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noteメンバーシップ「中村洋太の自由研究」を始めます!

このたび、noteの月額制サブスクの仕組みである「メンバーシップ」を利用して、新たなチャレンジを始めることにしました。

いつも応援してくださる読者やファンの皆さまに参加していただけたら嬉しいです。

ひたすら自分らしく生きて、この「中村洋太の自由研究」というメディア兼コミュニティを通して、発信していきます。作家として、より自由に活動していくための挑戦です。

少し長くなりますが、この決断に至った背景や想いを書きます。

今年2月をもって、「旅エッセイスト」としてひたすら旅と発信に費やした7ヶ月間が終わりました。資金もほぼ尽きたので、3月は「これからまた何の仕事をしていこうかな」と悩んでいました。

思った以上に旅に満足してしまい、今後の旅へのモチベーションが低下していたことも、悩む要因でした。

紀行作家を目指して活動していたはずなのに、その意欲が若干失われ、今の自分が「本当は何をしたいのか」がわからなくなりました。

そして、「再びライターとして、これまでのように仕事に励むか」と考えても、全然モチベーションは上がらないのでした。ぼくは一般的な原稿仕事を続けていると、徐々に精神的に疲弊してくるので、あまり気が進みません。

できれば、旅と発信の活動をしていたときのように、毎日生き生きとした気持ちで好きなように活動して、たくさんの発信をして、読者にも楽しんでもらって、それでいて最低限の収入が入ってくるようにしたいと思いました。

4月に入り、「ライターとして働く以外に、何か新しい可能性はないだろうか?」と考え始めました。

ふと、「自分が人から求められているものを知りたい」という強烈な欲求に駆られ、いつも通っているスタバで、初対面の方と1対1で雑談する朝活をやろうと思い立ちました。

「朝の貴重な時間を使ってわざわざ会いに来てくださる方は、ぼくに何を期待しているのだろう?」
「自分にはどんな需要があるのだろう?」

それらを知って、今後のヒントにしたいと考えました。

実際に朝活の参加者を募集してみると、想定外に反響が大きく、なんと1ヶ月先まで予約でいっぱいになる企画になりました。

昨日までの18日間で16回開催し、ふらふらになりながらも、刺激的な日々を送りました。

埼玉や調布の方から1時間近くかけて来てくださる方もいて、でもその方々が一様に「参加して良かった」と言ってくださるのです。「これはいったいどういうことなのだろう?」と謎は深まるばかりでした。

でもぼくはぼくで、20代から50代まで、いろんな業種の方からキャリアや想いや課題について聞くのが楽しくて、さらに毎回文章でまとめて自身の気付きとともにXで発信するのが良いアウトプットになりました。

自分のためにも、参加者のためにも、そして読者のためにもなるな(三方よし)と感じたので、できればこの朝活を長く続けたいと思いました。

しかし、現実は、そんなに簡単なことではありません。というのも、朝1時間話を聞いて、それだけで終わればまだしも、文章を書くのは時間がかかる作業です。

二人きりの雑談を、第三者が読んでも理解できて、かつ面白いと思ってもらえる文章にするには、それなりに技術と労力を要します。

長いときは夕方まで書いていて、投稿するとそれで一日が終わってしまいます。それで、1円も生まれないのです。みなさん手土産をくださったりして、それはとても嬉しいですが。

冷静に考えれば、生活資金の余裕すらないなかで、こんな活動を続けている場合ではありません。それは誰の目にも明らかです。

だけど、どうしてか、やらずにはいられないのです。この活動には意義や価値があると、本能的に感じられるのだと思います。自分らしい活動でもあります。目先の損得で動いてはいけないような気がしました。

だから、この活動を続けつつ、どうにかしてお金を得る方法はないかと模索することにしました。

そんななか、第11回目の参加者である松井俊祐さんからヒントをいただきました。問いを持って動いていると、不思議とシンクロニシティは起こるものです。

ぼくはどうしても、「収入は労働の対価として得るもの」という思考が強いのですが、松井さんと話すなかで、アーティストとファンの関係性のような感覚で生きた方がしっくりくるな、という気がしてきました。

つまり、ぼくは収入のためではなく、心からやりたいことをやって、それを発信していく。そして、その活動や発信を楽しんでくれる人たち、応援してくれる人たちによって、支えられていく。

そういうマインドで生きていく方が、自分も楽しいし、社会にもより大きな還元ができるのではないかと感じてきました。

そこで、まずは実験として、スタバ朝活に寄付を募ってみることにしました。コーヒー代のつもりで、500円だけでもPayPayなどで寄付していただけたらたいへん嬉しかったので、寄付のためのリンクを載せて、「このスタバ朝活は、皆さまからの応援で成り立っています」というふうにしたのです。

