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【アマプラ】🎥『ゴジラ−1.0』を鑑賞する。特撮(VFX)は100点だが・・・。

白組を中心としたVFXスタッフは、素晴らしい仕事をしている。
100点満点だ。

しかし・・・山崎貴の脚本は、よくいっても「60点」である。
演出は、「50点」。

ゴジラの吐く放射能光線によって、かなりの被爆者がいてもおかしくない。
なのに、銀座の放射能被害に関して、まったく触れていない。
こういう「現政府に忖度」するような態度が、私が山崎貴を嫌いにさせる。
「委員会方式」の弊害なのだが。

黒澤明は、「夢」を撮るとき、原子力発電所の事故を描いた「赤冨士」を省くように映画会社から指示された。映画会社が政府に忖度して、原発事故に触れたくなかったのだ。
「『赤冨士』をオミットしない限り、予算を出すわけにはいかない」
と言われた黒澤明は、頑として、拒否した。
「いや、省くと、違う作品になってしまう」

そこへ、手助けしたのが、スティーブン・スピルバーグである。
彼が、足りない予算を工面して、撮影は無事に開始することができた。

山崎貴には、黒澤明のような信念がない。
だから、私は山崎貴の映画を100%評価することができないのである。

黒澤明監督「夢」から。「赤冨士」。6つの原発がすべて爆発する恐怖を描く。

◆◇◆

役者は実に頑張っていたと思う・・・女優は。
男優は、どれもこれも、戦後間もない頃の人間に見えない。顔を見ると「令和の人間」にしか見えない。

女優はいい。
浜辺美波と安藤サクラは、実にいい演技をしていた。

あんなに懸垂が得意な女性が戦後にいたとは。オリンピックの体操競技に出ることができる。
安藤サクラは、本当にうまい役者になった。若い頃はイロモノっぽかったのに。成長した。

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