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#4 学校避難所について

こんばんは。haruです。

これからの時期、みなさんが注目するのは「豪雨災害」ですよね。

平成30年7月豪雨、令和2年7月豪雨と近年豪雨災害は連続して起こっています。
起こると分かっていても、なかなか自分のこととして考えられない。そんな方も多いのではないでしょうか。

近年、地震災害だけでなく、豪雨災害の時も開設される「避難所」について、今日は少しお話していこうと思います。

今日は、みなさんに災害が起こった後のことを少しでも身近に感じて欲しいと思い、恐れ多いのですが、私の著書について紹介します。
タイトルは、『阪神・淡路大震災における学校避難所の研究~「記憶」と「記録」を継承するために~』です。

https://kobe-yomitai.jp/book/953/

私は「学校避難所」について、大学時代から勉強してきました。

目次は以下の通りです。
第1章 なぜ、今、学校避難所の研究が必要なのか  
第2章 避難所日誌から見た学校避難所の推移  
第3章 学校避難所における避難所日誌の役割  
第4章 避難所運営におけるボランティアの役割  
第5章 指定外大規模避難所から見た避難所の実態~兵庫県立兵庫高校を事例に~  
第6章 避難所運営におけるペット同伴避難・喫煙問題
第7章 過去の教訓で示された現場のノウハウに基づく「避難所マニュアル」の必要性

今回は、みなさんにとって読みやすい、とっかかりやすい部分であろう、第6章に焦点をあて、勝手ながら少しご説明させていただきます。

みなさんにとっての日常生活における習慣ってなんですか?
目次のタイトルにあるように、ペットを飼っている人、タバコを吸っている人もいるでしょう。
歯ぎしりをしながら寝る人もいれば、毎日お酒を飲む人もいます。

それらは、個々の家庭で行われている場合、誰にも迷惑はかけません。(家族は迷惑と思っているかもしれませんが。笑)

しかし、災害時に避難所で生活をするとなると話は変わってきます。
不特定多数の人間が一定のルールの基、生活しようとすると、それは「トラブル」へと変化してしまいます。

熊本地震の際にも、東日本大震災の時も、そして、26年前の阪神・淡路大震災時にもペットのトラブルはありました。
そして、今も方針が揺れている、非常に悩ましい問題です。

みなさんは、ペットが犬や猫だけだと思っていませんか?
この前、横浜市の民家から脱走した「ニシキヘビ」もペットとして飼っている方はいらっしゃいます。
あなたが運営を担当している避難所に、ヘビと共に避難した被災者が
「ヘビは、私の家族だ!!犬や猫が避難所に入れるのにどうしてヘビはダメなんだ!私の大事な家族なのに。」
と泣きながら訴えてきたら、あなたはどう対応しますか?

喫煙の問題もしかり。今は分煙が当たり前の世の中になりつつありますが、喫煙者がゼロというわけではありませんよね?
家で喫煙をされている方はいらっしゃるはずです。しかし、街からは喫煙者は消えたようになっている。

日常生活では問題にならない生活習慣も、災害時になると「トラブル」や「問題」へと浮き彫りにされてしまいます。

私は、著書でペットと喫煙について着目し、分析を行っていますが、もっと他にも避難所で起きたトラブルというものは存在すると思います。

私は、過去の事例には、将来起こると予測される大規模地震災害に備えるヒントがあると思っています。

過去の災害での出来事を無駄にしないためにも、過去の事例から学ぶ必要があるのではないでしょうか。

この記事が、何か考えるキッカケになれば嬉しいです。

haru‪‪☺︎‬

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