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二月の茶道のお稽古日記。ヌル庵・禅語について。

ごきげんよろしゅうございます。
今日は朝からあちこち出歩いて、集中力と足腰が限界突破でした。
さすがに抹茶3杯は多い!
お腹がガボガボになりました。
いつもは抹茶を摂取すると脳がすっきりするのに、もう体力ゲージが黄色になっているので脳力もなにも、て感じでした。
大雪でお稽古が1回中止になって間があいてしまったとしても、お点前忘れすぎで自分に呆れました。
今日のお稽古は45点で追試が必要です笑

2月20日の学びを忘れないうちに記しておくことにします。
午前中は麻布台ヒルズで開催中のヌル庵へ。

3月17日まで開催されています。

寄付から茶室へ案内される道中、さまざまに散りばめられたオブジェを愛でたり、オブジェクト指向菩薩に
「なぜ茶室にヌルと名付けたのですか」
と質問をしてみたら、禅を通り越して仏教の話が始まって困惑したり笑
敷地内に人類の叡智を集結して開発した結果、人類の知性を超えたAI仏が祀られているのですね。
(わかりにくくてすみません)

茶席は最後に茶杓がお披露目されて、ヌルを大悟するのかといえばそんなことはなく。
茶杓は拝見できませんでした…。
茶杓のない茶席なんて。
それだけが心残りです。

茶席の掛け軸に用いられる「円相」のさまはヌルで、空・風・火・地、世界を構成する全てのエレメントを含んでいる。
そして、それは永遠に未完、ということかしら。。。
と、移動中の電車で考えていたのですが、そういえばヌル庵のお茶はぬるかった、、、ハッ!
ぬる…?

午後はお茶のお稽古に伺って、茶盆立てのお点前など。
どうしようもなく物忘れが激しく、自分にがっかり。
なぜって、前日にNintendo switchでフィットネスゲームに熱中して踊っていたせいで、足が筋肉痛だったのです。
歩くだけでふくらはぎがつりそうなのに、正座をしたので足腰が死亡しました。
お点前よりも、財力よりも、体力に問題があることが判明してがっかりです。
お茶席の亭主をつとめるには、まず足腰を鍛えないと。

物覚えが悪く、正座ができないことを愚痴っても面白くないので、茶菓子や掛け軸などを書き留めて終話としましょう。

ヌル庵 茶菓子 鈴懸「心葉」 まんぢゅう
稽古 茶菓子 上生菓子
   茶菓子 干菓子

掛け軸 「妙」
生花  「匂い椿」

二月の掛け軸はなんだろう、松だろうか、それとも雪解けだろうか、と予想していましたが全部ハズレです笑

「喝」か「妙」のどちらかだろうと当たりをつけて、帰宅してから調べてみたところ、「妙」で間違いなさそうです。
詞書に利休とあるので、利休の書を写したものだろうと見当はついても、一件落着どころではありません。
千利休と「妙」の関係が気になりますし、京都府山崎に
「妙喜庵」
という、利休が設計した茶室の400年前の現物が残されていると知って、さらに抹茶の沼が深くなってしまいました。

どこまではまれば、底が見えるんでしょう…。

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