紙のメールをどう使うか?
従来の紙の郵便はEメールと比べて到着が遅いため、
米国では「かたつむりメール」と呼ばれている。(何ともふざけているね。
しかし郵便は無くならないし、
郵便はこれからも残り続ける。
事実、まだ紙のメール(DM)は生きている。
アメリカではむしろ増えているみたいだ。
なぜか?
そりゃもちろん、効果があるからだよ。
日本でも増えていくのは間違いないだろう。
まあ、難点を挙げるとしたら、
精々ライバルが増える可能性があることくらい。
で、紙のメールは実際どのような効果が
期待できるのか?
マーケティング広告代理店大手ソースリンクの報告によると、
クライアントの9割が
他のメディアと比べて紙のメールは
マーケティングの目的達成のために必要な要素をより多く満たすメディアだと回答している。
全米のB2Cマーケッターを対象に実施された、ターゲットマーケティングメディア利用状況調査では、
顧客獲得とその維持を目的とした場合、
ROI(投資収益率)が最も高くなるのはDMだという結果もでている。
日本では違うって?
文具店に入ってみればわかる。
封筒や便箋のコーナーから離れられなくなる、日本人は手紙大好きだよ。
EメールやSNSを使ったマーケティングが主流と言われるなか、
独立マーケティング・コミュニケーションズネットワークの調査によると18〜34歳までの世代で、商品やサービスの提案について知る方法として
紙のメールが他のメディアよりも好まれていることも分かっている。
なぜなら、
紙のメールは受け手が実際に感じられる
パーソナルなメディアだからだ。
正しい戦略をとれば個人の関心事を
ピンポイントでターゲティングできるはずだ。
さらに、
fMRIスキャンで脳の反応を観察した
バンガー大学の研究者によると、
「物理的に存在するものは、
バーチャルなものに比べて脳内でより多くの感情処理を引き起こす。」と言われている。
(ちなみに私は脳科学の裏付けに弱いので、こういう類のものはすぐに信じてしまう。
物理的なメディアが提供するリアルな体験は、手で触れられることによって様々な感情を生み出しやすいということ。
つまり、ブランドから肯定的なイメージを連想させられるようになるわけだ。
リアルな体験はパーソナルな効果をもたらし、それが行動の動機付けにつながる。
まあ長々と裏付けを書いてきたが、
要はダイレクトメールを事業に活用しよう
ということだ。
結論、
紙のメールは古くも何ともなく、
これからの可能性に満ち溢れている
媒体である。
と言いたかっただけだ。
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