エピソード98 貧乏神
98貧乏神
貧乏神(びんぼうがみ)は、取りついた人間やその家
族を貧乏にする神。日本各地の昔話、随筆、落語など
に見られる。
基本的には薄汚れた老人の姿で、痩せこけた体で顔色
は青ざめ、手に渋団扇を持って悲しそうな表情で現れ
るが、どんな姿でも怠け者が好きなことには変わりな
いとされる。家に憑く際には、押入れに好んで住み着
くという。
仮にも神なので倒すことはできないが、追い払う方法
はないわけではない。
新潟では、大晦日の夜に囲炉裏で火を焚くと、貧乏神
が熱がって逃げて