森保さん、左SB困ってますよね?前編
みなさんこんにちはこんばんは。
Jリーグ若手紹介です。
2018年森保ジャパンが発足してから様々な選手が日本代表に招集されてきました。
その中でボランチと2列目。
このポジションは固定されていると言ってもいいでしょう。
そんな森保ジャパンで今最も新たな人材を発掘すべきポジション
─左サイドバック─
日本代表の左サイドバックは長きにわたって長友佑都が務めてきましたが、彼も36歳という年齢もありパフォーマンスの低下は否めません。
そんな今、日本代表の左サイドバックに関わってきそうなJリーガーを紹介して差し上げようじゃないかというわけです。
特徴と懸念点に加え
クラブでの貢献度
将来性
国際大会経験
この3つを5段階(S、A+、A、B+、B)で評価していきたいと思います。
※森保体制で招集された選手は除きます
森保監督
是非この記事を参考にしてくださいね
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①永戸 勝也 横浜F・マリノス
クラブでの貢献度:S
将来性:B+
国際大会経験:B
まずご紹介するのは、マリノスが誇る超攻撃的左サイドバックの永戸勝也です。
特徴
仙台から始まり鹿島、マリノスとJ1で3クラブで定位置を掴み、昨季はJ1優勝に大きく貢献しました。
彼の長所はサイドバックの枠に収まらないそのプレースタイル。
ウイングの位置にいたり、時にはトップ下の位置にいたりとまさに神出鬼没。
そしてキックの精度も非常に高く、今季は無回転のフリーキックを決めています。
懸念点
ただ一つ気になる点として代表に招集された場合、三笘との縦関係になるわけですが
カットインが武器の三笘の後ろにインナーラップを得意とする永戸を配置してしまうとお互いの長所が相殺されるのではないかという点です。
永戸もその辺りは賢くプレーできるとは思いますが、より三笘のドリブルを活かすのであれば、純粋にオーバーラップしてくれるサイドバックの方がやりやすい気もします。
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② 初瀬 亮 ヴィッセル神戸
続きまして、今季好調の神戸から初瀬亮をピックアップ
クラブでの貢献度:A+
将来性:A
国際大会経験:A+
特徴
ハリルホジッチ体制でA代表に招集経験もある初瀬。
彼の長所は両足での正確無比なキック。
左右問わず両方のサイドバックでプレーすることができ、両足から放たれるキックは国内でも屈指の精度を誇ります。
今季初ゴールは彼のキック精度を象徴するようなフリーキック。
懸念点
正確なキックを武器とする一方、1対1での対応や不用意なパスミスなどの守備面が不安視されています。
以前よりは少しづつ改善されているとは感じますが、代表レベルの選手たちと比較すると劣っている印象を受けます。
25歳と脂も乗っている時期ですし、明確な課題に取り組み、是非とももう一度日の丸を背負って戦ってほしいところです。
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③ 黒川 圭介 ガンバ大阪
クラブでの貢献度:A+
将来性:A
国際大会経験:B
3人目は調子を上げてきたガンバで頭角を現している左サイドの注目株を。
特徴
彼の長所は技術の高さと賢さ
長年ガンバの左サイドバックを務めた藤春を押し退け昨季定位置を獲得し、チームの年間MVPにも選出。
豊かなスピード、長い距離を運べるドリブルなど何かに突出しているわけではなく、様々な武器を高水準で揃えています。
また、相手によってプレーのスピードや対応の仕方を変えられる賢い選手でもあると思います。
昨年のJ1初ゴール
深い位置まで持ち込んでの利き足とは逆の右足で見事なシュート。
懸念点
初瀬と同様に、守備面での課題が明確にある黒川。
強度は改善されつつありますが、試合によってマークの受け渡しなどの連携面では課題を残しているというのが現状でしょうか。
本人も今季は代表入りを明確な目標として掲げているので、チームと共に自らも上昇気流に乗って経験値を積んでいくことが代表への近道になるのではないかと思います。
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④松田 隼風 水戸ホーリーホック→ハノーファー96 U-23
クラブでの貢献度:B+
将来性:S
国際大会経験:A+
今月8日に水戸ホーリーホックからドイツへの移籍が発表されたU-20代表の松田隼風にも十分チャンスがあるでしょう。
特徴
彼の長所は推進力と高精度のキック
物怖じせずに前へ前へと推進力を活かして攻め上がり、精度の高い左足のキックはセットプレー時のキッカーとしても力を発揮します。
年代別代表にもコンスタントに選ばれており、直近ではU-20アジア杯やU-20W杯でもプレー。
守備でも非常にクレバーな対応を見せており、ドイツでもさらに磨きがかかることでしょう。
今年4月に決めたJ初ゴールは意外にもヘディング。
懸念点
少し気がかりなのは経験値。
Jリーグで結果を残して海外へ。というルートが一般的かと思いますが、松田の場合
昨季は12試合、今季は8試合(20節終了時点)と
代表での活動があったとはいえ
決して定位置を確保しているとは言い切れません。
国際大会での経験はあるものの、自国のリーグでスタメンを張った経験がない選手という立ち位置になるわけです。
ハノーファー96 U-23は4部に相当します。
トップチームは2部に所属し
右サイドバックに室屋成がいたりと
日本人にとって馴染みのあるクラブ。
カップ戦などでチャンスを掴み、トップチームに帯同し、すぐにとは行かずとも3年後のW杯へ照準を合わせて様々な経験をして欲しいと思います。
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⑤ 山原 怜音 清水エスパルス
クラブでの貢献度:B
将来性:A+
国際大会経験:B+
清水のアシストマンこと山原怜音。
現在は怪我の影響で戦列を離れていますが、彼もまた非常に面白い選手。
特徴
彼の長所は強烈かつ高精度の両足
精度の高いキックを蹴れることがサイドバックのスタンダードですが
山原の場合はまるでキャノン砲のような強烈なキックも持ち合わせています。
左右のサイドバックとサイドハーフでプレーでき、縦に仕掛けてクロスを上げるもよし、中へカットインしてシュートを打つもよし。
昨季チームトップタイの33試合出場、同じくチームトップの8アシストをマークして、ルーキーイヤーとしては申し分ない活躍を見せました。
体幹も強く、簡単に当たり負けしないため、守備面での強度も一定以上あると考えられます。
セットプレーのキッカーも務め、昨季は度肝を抜くような弾丸ミドルを突き刺しました。
懸念点
弱点らしい弱点がなく、攻守にバランスの取れた山原ですが、身長に限って言えば今回紹介する選手の中で最小の165センチ。
3年後のW杯を見据えるメンバーを揃えるとするならば、世界の選手たちと見比べると部が悪いのは明らか。
また、カタールW杯で守護神を務めた権田を今回の代表活動に招集していないことを見ると、J2クラブのメンバーは今後招集しないことも考えられます。
素晴らしい能力を持った選手であることは
間違いありませんし、
是非とも上のカテゴリーで代表入りを
目指して欲しいと思います。
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前半はここまで。
また後編でお会いしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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