すると、一週間で34人もの方々から寄付が集まり、大きな可能性を感じました。

自分でやっておいて、正直驚きです。個人が勝手に開いている朝活に、寄付が集まるなんて。

でも、もうこれまでのように「自分なんて」と卑下するのはやめようと思いました。ここまできたら、自分はアーティストのつもりで、自信を持って生きていこう。そして余計な遠慮をせずにありがたくお金を受け取って、その代わり大胆に、ファン(読者)を喜ばせる活動をしていこうと決めました。

ぼくがやりたいのは、もちろん朝活に限りません。また旅だってしたいし、たくさんの本だって読みたい。ランニングや筋トレや、ピアノの練習もしたい。会いたい人に会いに行って、話も聞きたい。また九州一周の徒歩の旅などもやりたいです。

理想は、とにかく好きなこと、心の底からやりたいことにひたすら時間を割き、その活動を通して学んだことや気づいたことを、どんどん書いて発信し、支援者をはじめ、大勢の人たちに還元していくことです。

寄付は嬉しいです。しかし、活動を長く続けていくためには、継続的にサポートしていただく必要があります。

だから、たとえば月500円でいいから、月額制のサブスクリプションなどを活用して、ファンや応援してくれる方々が集まる場をつくりたいと思いました。それが「中村洋太応援団」としての機能を持つだけでなく、参加者同士が互いに刺激を与え合うようなコミュニティに発展したら、なお嬉しいなと妄想しています。

・中村洋太の活動を応援したい人
・何かにチャレンジしている人/したい人
・幸せに生きることを追求している人/したい人

このような人たちが集まる、明るくバイタリティー溢れる場になってほしいです。

そんなときに、たまたまnoteさんからメールがあり、オンラインで面談をすることになりました。

「noteのメンバーシップという仕組みを利用して、中村さんがやりたいことを実現できますよ」

という話でした。少し前まではこういう試みをやろうとは全然思っていなかったのですが、ここまで書いてきたように、この2ヶ月間で心境の変化があったため、具体的な事例などを聞くうち、興味が増してきました。

「うまくいくだろうか?」というぼくの不安に対して決定的に効いたのは、noteの方の、

「試しに、3ヶ月間限定と決めてやってみてはいかがですか?」

という言葉でした。まだやってもいないことに対して、「どうやったらうまくいくかな」とあれこれ考えても、なかなか新しいチャレンジをスタートできません。

だったら、3ヶ月間限定の企画と割り切ってしまう。そしてやりながら試行錯誤していけばいい。

3ヶ月やってみて、うまくいかなければ、辞めるか、やり方を変える。
もし手応えがつかめたら、延長を宣言すればいい。

たとえ失敗しても、参加者にかかるのは、

月500円×3ヶ月間=1500円

その間も、ぼくはいろんな動きをして、いろんな発信をしていくつもりです。参加者から、「結果うまくいかなかったかもしれないけど、まあいろんな試みと投稿を楽しませてもらったよ」という感想がもらえたら、ぼくは大満足です。

だから、本一冊を買うつもりで、ぼくの自由研究に付き合っていただけたら嬉しいです。

「月500円のサブスクで、ぼくは好きなことをしながら生きていけるのか?」

という自由研究です。

また、原稿料や有料コンテンツ販売とは異なる方法で収入を得て活動することにより、ライターの新しい働き方のひとつとして、誰かのロールモデルになれればと思っています。

長くなってしまいました。本当はまだまだほかにも、メンバーシップの方針、自身の葛藤、タイトルの理由など、いろいろ書きたいことはあるのですが、それは今後のメンバーシップ向けの発信にしようと思います!

最後にひとつ、この素敵なイラストについてだけ。

昨日、こんなツイートをしました。

デザインセンスは皆無ですが、バナーにこだわっていないで早く動き出したかったので、誰もいなければひとまず自力で作ってみようかなと思っていました。そしたら昨日の深夜に、突然デザインの得意な友達からLINEがありました。

「バナー、まだ募集してますか?」

(え、嬉しい。でもプロにお願いするのも悪いし、ぼくとしては数日以内にメンバーシップを開始したいしな・・・)と思い悩んでいると、

「よかったら! 最近作字の練習してて良い題材!と思い描いてみました!」

と、いきなりこの完成されたバナーが送られてきたのです。

素敵すぎるイラストです😭

なんとびっくり! 具体的な希望は何も伝えていないのに、ぼくの好みどストライクなイラストがそこに。。。素敵な友人を持ったものです。

「ぜひこれを使わせてください!」と、バナーとして使わせてもらうことにしました。本当にありがとうございました!

というわけで、ぼくはこれからメンバーシップの参加者に向けて、たくさん発信していきます。先ほど「メディア兼コミュニティ」と書いてしまいましたが、主目的はあくまでメディアです。「ただ中村さんの発信が読みたいだけ」という方こそ、参加していただきたいです。ひとりでも多くの方に、紡いだ文章を読んでいたけたら嬉しいので、引き続き応援よろしくお願いいたします!


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