクラギリューホと名乗りました。

23.山川 哲史

・本当に素晴らしい活躍ぶりでした。昨季は右SBでの出場もありましたが、自分が輝くのはCBだということを自ら証明。対人、空中戦は無類の強さを誇り、対角へと届ける絶妙なフィードもバンバン炸裂。近年のヴィッセルでは数少ない生え抜きCBな気がします。てっしには是非4番を付けて、北本久仁衛コーチのようなCBになってほしいと思います。

34.尾崎 優成

開幕戦から出場機会を得て、早くもブレイクがと思われましたが定位置確保には至りませんでした。右SBで使われることが多いのは強度不足の証拠。かと言って右SBだと攻撃が停滞してしまう。昨季はACL準々決勝でも抜擢されただけに、ポテンシャルは確かなものがあります。来季はレンタルか、それともブレイクか。

41.高橋 祥平

相次ぐCBの怪我人の穴を埋めるために3月中旬に緊急補強され、思わぬ形でヴィッセルに戻ってくることになったJリーグきってのヤンチャ系男子。ルヴァン杯や天皇杯が主戦場になりましたが、かつてのような輝きは見られず。個人チャントが難しいため、来季の去就が気になります。

SB

2.飯野 七聖

チームでも1.2位を争うスピードスター。昨季の怪我の影響もあってか、前半戦は張り切りすぎて空回り。そんな場面が度々見られました。スタメンは4試合しかなく、SBというよりはWG向きな選手なんだなと改めて認識した今季。とは言っても試合終盤に出場し、多少アバウトなボールでも、爆速で右サイドを駆け上がってマイボールにしてくれるのは本当にありがたい。クロスはもう少し精度の向上をお願いします。

19.初瀬 亮

守備ができればとっくにA代表に定着している。と毎年のように言われ続けているような…
今季は8アシストと、高精度のキックが冴え渡りました。特にDFの背後に落とす浮き玉のパスは絶品。苦手な守備も少しづつ改善が見られています。最大のハイライトは、H湘南戦のFK。中村俊輔を宿したようなスーペルゴラッソでした。8割が忘れているであろう、シーズン前に敢行したアメリカツアーでも決めてたな。

24.酒井 高徳

言うことはありません。両SBとCBに加え、ついにはボランチもこなしてしまった。今季は21年から続いていた連続スタメン出場が途切れたものの、やはり存在感と重要度は相変わらずです。

アンカー

6.バーリント・ヴェーチェイ

齊藤未月の長期離脱に伴い、9月に加入したバリバリのハンガリー代表。ELやユーロ予選にも出場経験があるので即戦力として期待されましたが、コンディション調整の難しさもあって感じ実力は発揮しきれず。始動から帯同できる来季は培ってきた経験と能力を存分に発揮してもらいたいと思います。愛称はバロ。

16.齊藤 未月

前半戦のMVP。プレシーズンから調子は良さそうだなと思ってましたが、相手のボールは強奪するのに自分はボールを取られないという理不尽さ。なぜ彼が代表に呼ばれないのか不思議で仕方なかった。フランス代表のカンテのようだと言われるのも納得でした。24節のH柏戦でシュートブロックに入ったDF2人からのスライディングタックルを受けて全治約1年の超大怪我。名古屋戦では松葉杖をついていましたが、元気そうな姿を見れて一安心です。

25.大﨑 玲央

加入時は金髪が似合う爽やかイケメンでしたが、シーズンを重ねるごとに風貌がマフィアのボスに近づくお調子者。展開力を活かしてアンカーとして起用されていますが、中盤での義務雑パスは今季も相変わらず。ファウルで止めるべきところでしっかり止めてイエローをもらう強かさが光りました。

33.扇原貴宏

後に登場する井出遥也と共に、終盤のキーマンとなりました。昨年はイニエスタのリクエストもあって加入しましたが、本領発揮とはならず。サポーターも良さがあまり分からないと困惑気味でした。ですが、やはり実力は本物で、姿勢の良いフォームから放つ長短のパスは美しいものがありました。フリーになれば上手いのに、ポジション柄狙い目になりやすいというもどかしさが逆に好感を生む。そんな選手です。

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前半はここまで。

IH、FW編もまた後日投稿します。


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