20年勤めた会社を辞めてマレーシアに移住した話 [#3仕事編]
こんにちは。yosshyです。
なぜ私たち家族が海外移住を思い立ち、どう計画〜実行してきたのか、自分自身の備忘録として、また同じような境遇の方へちょっとでも参考になればと思い、記録しています。
もし興味がありましたら、[はじまり編] から読んでもらえると嬉しいです。
移住計画のロードマップ
さて、前回はこれから仕事にどう向き合っていくか葛藤しているところでした。
「なぜ海外移住」というチャレンジをするのかについては振り返りましたが、半ばノリだったということは否めません。
計画凝り性の私に対して、やってみればいいじゃん!な感覚派の妻。
凸凹な夫婦だからよく喧嘩もするけど、そこがお互いうまく補い合えているのかもしれない..。
まずは改めて海外移住のロードマップを考えなければいけませんでした。
短期なのか、最終的には海外に永住を考えるのか。
そして、根本的な課題であった仕事をどうするのか。
恥ずかしながら投資などの資産運用も得意な方ではなく、40歳で仕事を辞めて流行りの?FIREができるような状況でもありません。
理想としてはもう少し仕事量をセーブして子供達と過ごせる時間を増やしたい。
やると決めたんだし、まずは自分がなにをできるのか選択肢を洗い出すことから始めよう。
職場に相談してみる
当時の私の仕事は、在宅とオフィスの勤務が半々くらい。
仕事柄ハイエンドなマシンが必要でしたが昨今の技術進歩もありノートPCがあれば、どこからでも仕事ができるワークフローも実現できていました。
あくまで日本国内ですが、地方からのフルリモートも少しずつ社内事例が出始めていたころ。
理論上国外からでもネットワーク環境さえ整っていれば、仕事は継続できそうじゃないか。
物理的に距離が離れることによる課題はあるにせよ、仕事ができないわけじゃない。
思い立ったが吉日。
早速職場に相談を持ち掛けました。
単刀直入に日本国外からのフルリモート勤務を認めてもらえる可能性があるか、問いかけたのです。
「家族との時間。息子たちの将来のために海外で教育に力を入れたい。」
こんなことを遠回しせず、まっすぐ相談できる上司でしたから、本当に恵まれてたなと思います。
その後、部長・人事まで掛け合うことになりましたが、残念なことに結論はNG。
そう現実は甘くなかった...。
詳細は割愛しますが、会社としては将来的に実現していきたい働き方ということで真剣に取り合ってもらえたものの、現実的に乗り越えていかなければいけない壁が複数あったということで、今の時点では叶わなかったというのが実情でした。
当時の仕事はストレスも大きくなってきたと先に書きましたが、好きな仕事だったし、なんといっも福島から出てきた田舎者の小僧をここまで育ててくれた職場・上司です。
感謝の念は尽きません。
退職せずに済むならそうしたかったけれど、今は家庭を優先したい。
相談を持ち掛けてから、しばらく何事もなかったように職務を全うしていましたが、最終的に20年近く勤めた会社を退職することに決めました。
現職をフルリモートで継続する選択肢がなくなりましたが、これも一歩。
次点で考えられるのは、フリーランス。
または国外からのフルリモートを認めてくれる会社への転職か。
当時の職場からは業務委託の雇用形態であれば海外勤務事例はあるとの提案もあったけど、収入面の懸念もあったため、転職に意識を切り替えてみました。
とはいえ、駐在でもなく個人の都合で海外からフルリモートで雇用してほしいって、なかなかに勝手な申し出です。
転職エージェントにこんな条件で受けてくれるところはあるか相談して、複数社交渉してもらいました。
ほとんどは現職とほぼ同じ理由で、難しいという回答。
そんな中で、こんなわがままな条件でも検討してくれる会社がみつかり、相談を重ねて結果的に海外フルリモートの勤務形態を認めてもらうことができました。
私の仕事が決まり、勤務地の課題はクリアできたけど、果たして家族との時間を持てるのか。
それはこれからの努力になりますが、これも着実な一歩。
妻は現地就職を視野に入れていましたが、最終的には就職を一旦見送り。
やはり子供たちとの生活サイクルの改善を目指しているわけなので、また共働きで同じ轍を踏まないよう、妻には海外での学校サポートに力を入れてもらうことにしました。
この決断に至るにもしんどいことが多かったので、この判断に乗ってくれた妻には感謝です。
ビザについて
妻と子供たちは学生+保護者ビザ。
私はノマドビザという形のものを目指すことにしました。
マレーシアでは「DE Rantau(デ・ランタウ)」というビザになります。
2022年10月に始まったばかりの新しいビザということもあり、情報が少ない!
取得に成功した方達の情報は非常に参考になるものが多く、発信してくれたことにとても感謝しています。
こちらも本当に大変なことがたくさんあったので、後日体験談をまとめたいです。
私たちはビザエージェント等を通さず、自力でビザ申請や住宅探しをするつもりだったので、かなり時間的には余裕をもって動いていたのですが、結果的には出国予定日ギリギリにビザ承認が下りるという展開となり、本当にハラハラでした…。
もう、途中から行き当たりばったりすぎる我が家の展開をエンタメ的に自分たちで笑っていました。
無理やり笑い話にしないとやってられん...(苦笑)
つい最近のことなのに、こうして振り返ってみると、あっという間のことだと思っていた準備期間も本当にいろいろあったなあと思い出してくることが多いです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また続きを書こうと思いますので、もし興味がありましたら、ぜひフォローお待ちしております。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?