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5月のお菓子。不昧公お好みの松江銘菓セットを取り寄せてみました。

月に1回だけ日本各地の銘菓を取り寄せて、お茶受けにする贅沢をしています。
今月は、これ。

不昧公のお膝元、松江の御菓子司「彩雲堂」です。
城下町には御用を勤める和菓子屋があるものですが、松江はとりわけ茶の湯が栄えた街なので、名店と銘菓がそろっていて嬉しい!
茶道の稽古を始めてから、和菓子名鑑で日本各地の銘菓を調べる趣味ができました。
和菓子処といえば、やはり京都・金沢ですが、松江もそうらしい。
らしい、というのも失礼な話だけど。
江戸時代、松江藩の藩主だった松平出羽守治郷公が、破綻寸前だった藩の財政を立て直し、元々の趣味だった茶の湯に力を入れて茶道具のコレクションに励んだと知ると、がぜん興味がわきます。

不昧公お好みの銘菓は3つあり、

春の「若草」
秋の「山川」
「菜種の里」

お菓子のビジュアルを見ると、素朴で優しくて、あくまでも主役はお茶にゆずって控えめなのが好ましいです。

こういうのでいいんだよ!と言いたくなるお菓子です。
毎日午後3時にお点前の練習でお茶を立てるので、ちょっとしたお菓子が欲しいのですが、上生菓子は胃に重たいし、ようかんや饅頭は糖分が心配です。
素朴なものが一口あれば十分。これくらいで満足です。

金沢に「森八」という老舗の和菓子屋があるのですが、そこの麩饅頭がおいしすぎて、私の和菓子のイメージは変わってしまいました。
味覚の基準値を変えてしまう出会いって、あるものですね。

追記
届いたのが、こちらの詰め合わせ。
ちょっとだけ食べて、あとは家族にまかせます笑

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