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全てはいつも自分次第

みなさんお久しぶりです。

先日行われたリトアニア国内カップ戦の際は沢山の応援メッセージとお祝いのメッセージありがとうございました。

個人としてもゴールを決める事ができたり、選手として初めての国内タイトルを獲得する事が出来ました。

またリーグ戦でもチームは優勝を決め、来季の1部リーグ昇格を果たしました。

そんな中での現在の僕の心境とここまでの経緯ついてお話ししていこうと思います。


夢に見たサッカー選手像

サッカーを初めて18年目、プロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせて2年目。

小さい頃になりたいと思っていたサッカー選手像はどんなものだっただろうか思い返してみた。

大きなスタジアムの中で、沢山のサポーターを目の前にサッカーをしている。
これが僕の理想とするサッカー選手像だったと思う。

実際にプロサッカー選手になってシーズンを過ごす中で、リトアニアという小さな国の2部リーグに位置している僕らは、そのような大きなスタジアムで沢山の観客に囲まれて試合をする機会はほとんどと言っていいほどない。


だが今シーズン、僕らのチームは大きな快進撃をみせ
とうとうリトアニア国内カップの決勝に進出する事になった。

そして決勝でゴールを決め、試合に勝利した僕は小さい頃に思い描いていたサッカー選手像に一歩近づいた気がした。


このような素晴らしい瞬間を1年前の僕は想像してただろうか。


矢印はいつも自分に

1年前リトアニア1部リーグに所属するチームと契約をし、夢だったサッカー選手としてのキャリアをスタートさせた。

だが、現実は想像の何倍も酷く、過酷なものだった。

リーグ戦では開幕から僕が移籍をするまで16試合でわずか勝ち点1というお世辞でも1部リーグを戦っているチームと言えるような状況ではなかった。

また給料の未払いや、VISAの問題など多くのサッカー外での問題も抱えていた。

このままサッカー選手としてのキャリアが終わってしまうのではないだろうか、そういった問題や不安を常に抱えながらプレーをしていた。

自分の状況に対する情けなさ、応援してくれている人への申し訳なさから、相談や愚痴をこぼす事にすごく抵抗があり、周りへ相談する事は一切なかった。


そのような状況で、僕は常に自分に矢印を向けるように言い聞かせた。

目標を見失わず続ける事でいつかこの状態が報われる、
一歩一歩僕は目標に近づいている。
そう願いながら日々自分と向き合い、矢印を自分に向け続けた。


勇気と決断


結果的に僕は1部リーグのチームから当時3部リーグに所属していた現在のチームに移籍することを決断した。


客観的に見て、自分の選択はとても遠回りをしているように見えるに違いない。

レベルの差は明らかだったし、1部リーグに復帰すると考えた時にも、サッカー選手としても大きなリスクがある、そして最低でも2シーズン下部リーグで戦わなければならない。

多くの人が言うように周りの環境というのは自分に大きな影響をもたらす。


もちろん沢山の不安があったが、僕は絶対にやり切るという信念と、どんな環境であっても自分次第で全ての状況は覆せると思っていたし、今まで僕はそうしてきた。

強い信念と意志をもって環境を変えた。


向上心

常に自分に矢印を向け、向上心を持ち戦い続けたこの2シーズン、着実に僕の目標に近づいていると自信をもって言える。

限られたサッカー人生の中で、
何を残し何を与えることが出来るか。

一見遠回りに見えるような選択でも、それが目標に対して遥かに近道になる事がある。

全ては目標や夢からの逆算が出来るかだと思う。

もちろん時には嫌になる時も苦しい時もある。

それも含めて、
僕がサッカー選手として生きている理由に違いない。

自分の人生や夢は、自分次第でどうにでもなる。

そう自分に言い聞かせ果てしない挑戦にこれからも挑み続ける。


最後に

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

異国の地でサッカーをする中で、みなさんの応援はとても僕にとって大きな力になっています。

残りのシーズンや、来シーズン間違いなく厳しい状況になっていくと思いますが、みなさんの応援を背に精一杯頑張っていきたいと思っています。

また沢山のいい結果を届けれたらなと思います。

この記事を読んで一歩でも前に進もうと思ってくれた方がいればとても嬉しいですし、一緒に頑張っていきましょう!

これからも川内陽一をよろしくお願いします!

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